男女が惹かれる「美」や「魅力」とは? 中村中×絵師・東學対談

唯一無二の世界を持つシンガーソングライター、中村中。強烈なインパクトを放つCDジャケットデザインで、中村の新しい魅力を表現し続ける絵師・アートディレクター、東學。美しい女性を墨画で描くことをライフワークとする東學と中村中のコラボレーションは、東の熱いエールをきっかけに、4thアルバム『少年少女』からスタートした。最新6thアルバム『世界のみかた』では、逆さ吊りになった中村中をジャケット写真にフィーチャー。インパクトがあり、ドラマティックで意味深い世界観が楽曲と共に表現されている。ベストマッチともいえる二人のコラボレーションは、どんな想いから生まれているのか。プライベートでも親交の厚いふたりの初対談は、アートワーク制作秘話のみならず、中村、東の創作を支える「美」や「死生観」の話にまで及ぶ。

あーちゃん(中村)は、べっぴんやけど、毒がある。ピュアな美じゃない。そこに一目惚れしたんですよ。(東)

―お二人がお仕事をご一緒されたのは、中村さんのアルバム『少年少女』のジャケットワークから。プライベートでは長年お付き合いがあると伺っていますが、こうして対談をされるのは初めてだそうですね?

中村:そう……対談は初めてですね。

:インタビューの練習台をやったことならあるけどな。俺がインタビュアーになって、ずっと質問させられた(笑)。

中村:ありましたね(笑)。出会いは、たしか2007年ですよね? 私はもう2枚ほどアルバムを出している時期で、共通の知り合いのパーティーで会いました。

左から:中村中、東學
左から:中村中、東學

:そうそう。そこで俺から名刺を渡して、「いつか一緒に仕事したいね」と言ったんよ。

中村:どうして知ってたんですか? 私のこと。

:“汚れた下着”をたまたま聴いて、女の歌い手さんやと思い込んでいたから(笑)、「男の気持ちがよう分かるなぁ、この洞察力はすごい!」と感心して、他の曲も聴き始めたのよ。


中村:私はそのときまだ(東)學さんの絵や作品は知らなかったんですけど、名刺の裏の絵を見て「この人と私は何か一緒にするんだろうな」という予感がしました。でもその絵というのは、學さんがライフワークにしている墨画で、學さんがCDのジャケットデザインもされる方とは知らなかったから、どういう形でご一緒できるかはイメージが湧いてなかった……。

:俺は「ジャケットがやりたい、俺が絵を描きたい」って思ってたよ。ところがある日、鬼束ちひろさんからジャケットの絵を描いて欲しいというオファーが来たんですよ……困ったぞと(苦笑)。あーちゃん(中村)とジャケットで絵を描く約束をしてるから、あーちゃんに電話して「鬼束さんからオファーが来たんやけど、やってもいいかな?」って聞いたんです。

中村:私に聞くのもおかしな話なんですけどね(笑)。

:そうしたら、「その年(2009年)に活動再開を果たした鬼束さんを私も応援したい、學さんが絵でお手伝いしてあげて」と言ってくれたんです。それが鬼束さんの“陽炎”のジャケットでした。

中村:「學さんの絵をCDジャケットにするのは、私が最初がいいな」みたいなことを言ってたような気もするから……わざわざ電話してくれたのは、學さんの気遣いですよね。

―そこから約1年ほどしてからですね、『少年少女』のジャケットを東さんがデザインされたのは。

中村中『少年少女』ジャケット
中村中『少年少女』ジャケット

:オファーをもらったときは、「やった!」と思いましたね。そもそも、自分の絵ではモデルとして既に登場してもらってたんですよ。『天妖花戰』という横幅が11メートルある大きな作品なんですが、その右から9メートルくらいのところにいる女性が彼女です。


中村:(作品の掲載誌をじっと見ながら)私によく似てますよね。

『the Arterious 629 BOOK of 188』(株式会社一八八)より
『the Arterious 629 BOOK of 188』(株式会社一八八)より

―東さんは、中村さんを描きたいと熱烈なラブコールを送り続けていらっしゃったわけですが、中村さんのどこに一番創作意欲を掻き立てられたのですか?

