バックパッカーの聖地! カオサン通り周辺のバンコク今オススメのホステル・ゲストハウス5選

タイの安宿というと、バックパッカーたちが集う雑多な雰囲気のゲストハウスが多いというイメージだったバンコク。しかしここ数年、次々とモダンでスタイリシュなホステルがオープンし、より快適な旅ができるようになりました。今回は、タイ観光の中心地となる王宮やバックパッカーの聖地ともいわれるカオサン通り周辺エリアで、タイらしい情緒を強く感じられるコンセプチュアルなホステルを紹介します。

※本記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。

ロケーションは、タイ最大の花市場の上!『YOD SIAM HOSTEL』

タイらしい活気と喧騒、そして、情緒あふれるのどかな風景を同時に感じたいのなら迷わずここへ。2015年11月にオープンした『Yodsiam Hostel (ヨートサイアム・ホステル)』は、チャオプラヤー川沿いすぐ近く、24時間稼働するタイ最大の巨大花市場・パーククローン市場の2階という驚きのロケーションにあります。

「タイの魅力、そして究極の文化体験をしてほしい」というオーナーの言葉通り、目の前には悠然と流れるチャオプラヤー川。昼は観光船や貨物船、夜はライトアップされたディナークルーズ船が行き交い、川の向こうには白い仏塔も聳え立っているという、まさにタイらしい風景を全てかき集めたかのような場所に『Yodsiam Hostel』はあります。

トゥクトゥクやヤックと呼ばれるタイの鬼神、ワットアルン(暁の寺)などタイらしい風景が随所に描かれたポップな館内には、ドミトリーが13部屋、カプセルルーム4部屋、個室デラックスルームが1部屋と、かなりの規模。

各部屋には個人用のロッカーを配置し、さらに男女分かれたバスルームはシャワー数も多く、快適に過ごすことができます。

市場らしい無機質な天井の下、デザイナーズ家具が並べられたロビーの横は今も民家になっていて、人々の生活臭を強く感じられるのもまた一興。昔から変わらないバンコクの人々の暮らしの中に溶け込むように滞在したい方にオススメのホステルです。

YOD SIAM HOSTEL
住所:390/17 Banb Mo Rd, Wang Buraphra-Pirom, Phranakorn, Bangkok
TEL:02−024−8360

100年前の古民家をリノベーション! 『Here Hostel』

約100年前の古民家をリノベーションして生まれた『Here Hostel(ヒア・ホステル)』は、2016年3月にオープンしたばかり。カオサン通りから約10分、民主記念塔のすぐ近くにある横の路地を入ってすぐの静かな場所にあります。

「タイの古い生活の様子を感じてほしい」というマネージャーの想いのもと、『Here Hostel』は生まれました。かつてバンコクは「東洋のベニス」と呼ばれるほど、街中に運河が張り巡らされていて、人々の生活には多くの船が使われていました。そんな名残からかロビー上の天井に視線を移すと、そこには古い木造の舟が鎮座しています。

タイの伝統的な民家によく見られる木製パネルの壁、貼り出した木製の天井、レトロなアンティークのキャビネットやテレビが置かれたラフな雰囲気の館内は、玄関先で靴を脱いで裸足で上がるスタイル。まるで友人の家に遊びに来たかのようにくつろげる雰囲気が魅力的。また、2階から1階にかけて滑り台が設置されていて、子供に戻ったみたいに遊べるのもユニークな点のひとつとなってます。

ドミトリーは厚手のカーテンで仕切られ、それぞれのベッドにはロッカースペースが設置され、プライバシーも充分に守られている中、快適に過ごすことができます。

オープンエアになったカフェスペースには、日中は近所の猫たちが遊びに来てはお昼寝をしていたりすることも。昔のバンコクの暮らしを味わいながら、のんびりと暮らすように過ごすのがオススメです。

Here Hostel
住所:196/3-8 Ratchadamnoen Rd, Phranakorn, Bangkok
TEL:02−024−8360
Webサイト:http://www.herehostel.com

生活臭溢れる運河沿いに佇む上質なホステル『CANALE HOSTEL』

カオサン通りから約10分、プラスメン通りと平行する運河の脇に位置するホステルが『CANALE HOSTEL(キャナル・ホステル)』。約70年前の長屋を改装し、2016年2月にオープンしました。両隣は民家、運河を挟んだ向かい側も民家。何やら無造作に積み上がった荷物、風にはためいている丸出しの洗濯物、談笑する人々の声……。この場所で暮らす人々の息遣いが色濃く感じられる、生活臭溢れる中に佇むホステルです。

