倒産した渋谷の老舗レコード店「テクニーク」の元スタッフ、独立して新ショップ設立のためクラファンを実施

運営会社の倒産のため閉店したテクノミュージック専門の老舗レコードショップ「テクニーク」の元スタッフが、新たなウェブショップを立ち上げるため、CAMPFIREでクラウドファンディングを開始している。目標金額は500万円で、「テクニークを復活させたい」という思いのもと、スピリットを継承した店を目指すという。

メイン画像:CAMPFIREプロジェクトページより

国内外のDJや音楽マニアが足を運んだ渋谷の老舗レコードショップ

渋谷でテクノミュージック専門のレコードショップとして営業してきたテクニーク。テクノ以外にもハウス、ディスコ、実験的なエレクトリックミュージックなどさまざまなジャンルの音楽を取り揃え、国内外のDJや音楽マニアが足を運んだ。CAMPFIREのプロジェクトページによると、今年7月に運営会社である株式会社エナジーフラッシュが倒産。スタッフは全員解雇されることが告げられたという。

「テクニークを復活させたい」

今回のクラウドファンディングは、「テクニークを復活させたい」という、テクニークの元スタッフ冨永、須貝の思いから実施。クラウドファンディングのプロジェクトページには、「新規のお店としてテクニークのスピリットを受け継ぎ、自分達の今までのノウハウを活かし、仕入れのルートを確保しながら新たに開拓し、今まで応援して下さった大事なお客様やDJに良質な音楽を提供していければと思います」と綴られている。なお、新店はテクニークと業務上の関係はないとのこと。

冨永、須貝両名は、倒産した運営会社の代表について、 「数え切れないくらいお世話になり、救ってもらった事をとても感謝しております」ともコメント。「全く恨みなどはございません、自分達に倒産を伝えるのは本当に心苦しかったと思います。手助け出来なかった自分達を悔やみました」と、苦しい胸の内を明かした。

目標金額は500万円。資金の使い道は新譜レコードの仕入れ資金や、ウェブショップの開業資金・開発費、活動場所の確保、諸経費・設備費・準備費およびスタッフの賃金、CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料にあてられる。

支援金額に応じたリターンには、新サイトにアップされる商品の無料貸出や、6か月送料無料・6か月全商品20%オフ・初回購入時ステッカー提供などが用意されている。

募集方式は「All-in方式」。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンが届けられる。10月上旬にはウェブショップがオープン予定。

>>「倒産したテクノミュージックショップ【テクニーク】を引き継ぎ復活させたい。」プロジェクトページ



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