中村:どこですか?(笑)

:べっぴんやけど、毒がある。ピュアな美じゃない。そこに一目惚れしたんですよ。

描くなら美しいもののほうがいいし、自分がエロく感じるものがいい。人間においては女の人のほうがそそられますよね。(東)

―東さんは、ご自分の作品では女性しか描かれないそうですね。

:正確に言うと、男以外ですね。もちろん仕事で男も描きますが、自分の作品としてあえては描きたくない。動物や花は描きますけど。

中村:どうして男以外がいいんですか?

:描くなら美しいもののほうがいいし、自分がエロく感じるものがいい。動物にエロスは求めへんけど、人間においては女の人のほうがそそられますよね。描く意欲が湧くんです。

中村:なるほど。意欲も「欲」ですもんね。描きたくないものは、描いていても辛い。私も、自分から湧き出てこない曲を書くときは辛さを感じますよ。でも、お仕事で男の人を描くときもあるでしょう? そのときは、何を思っているんですか?

:好きな人以外は、逆に何も思わんようにしてるかな?(笑) 大好きな笑福亭鶴瓶師匠を描かせてもらったときは、とても嬉しかったけどね。

東學

―東さんの作品に登場する女性はみなさん、どこか中村さんに似てらっしゃいませんか?

中村:あ、鋭いですね! それは美輪(明宏)先生にも言われました。美輪先生の『黒蜥蜴』を學さんと一緒に観に行ったことがあって、楽屋にご挨拶にあがったとき、學さんがご自分で描いた絵はがきを美輪先生にお渡ししたんですよ。そうしたら、美輪さんがじっくり絵を見てくださって一言、「あなたに似てるわね、全部」とおっしゃってました。

:俺はずっと緊張しっぱなしで、「美輪さんキラキラしてはるわ」と思ってボーッとしてたんやけどね。ふと「ちょっと待てよ、この部屋にいるのは全員、男や!」と思ってみたり(笑)。

中村:あははは!

あーちゃんも、「毒」が毛穴から出とるやろ?(笑) 女性は、顔が整っていれば美しいのかというと、そういうわけではないんですよ。よく言うでしょ、「美人は3日で飽きる」と。(東)

―東さんが描かれる女性が中村さんに似ていらっしゃることには、何か理由があるのでしょうか?

中村:美輪さんの舞台を観たあとに學さんとご飯を食べていたら、その理由を白状したんですよ。昔、好きだった方が私にそっくりだったんですよね?

:……うん、そういう話をしたねぇ(苦笑)。

中村:だから、私をモデルにしながらも、その人を描いている感覚が……ある?

:いや、それは違う。あーちゃんは、あーちゃんだから。カテゴリーとして同じ枠内に二人がいるだけで、気持ちを引きずってるから似せて描いているわけではない。

中村:まぁ、たしかにありますよね、美人に限らず、好きな顔立ちと、そうでもない顔立ちが。

:そう。たとえばね、ニコール・キッドマン。彼女はかなりの正統派美人やけど、俺はそれほど好きじゃない。美しいことは認識できてますけど、それ以上何かを感じることはない。

左から:中村中、東學

―なぜでしょう?

:毒がない。

中村:學さんの言う「毒」というのは、顔立ちのことですか? それとも、もっと内側のことですか?

:中身やね。あーちゃんも、「毒」が毛穴から出とるやろ?(笑) 女性は、顔が整っていれば美しいのかというと、そういうわけではないんですよ。よく言うでしょ、「美人は3日で飽きる」と。まさにそれです。あーちゃんの顔も、よく見ると唇が分厚くて、美しいバランスではない。でも、そこがええねん。

―ちょっと崩れていたほうが、魅力的に映るということでしょうか?

:そうそう、そこが魅力的。「綺麗」は「魅力的」ではないわけ。

中村:なるほど。「綺麗」や「端正」は、魅力があふれ出てくるというより、削ぎ落とされ、収まっているイメージがありますね。

―中村さんは、男性の「美」についてはどう思われますか?

