メイン画像:© Czech audiovisual fund, source: NFA 配給:チェスキー・ケー
映画『ひなぎく 4Kレストア版』が3月14日よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。4Kレストア版本編映像、著名人コメント、新場面写真8点が到着した。
製作60周年と日本劇場公開35周年を記念して公開される『ひなぎく』は、1960年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作として愛されてきた作品。「マリエ1」と「マリエ2」が人形の真似をしたり、姉妹と偽って男たちをだまして食事をおごらせたりと自由気ままに悪ふざけを楽しむ様子が、色ズレやカラーリング、実験的な効果音や光学処理など、あらゆる映画的な手法を用いて描かれる。
公開当時は食べ物を粗末に扱う描写が反体制的だという理由で上映禁止の危機に瀕した。多くの表現者や市民が作品を擁護したことで上映の許可は下りたが、監督のヴェラ・ヒティロヴァーは1969年から76年まで7年間の活動停止に追い込まれている。
公開された本編映像は、マリエたちがおじさんに食事をおごらせるシーン。しつこいイタズラに憤慨するも、別れの場面では一転して涙を流すおじさんに対して、「もうこれで5人目!面白くないわね」「他の遊びを見つけなくっちゃね」と笑いあうマリエたちの姿が映し出されている。
同作は基本的にカラーだが、カットによって黄色やオレンジ、緑、セピアなどのカラーリングを施している。自身初のカラー作品となった同作についてヒティロヴァー監督は「色を単なる描写ではなく、機能的に使いたいと考えていました。私たちが作ろうとしたのは実存的な映画であり、この映画をとおして国が破壊されていくことに抗議したかった」と語っている。
オフィシャルグッズのTシャツとクリアファイルの画像も公開。マリエたちがバーで話すセピア色のシーンと、料理運搬用の昇降機から外を覗く2人を切り取った計2種類のデザインとなっている。なお、Tシャツはシアター・イメージフォーラム販売分のみメールでの先行予約が決定。予約受付期間は1月31日まで。詳細は公式サイトを確認しよう。
また本日1月9日よりポストカード付きの前売り券2種がシアター・イメージフォーラム、メイジャーで販売開始。
【ハービー・山口のコメント】
こんな映画観たことない。
全ての人間が教育の秩序も責任感も持たずに本能や欲求の赴くままに生きていたら、地球は1日で滅びるだろう。
例えば戦争だ。人間は地球上で最も優れている知能も持っている反面、一番愚かな生き物かも知れない。
「あなたは何をするために生きているの!」と一人一人が問われているのだ。
【戸田真琴のコメント】
60年代チェコの退屈と諦念が、現代日本を彷徨う少女たちに呼びかけている。
「行こう!ここには何もないわ」
オジサンにご飯を奢ってもらうために見目麗しく化粧を施す、カワイイに守られながら生きるすべての女の子に見てほしい映画。
【ゆっきゅんのコメント】
彼女たちと遊ぼ。飾ろ。踊ろ。怒られるようなことしよ。
あのとき何がそんなに面白かったんだっけ?って、笑ったことだけ覚えてて、何したか全然覚えてなくて、親友みたいな忘れ方で、何度も『ひなぎく』に出会いたい。
【増田セバスチャンのコメント】
ゴダール、ケン・ラッセル、ベンダース、時々ホドロフスキー。
90年代に大量に観ていたヨーロッパ映画の中に「ひなぎく」があった。
映画を見た当時の自分は、このビジュアルばかりに注目して内容はほとんど二の次だったが、ある程度大人になり、時代も変わった中で改めて見返すと、また違った味わいがある。
戦火(第2次世界大戦)を超えて、ようやく自由を手に入れた女の子たちの傍若無人で自由奔放な振る舞い。
今までの抑圧を吹き飛ばすかのように街を遊び場に変える。
映画の中に出てくる「破壊されたものをもとに戻すことはできるのか?」という言葉が、この作品の本質なのかもしれないが、女の子たちの本音はいつの時代もこうだ…
「きれいにする、きれいになる」
彼女たちの自由な言葉こそ平和へのアクションなのだ。
【さち(黒色すみれ)のコメント】
くるりくるりと軽快に変化してゆく色彩、音に心踊らされ、いたずらに笑う彼女たちに魅了されていく。
ただ息をして生きているだけでは自分の存在すら不安なの。毎日が面白くなくちゃ!
1人じゃなくて2人、男子じゃなくて女子。
女の子2人って最強なのだっ!!
夢と現実、美と醜、欲求不満をごちゃ混ぜにしたスープにお花を浮かべていただきましょう♪
自由を奪われていた時代があったからこそ、そのスープは煮詰められ、今のチェコ共和国やスロヴァキア共和国では他の国には無い独特なアートが光っている。
軽やかに流れるチェコ語も音楽のよう。
【ゆか(黒色すみれ)のコメント】
最初から最後まで目が楽しい!
私たちが「双子の姉妹」コンセプトで活動していることもあり、マリエたちの写真の切り抜きを探してはポージングを真似してみたものです。
昔はただ「ポップで可愛い乙女の映画」として観ていた「ひなぎく」を、今はもう少し深く感じることが出来たように思います。
とはいえ、若くて可愛ければ悪いことをしても許されちゃうんだもんねー!とばかりにガールズパワー全開で好き勝手やるマリエたちを見て、気分がスカッとすることは間違いなしなので、ぜひ劇場でご覧になってください。かわいいは正義!
© Czech audiovisual fund, source: NFA 配給:チェスキー・ケー
© Czech audiovisual fund, source: NFA 配給:チェスキー・ケー
© Czech audiovisual fund, source: NFA 配給:チェスキー・ケー
© Czech audiovisual fund, source: NFA 配給:チェスキー・ケー
© Czech audiovisual fund, source: NFA 配給:チェスキー・ケー
© Czech audiovisual fund, source: NFA 配給:チェスキー・ケー
© Czech audiovisual fund, source: NFA 配給:チェスキー・ケー
©Sedmikrásky, heirs c/o DILIA
©Sedmikrásky, heirs c/o DILIA
© Czech audiovisual fund, source: NFA 配給:チェスキー・ケー
- フィードバック 0
-
新たな発見や感動を得ることはできましたか?
-