部屋はドミトリー2部屋、プライベートルーム2部屋、ファミリールーム1部屋の全5室。外観は昔ながらの庶民の家そのもののようなスローな温かみを感じさせる木道造りですが、部屋の鍵はキーカード、ドミトリーの各ベッドにもそれぞれテレビを備えるなど、随所に最新の設備を導入。

また、全ての部屋、全てのベッドにタオルやバスローブが用意され、フロントも24時間対応と、まるでホテルのようなキメ細やかなホスピタリティーで、快適なステイを約束してくれます。

1階のフロント部分、運河前に設置された大きなソファに座り、ボーっとしながら人々の生活の様子を眺めていると、初めて来たのになんだか懐かしい、ノスタルジックな気分にさせられることでしょう。

昔ながらのバンコクの暮らしと、上質な滞在を約束する、古くて新しいホステルが『CANALE HOSTEL』です。

CANALE HOSTEL
住所:347, 349 Phra Sumen Rd, Bowonniwet, Phranakorn, Bangkok
TEL:082-414-5926, 093-951-5441

1人旅にもオススメ。旅話にも花が咲く『Suneta Hostel Khaosan』

カオサン通りから徒歩3分。喧騒から離れた裏通りの静かな場所に建つホステルが『Suneta Hostel Khaosan (スネタ・ホステル・カオサン)』。タイ東北部、ラオスとの境界地点に位置するメコン川のほとりの町・チェンカーンの人気ゲストハウス『Suneta Hostel』と同じオーナーが手掛けるホステルとして知られています。

チェンカーンの『Suneta Hostel』は、伝統的な木造の古民家をリノベーションしたレトロな雰囲気がウリですが、『Suneta Hostel Khaosan』も、古民家ではないものの、その色を強く継承。古いポスターが随所に飾られたノスタルジックな館内は、どこか既視感を覚えます。

ドミトリーは厚手のカーテンで仕切る通常タイプの他、キャビン式の2カテゴリーからなっていて、キャビンタイプは扉で開閉するため、ドミトリールームと言ってもカプセルホテルのような個室感覚。また、鍵の掛かるロッカーと棚をそれぞれ配置したベッドは3.5インチと通常のシングルサイズよりも大きめで、快適な滞在が約束されます。

共有のリビングスペースでは、無料の朝食、いつの時間でも自由に楽しめる無料のクッキー、コーヒー、紅茶、水が提供され、さらにガイドブックや各種本に加え、ジェンガやトランプも設置。自然とリビングスペースには常に旅人たちが集まり、あちこちで旅の話に花が咲く、1人旅にもオススメできるホステルです。

SUNETA HOSTEL KHAOSAN
住所:209-211 Kraisi Rd, Phranakorn, Bangkok
TEL:02-629-0150料金:ドミトリー 499B〜
Webサイト:http://www.sunetahostel.com/

築150年近くの歴史ある建物を利用した『Niras Bankoc Cultural Hostel』

カオサン通りから徒歩10分。パッタイ発祥の店として名を馳せる『ティップサマイ』があるマハチャイ通りに位置するホステルが『Niras Bankoc Cultural Hostel(ニラス・バンコク・カルチャラル・ホステル)』。かつて商業地区の中心として栄えた旧市街の中にあります。

1869年、ラマ4世の時代に建てられた建物は、1905年には食料品店、1938年に塗装店となって、2016年現在、築147年にもなる歴史ある建物を利用。古き良き時代の素晴らしい文化を遺していくことを目的とし、2008年にホステルとしてリノベーションされました。

西洋の文化が多く入り込んできた古き良き時代、150年前のコロニアル建築の空気感を残した館内には、蓄音機が置かれているなど、レトロかつエレガントな雰囲気が漂います。

宿泊施設は、プライベートルーム、ドミトリーの2カテゴリー。それぞれ違った色に塗られた部屋には、黒い真鍮のベッドが置かれ、ヨーロッパのプチホテルのような洒落た雰囲気。枕元には小さな棚や電源も用意され、殺風景なドミトリーの雰囲気が苦手という人にもオススメです。

1階にはカフェスペース『petit payton cafe』も併設。タイ北部の豆を使ったシングルオリジンのコーヒーをいただきながら、旅の計画を練るのも楽しいひと時となる、どこを切り取っても絵になる上質なホステルです。

Niras Bangkoc Cultural Hostel
住所:204-206 Mahachai Rd, Samranrat, Phranakorn, Bangkok
TEL:02-221-4442


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