中村:學さんが女性を美しいと思い、美しい女性を描きたいと思うように、私は美しい男の人の曲を書きたくなるんですよね。女心を書こうとすると、美しいんですけど……潔くなるんです。私の曲には、女の人が男の人を恨んでいる曲も多いんですが、その女心はどこか潔い。でも、男の人の気持ちを書こうとすると、粘っこくて終わりがないんです。どこまでも書けちゃうから、詞にするときはいつも困ります。「忘れたと言いながら、どこかで覚えてる」というところまで書かないと、男の人の感情は成り立たないと思うんですよね。私にとっては、女の人より奥行きがあるところが、男の人の美しさなんです。

:なるほどね。

中村:さらに顔の話を言うと、やはり私も端正な顔立ちの人は、冷たい印象があって苦手なんです。そして……褒められて育った人とは上手くいかないんですよね。それはきっと、人に見せたくない部分がある人じゃないと、仲良くなれないんだと思います。顔立ちもそうで、欠点のない端正な人よりは、ちょっと鼻が大きいとか、傷があるとか、骨折したまま放っておいて曲がってるとか、そういうところにドキッとして、好きと思っちゃいますね。

―人に見せたくない部分こそが、先ほど東さんがおっしゃった「毒」なのかも知れないですね。

中村:欠点となりそうなものも含めての魅力、それがあるからこそ美しい、と思うんでしょうね。

女の人には「なんでも食べちゃう」「あとからやってきて、欲しい物を全部持っていっちゃう」というイメージがあって、怖いです。(中村)

―逆に、中村さんは女性の「美」とは、何だと思いますか?

中村:うーん……「球体」とか「カーブ」というイメージがありますね。丸みをおびた腰や胸のラインには、たしかに美しさを感じます。でも、女の人には「なんでも食べちゃう」「あとからやってきて、自分の欲しい物を全部持っていっちゃう」というイメージがあって、怖いです。

:ほう! それは面白い感じ方やね。

―女性に強い「欲」のイメージがあるんでしょうか。そういえば、最新アルバムの『世界のみかた』に収録された“カーニバル”という曲にも、<人はどうして 欲しがるばかり>という歌詞がありました。

:“カーニバル”は、怖い曲やね。あれは、人肉を食べる話でしょ?

中村:そう、「カニバリズム(人間が人間の肉を食べる行動)」と祭りの「カーニバル」の両方をかけた曲。

:あれがまた、「中節(あたるぶし)」が全開でね。いい曲やと思ったな。

中村:ありがとうございます。でも「中節」って、どういうことですか?

:そうやなぁ……触れちゃいけないところを手で掴むんじゃなく、そっと撫でてる感じ。今回のアルバムの曲はどれも、悪いところを大事にしてる感じがした。悪いものがありきの世界。それやから、このアルバムはいいと思ってる。

中村:そうやって、「ここに悪が存在している」と認められる人が増えたらいいなと思ってます。今の學さんの感想を聞くと、たしかに『世界のみかた』の曲は「このままじゃいけない」と思う自分の部分を見ながら書いたものなんですよね。

中村中

―今のお話で、東さんが“カーニバル”に感じられた「中節」は、先ほどからお話に出ている「毒」があるからこその中村さんの美しさにも通じるのではと思いました。

中村:うーん、それは自分ではよく分からないですけど……東さんが、“カーニバル”が怖いと感じてくれたのは嬉しいです。これは、「自分に生きている意味があるのだろうか?」と私に手紙を書いてきたある方に、返事を返す意味で書いたんです。東日本大震災からそう何年も経っていない今、そんな甘えたことを言うのなら、「他に命を欲しい人はたくさんいるのだから、いただいていくよ?」ということを、曲を通じて言いたいなと。カニバリズムをしている魔女がいて、そこから逃げている人たちが輪を作って踊っている祭りがある。でも、祭りの輪自体が命の連鎖にも思える。もう踊ることでしか、私たちは生きていけない。

