那須塩原らしさを表現した舞台『わたしのまち』上演。脚本は田尾圭一郎、演出は宮崎玲奈

那須塩原市ART369プロジェクト実行委員会が主催する舞台『わたしのまち』が6月7日〜9日に那須塩原市図書館 みるる ホールで上演される。

同公演は、那須塩原市在住の6人に日々の生活や仕事で大切にしていること、日常の中で感じることをインタビューし、那須塩原らしさを表現した冊子『わたしのまち』を演劇の脚本として再構成したもの。

脚本を田尾圭一郎(田尾企画 編集室)、演出を宮崎玲奈(ムニ)が担当。藤家矢麻刀、渡邊まな実が出演する。音響デザインはSKANK/スカンク(Nibroll)。

6月2日には横浜・日ノ出町の日ノ出スタジオで公開リハーサルを実施。詳細は予約フォームで確認しよう。

【田尾圭一郎のコメント】
那須塩原で暮らす人々にインタビューし、その日常の想像力や感性をすくいあげた写真とことばのZINE「わたしのまち」が、演劇になりました。自然との向き合いや時間の流れかたといったこのまちの感受性は、彼らのものであると同時に、演技を通して咀嚼する役者の、そしてさらには劇を見るあなたのものとして、再発見を促していくことでしょう。暮らしの小さな気づきや愛おしさは、主語や解釈を移ろいながら、文字通り語り継がれることになるのです。かつて先人が那須塩原のまちを拓いたように、私たちはいまいちど、このまちの感性を、「わたしのまち」を、拓くことができないでしょうか。見過ごしがちだった“まいにち”の美しさを、気づき耕すことができないでしょうか。演劇「わたしのまち」は、うつし鏡のように内声の開拓へと、わたしとあなたを誘おうとしています。

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