「パリは燃えているか」が『映像の世紀バタフライエフェクト』番組タイトルに

『映像の世紀バタフライエフェクト「パリは燃えているか」』が11月27日22:00からNHK総合で放送される。

「パリは燃えているか」は第二次世界大戦末期、ナチスドイツ占領下にあったパリで市民が一斉蜂起したことを知ったヒトラーが、破壊を命じた際に叫んだと伝えられている言葉。作曲家でピアニストの加古隆はこのエピソードにインスパイアされ、『映像の世紀』シリーズのテーマ音楽“パリは燃えているか”を作曲した。

同曲をエピソードタイトルとする回は、シリーズ開始29年目にして初。放送ではパリを唯一無二の街にしたシャネル、ピカソ、ドゴールの物語を中心にパリの激動の百年を描くほか、加古が“パリは燃えているか”を演奏する撮り下ろし映像が公開される。

NHKのオフィシャルYouTubeチャンネルでは、放送未公開の“パリは燃えているか”ピアノ演奏フルバージョンが公開中。

【加古隆のコメント】
『パリは燃えているか』という曲名は、第2次世界大戦時のナチス・ドイツが、パリを破壊しようとした作戦に由来しています。「パリ」というと、私が留学し若い頃に何年も住んだ体験を通じて、人間が生み出した素晴らしい文化や歴史を象徴的に感じますし、「燃えているか」という言葉は、同じ人間の繰り返す戦争や破壊のイメージです。しかし、パリの運命は消されることなく現在、私達の前に残されているのです。
番組タイトルを聞いた時には、私の曲名でもあり本当にうれしい思いがしました。1970年代から80年代にかけて青春時代をパリで過ごしたことは、私の人生の宝物と言っても過言ではありません。パリを巡ってどんな物語が展開するのか、とても楽しみです。

【番組プロデューサー 寺園慎一のコメント】
「バタフライエフェクト」でパリをやるからには、加古さんの「パリは燃えているか」を番組タイトルにしようというのは迷いなく決めました。
「たゆたえども沈まず」を市章に掲げ、多くの試練を乗り越えてきたパリの歴史を語るには、人間の罪と勇気を感じさせるこの曲のタイトルこそふさわしいと考えました。
私は「新映像の世紀」から10年近く携わり、編集室やスタジオでこの曲をおそらく1000回以上聴いています。映像の中に、この曲が静かにすっと入ってくる瞬間は何度聴いても鳥肌が立ちます。「バタフライエフェクト」は、これからも「パリ燃え」とともに、歩み続けます。
放送をお楽しみに!

映像の世紀バタフライエフェクト - NHK [パリは燃えているか] 映像の世紀シリーズのテーマ音楽“パリ燃え” 加古隆さんピアノ演奏を撮り下ろしたSPバージョン | 映像の世紀バタフライエフェクト | NHK - YouTube


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