:踊らされているのかも知れないね。

中村:そう、情報に踊らされているのかも知れないしね。踊り続けると心臓がバクバクして、その巡っている血潮を感じることが、生きている意味なんじゃないかと思ったんです。意味を求めて踊っているわけじゃなくて、踊るしかないから踊っている。それが生きているということだし、誰が死んでも同じようにカーニバルは続いていくんだよってことを伝えたくて。

:だから怖くて、ドキドキするんやね。

中村:そう、これが怖くなかったら、意味がないんです。

「見た目と意味は違うことがあるし、一方からでは真実は分からないんだな」と気づいたんです。學さんだって、最初は見た目で、私を女だと思ったでしょう?(中村)

―アルバム『世界のみかた』は、まさにタイトル通り、世界に対する見方が変わる楽曲が並んでいます。“カーニバル”もまさにそうだと思います。そこで、せっかく東さんがいらっしゃるので、『世界のみかた』のビジュアルワークについてもお話を伺わせてください。このアルバムは、CDジャケットの表裏を繋げて広げると、中村さんが足首を縛られ、吊されている写真なんですね。これは、どこからインスピレーションを受けたものでしょう?

中村中『世界のみかた』通常盤ジャケット
中村中『世界のみかた』通常盤ジャケット

:これは、あーちゃんがタロットカード占いに行ったことからできた絵柄やね。

中村:そうなんですよ。去年の末、アルバムを作っている最中、まったく曲作りが上手くいかなかったんです。怠け心もあったとは思うんですが……それ以上に原因となっていたのが、自分自身の問題で。私はデビューした年に性同一性障害をカミングアウトしてからは、自分に関する話題のすべてが、セクシュアリティーにまつわることばかりでした。どんな曲を書いても、どんな作品に出ても「そういうセクシュアリティーだから」という言葉で括られて……。「音楽って楽しいよ!」と伝えることが私にとって重要なのに、「性同一性障害の中村中が何を言っているか」を先入観として持たれるのは、ずっととても邪魔だったんですよね。

:あぁ……そうやね。

中村:そこで私は、セクシュアリティーにまつわることを、かぎ取れないような詞を作るようにしたんです。つまり、逃げたんですね。すると……曲が書けなくなったんですよ。私はやっぱり自分の嫌な部分、辛い気持ちを吐き出すことがエネルギーになっていたことに気付かされたんです。だから私は、そんな自分に生まれたことを「諦める」ことで、自分にしっかり向き合うことができて、ポジティブになれると思ったんです。それで「諦める」をテーマにして、あらためて曲作りに取りかかった矢先に、友達にタロットカード占いをやってもらったら、「吊された男」が正位置で出たんです。

―「吊るされた男」のカードは、足首を上にして吊られた姿が正位置なんですよね。

中村:そう。一見、吊るされて逆さになっているほうが悪いように見えるんですけど、このカードは、逆さになった姿のほうがいい意味なんです。「辛いことは通過儀礼だから、その先にいいことが待っている。だから今は我慢しなさい」と言われました。そのときに、一見悪い意味に見えるけど、逆さになった姿のほうがカードの意味はいいということから、「見た目と意味は違うことがあるし、一方からでは真実は分からないんだな」と気づいたんです。學さんだって、最初は見た目で、私を女だと思ったでしょう?

:そうやね(笑)。

中村:「吊された男」のカードと出会ったことをきっかけに、アルバムをいい形でまとめることができたので、どうしてもジャケットも「吊された男」にしたくて、私から學さんにお願いしました。

1つの空間に2つのものがあって当たり前だと思うんです。だから私は、絶望の歌を歌うんですよ。希望を歌うアーティストが多いけど、絶望がなければ、本当の意味の希望も分からなくなるでしょう?(中村)

―具体的に、「吊るされた男」のカードと出会って、中村さんのお考えやアルバムへの取り組みは、どのように変わったのでしょう?

中村:実は、私がアルバムのテーマにしようと思った「諦める」も、スタッフからはネガティブ過ぎると言われていたんですよね。でも、そんなネガティブに思える「諦める」だって、見方を変えれば「ここは諦めて、とっとと先に進もう!」と爽快な意味に捉えられると思うんです。「このアルバムは“諦める”を訴えかける曲ばかりが並んでいます。でも、それをあなたはどう見ますか?」と問いかけるために“世界のみかた”という曲を最後に作って、アルバムタイトルにもしました。

:え? この曲は、あとから付け足したの?

