杉咲花主演映画『朽ちないサクラ』に萩原利久、豊原功補、安田顕が出演

メイン画像:©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会

原廣利監督の映画『朽ちないサクラ』の新キャストが発表。コメント、特報映像、キャラクタービジュアルが到着した。

6月21日公開の同作は柚月裕子の小説が原作。本来は捜査する立場にない県警広報職員の森口泉が、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる巨大な闇に迫っていくというあらすじだ。泉役は杉咲花。

新たに発表されたキャストは萩原利久、豊原功補、安田顕。萩原は泉のバディ的な存在となる年下同期の磯川俊一役、豊原は一連の事件を捜査する県警捜査一課の梶山浩介役、安田は泉の上司で元公安の富樫俊幸役を演じる。

昨年3月末に撮影現場の満開の桜の下で撮影されたというビジュアルに写されているのは、一連の事件のキーワードとなる「サクラ」の中で佇むキャラクターたち。泉は「信じてあげられなかった」、磯川は「大切な人を巻き込んでしまった」、梶山は「染みついた思想は、そう簡単には拭えはしない」、富樫は「許される日がくるとは、思っていない」とストーリー展開に大事な意味を持ち合わせるそれぞれのキャッチコピーが添えられている。

特報映像は「警察内部の闇を炙り出す、サスペンスミステリー」というナレーションからスタート。女性らしき人物が水に落とされる場面、テロと思われる騒然とした事件現場に立ちすくむ男性の後ろ姿、マントを被った人物に頭を掴まれ水に叩き込まれる人のシーンなどが確認できる。

【萩原利久のコメント】
磯川俊一役を演じました萩原利久です。
今回作品を通じて、モノや景色、起こる1つ1つの出来事に対して、当事者なのか部外者なのか、はたまた環境なのか立場なのか、主観客観、人間社会において様々な視点を感じました。自分自身も演じた当時と今とでは全く異なる見え方に変化していることもあるかもしれません。でも、自分なりに向き合った現場で演者として身体で感じた緊張や刺激は鮮明に残っています。素晴らしい経験をさせてもらい、今もいき続けています。
1人でも多くの方に観ていただけたら嬉しいです。

【豊原功補のコメント】
個々において大切にする思いと組織の論理。誰もが一個人であるはずが一体どこから権力と同化し真実を濁らせてしまうのか。人間の営みと社会の構造、つねに私の心にも横たわる深い問いがこの物語に描かれています。
私が演じた梶山という男もまた警察という大きな組織の一員でありますが、このひとりの人間が生きる矜持と生きる問いを共に感じ、胸に携えて撮影に臨んだつもりです。
本当のことはいつも見えづらくて、本当の言葉はいつも喉に詰まってしまいそうになるけれど、それでもしっかりとまっすぐな瞳でいることの強さを心に残してもらえたらと願っています。

【安田顕のコメント】
試写でこの映画を拝見したとき、その面白さに唸りました。
登場人物の入り乱れる感情、秘める思惑、そして抱く決意。
様々な表情が垣間見える作品です。
これらの点が線となったとき、皆様の目に見えるもの・胸に届くものは異なるかと思います。その一方で、どのように届くのかが興味深いほど、この作品の受け取り方には数えきれない色があると感じています。
原作・脚本・演出・出演者の皆様、何拍子も揃った臨場感を十分に味わえる仕上がり。
原監督の手腕に脱帽です。
是非、劇場でご覧ください。

【原廣利監督のコメント】
原作を最初に読んだ時に感じた見えない不穏な「空気」「匂い」がとても印象的でした。
春の「サクラ」を魅せる事で登場人物たちに纏わる「空気」と「匂い」を感じて欲しいと思い全力で撮影しました。
それぞれの「正義」が交錯する時に、物語は大きく動き出します。
今回情報解禁になった、安田顕さん、萩原利久さん、豊原功補さんのそれぞれが目にする「正義」にもご注目下さい。
杉咲花さんを筆頭に素晴らしい俳優部、スタッフと共に「朽ちないサクラ」を創り上げられた事を本当に誇りに思います。

朽ちないサクラ


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