小沢剛、戦争を経験した「架空日本人画家像」をリサーチから作る個展

『小沢剛展 帰って来たペインターF』が、10月23日から東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催される。

小沢剛は1965年に東京に生まれた画家、現代美術家。同展では、2013年に小沢が発表したインスタレーション作品『帰って来たDr.N』に続く『帰って来た』シリーズの第2弾作品を紹介する。展示作品は、戦争中にインドネシアで従軍した架空の日本人画家「ペインターF」の戦前から戦後の生き様を物語にした絵画と映像作品だ。

小沢はペインターFの物語作りに際し、実在した従軍画家たちのリサーチに加えて、インドネシアの美術史家、画家、ミュージシャンらとの対話を実施。物語の制作段階から作品制作まで全て彼らと共同で手掛けたという。

また、11月3日には画家・藤田嗣治の生涯を描く映画『FOUJITA』で監督を務めた小栗康平と小沢の対談を開催。12月6日には同展のインドネシアでのコーディネーターを務めたインディペンデントキュレーターのレオンハルト・バルトロメウスと小沢の対談も行われる。各イベントの参加申し込みは現在受付中だ。

イベント情報

『小沢剛展 帰って来たペインターF』

2015年10月23日(金)~12月27日(日)
会場:東京都 銀座 資生堂ギャラリー
時間:11:00~19:00(日曜、祝日は18:00まで)
休館日:月曜
料金:無料

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