中村:そうなんですよ!(笑)

―とても興味深いアルバム制作秘話ですね!

中村:それを言ったら、『聞こえる』のジャケットにもすごい秘話があるんですよ。ぜひ話してください、學さん。

中村中『聞こえる』ジャケット
中村中『聞こえる』ジャケット

:あのときは、ジャケット撮影の打ち合わせのために僕が大阪から東京に行く前日に音源が届いて、1回だけしか通して聴けなくて、あとはiPodに入れて新幹線の中でじっくり聴きながらアイデアを出そうと思ってたのに、iPodのスイッチを入れたら壊れて動かない。慌ててあーちゃんに「iPodが故障して曲が聴こえへん」とメールしたら、「このアルバムタイトル知ってます? 『聞こえる』です」と返事が来たんですよ。その瞬間に、ジャケット写真がピンと閃いたんですよね。音だけ聞こえるなら、目隠しをした写真にすればいいんやって。

中村:面白いですよね、その閃きが。まさに、私のイメージもそれだったんです。このアルバムは東日本大震災のあとに出したもので、日本が真っ暗闇に包まれていた時期でした。みんなは暗闇に光を当てようと一生懸命でしたけど、私は「真っ暗闇で結構だ。絶望の中でも生きていくのが人間じゃないか」と思ったんです。それに「闇」という文字の中には「音」がありますよね。暗闇で目が見えなくても、聴覚がある。だから、まさに學さんが考えてくれた、目隠しした人のジャケット写真がすごいシンクロしたんです。で、話を『世界のみかた』に戻すんですけど……この吊られた私の写真の衣装もそうですけど、今回のビジュアルのキーカラーが緑なのはなぜだったんですか? いつもモノトーンが多いのに。

:それはね、逆説的な意味やね。緑は生命力にあふれる色だから。写真のバックはひび割れているでしょ? 真逆なものを持ってきたわけ。

中村:滅びるものと、生命力のあるもの。なるほど!

:生があるから死がある、死があるから生がある、やね。

―それも「見方」の逆転ですね。生から死へとベクトルは一方向ではないという。

中村:私も昔はよく「ふたなり」なんて言われましたけど、1つの空間に2つのものがあって当たり前だと思うんです。だから私は、絶望の歌を歌うんですよ。つまり、希望を歌うアーティストが多いけど、絶望がなければ、本当の意味の希望も分からなくなるでしょう?

:そうやね、まさにそうやね。


あーちゃんはライブがまたすごいからね。普段は可愛らしい女性なのに、ライブでは魔女になる。あの変身はすごいね。(東)

―年末にある『世界のみかた』を引っ提げての中村さんのワンマンライブのチラシも東さんデザインですが、二人の中村さんが上下二分割に配置されている印象的な作品です。

『世界のみかた』ライブチラシ
『世界のみかた』ライブチラシ

:このあーちゃんはね、こっちを見てるの。アルバムの宣伝ポスターは、目線がこっちを見ていないでしょ。

中村:わっ、本当にそうね! どうしてそうしたんですか?

『世界のみかた』アルバム宣伝用チラシ
『世界のみかた』アルバムチラシ

:どうしてやと思う? その「見方」はみんなが考えて?(笑)

中村:今の話を聞いて私は「CDは私が見られる(=聴かれる)側で、ライブはお客さんと面と向かう場だからかな?」なんて思いました。學さんのアートワークは、私がいつも気づいていないことを補ってくれるから、一緒にやっていてもすごく楽しいし、刺激的なんです。學さん、ライブペインティングもやられるから、いつかライブでもご一緒するのは楽しそう!

:いいね、それ。あーちゃんはライブがまたすごいからね。普段は可愛らしい女性なのに、ライブでは魔女になる。俺なんか魔法で操られて、魅入られてしまうんよ。あの変身はすごいね。

中村:ライブは、日常とは違うところにいる感覚になるんですよね。日常は重くて辛いんですけど、ステージの上では浮いていられるんです。

:ライブで、魔女になった姿で毒吐き散らした“リンゴ売り”なんか歌われたら、もうあかんのよ(笑)。あーちゃんのライブは、CDとはまた全然違うからね。


中村:12月のライブは『世界のみかた』がテーマなので、みなさんの曲への見方が変わるような、裏表を感じられるような演出をしたいなと思っているので、楽しみにしてほしいです。

:それはいいね。そうやって、みんなをどんどん裏切ってほしいね。

イベント情報
『中村 中LIVE2014 敵か!? みかたか!?』

2014年12月28日(日)OPEN 17:30 / START 18:00
会場:東京都 赤坂ACTシアター

2014年12月29日(月)OPEN 16:30 / START 17:00
会場:東京都 赤坂ACTシアター

料金:各公演 6,800円

リリース情報
中村中
『世界のみかた』初回限定盤(2CD+DVD)

2014年9月3日(水)発売
価格:4,860円(税込)
TECI-1416

[CD]
1. 幾歳月~Album version~
2. おつきさま
3. カーニバル
4. 昨日までの話
5. 思い出とかでいいんだ
6. 世界のみかた
7. ひとり暮らし
8. 同級生
9. 後悔してる
10. 白夜
11. 愛されたい
[CD2]
1. 愛されたい
2. 白夜
3. 後悔してる
4. 同級生
5. ひとり暮らし
6. 世界のみかた
7. 思い出とかでいいんだ
8. 昨日までの話
9. カーニバル
10. おつきさま
11. 幾歳月~Album version~
[DVD]
1. 幾歳月 Music Video
2. 同級生 Music Video
3. 幾歳月メイキング

中村中
『世界のみかた』通常盤(CD)

2014年9月3日(水)発売
価格:3,024円(税込)
TECI-1418

1. 幾歳月~Album version~
2. おつきさま
3. カーニバル
4. 昨日までの話
5. 思い出とかでいいんだ
6. 世界のみかた
7. ひとり暮らし
8. 同級生
9. 後悔してる
10. 白夜
11. 愛されたい

プロフィール
中村中 (なかむら あたる)

歌手・作詞作曲家。1985年、東京都出身。2006年6月28日にシングル『汚れた下着』でメジャーデビュー。朗読劇『Radiogenic リーディング・スペクタクル 優雅な秘密』に出演し、舞台俳優としてもデビュー。同年9月に愛情表現に対して臆病になってしまう繊細な心境を穏やかな表情で歌う『友達の詩』をリリースしたあと、性同一性障害(肉体的には男性だが精神的には女性)であることをカミングアウト。2007年「NHK紅白歌合戦」に出場。4thアルバム『少年少女』(2010年発売)は、「日本レコード大賞 優秀アルバム賞」を受賞。音楽と演劇を両輪として多くの才能とインスピレーションを交わしあってきた。その対象はジャンルや世代を越境したあまりにも広い振り幅を持っているため、アーティストとしての全体像を一気に把握することは困難だが、クリエイターをはじめとする先鋭的な感性の持ち主の心を鷲掴みにしている。

東學(あずま がく)

墨絵師・アートディレクター。京都出身。日本の演劇・舞台シーンにおいて数多なるポスターデザインを手がけてきた異端的アートディレクター。雪駄に作務衣という独特の風貌で大阪ミナミに棲息。「平成の浮世絵師」と呼ばれる。 扇絵師であった父・東 笙蒼のもと幼い頃から絵筆に親しむ。14歳から3年間、米国留学。当時の作品『フランス人形』はニューヨークのメトロポリタン美術館に永久保存されている。テーマは一貫して「女」。その純日本的な血から生み出される「墨画(bokuga)」には、アートディレクターとして名を馳せる彼のアバンギャルドな感性と、日本古来の美意識の両方が凝縮されている。2007年には初の墨画集『天妖』を刊行。現在、日本を拠点に年2~3回のペースで展覧会を開く。



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