三戸なつめ×日下慶太対談 関西ノリ×KAWAiiが生む奇抜なアート

青文字系のモデルとして若い女の子を中心に圧倒的な支持を集め、セルフプロデュースのフォトブック『なつめさん』が約10万部という異例の売り上げを記録した三戸なつめが、シングル『前髪切りすぎた』でCDデビューを果たす。トレードマークである前髪をテーマに、中田ヤスタカが書き下ろした楽曲自体の中毒性もさることながら、デビューに向けたビジュアルの展開が非常に面白い。「モデルから歌手デビューってありがちですけど 私の場合はるるるるる」や「ボイストレーニング 結構したで」などのキャッチコピーがつけられたポスターは、どれもゆるくてユニークなものばかり。さらに、関西の気鋭のクリエイターが手掛けたミュージックビデオがなんと11本も制作され、現在順次公開中。その内容もまた思わずクスッと笑ってしまうような、三戸のキャラクターが非常によく表れたものばかりなのだ。

これらのディレクションを担当したのが、電通のコピーライター・日下慶太。町おこしを兼ねて大阪・新世界市場で開催されている奇祭『セルフ祭』の発展形として始めた『商店街ポスター展』(電通の若手クリエイターの有志たちがボランティアで制作したポスターを商店街に展示するイベント)が話題となり、チャレンジ精神あふれる作品を手掛けたクリエイターに贈られる大阪広告協会主宰の『佐治敬三賞』を受賞した、現在広告界で注目を浴びている人物の1人である。三戸と日下は共に関西出身で、何事も真面目に考え過ぎてしまう風潮に対し、もっとふざけながら、とにかく自分で何でもやってみようと提案する。まさにその精神こそが、大阪と原宿のカルチャーの共通点でもあるのだ。

思わずプッて笑っちゃうようなモデルさんって、あんまりいないじゃないですか? だから自分がそうなれたらなと思いました。真面目にふざけちゃう感じというか。(三戸)

―今回日下さんが三戸さんのアーティストデビューにあたってビジュアル周りを担当することになったのは、どんな経緯で決まったのでしょうか?

日下:ありがたいことに、「『商店街ポスター展』みたいなノリでやりたい」というお話をレコード会社の方からいただきました。三戸ちゃんも関西出身なんで、「大阪色」みたいなものを出そうってことだと思うんですけど。

三戸:実際に日下さんが手掛けたポスターをいろいろ見せてもらったら、どれもすごく面白くて、自分もこういうポスターを作ってほしいと思ったんです。

『文の里商店街ポスター展』のために作られたポスター
『文の里商店街ポスター展』のために作られたポスター

―実際に三戸さんと話をしてみて、どんな印象を持たれましたか?

日下:モデルさんとか芸能人って、会うと緊張するし、ぶっちゃけ一緒に仕事する中でも散々痛い目にあってるわけですよ(笑)。でも、三戸ちゃんはホントに飾らない、常に自然体な人やなって思いますね。こういう職業だから、余所行きとかもあってしかるべきだとは思うんですけど、そういうのがなくて……あと、三戸ちゃん意外と人見知り?

三戸:はい。

日下:初めて会ったときにそれも感じたから、こっちからいろいろ話を聞き出して、それを自分の中で企画として組み立てていきましたね。それと、サイゼリアで話をいろいろ聞いててんけど、三戸ちゃん結構食うねんなって思った(笑)。食事のコントロールとかしてないの?

三戸:あんまりしてない(笑)。

左から:日下慶太、三戸なつめ
左から:日下慶太、三戸なつめ

―三戸さんは、最初にどんな話をしたか覚えてますか?

三戸:クリエイティブの部分に関しては、日下さんのポスターとかを見て信頼していたので、特にこちらからオーダーは出さずにお任せしました。

―そのときは『セルフ祭』の話とかもしたんですか?

日下:いや、それはしてないです(笑)。

『セルフ祭』の様子
『セルフ祭』の様子

三戸:『セルフ祭』?

日下:『セルフ祭』っていう、アホな祭があるねん(笑)。新世界市場で気持ち悪いお祭りをしてて、今回の“前髪を切りすぎた”のMV監督はそこに集まってきた人たちが結構いるの。コタケマン(「ダルマ篇」担当)が始めてんけど、まこっちゃん(高野真。「おでこちゃん篇」担当)はメインメンバーやし、神田旭莉ちゃん(「白菜篇」担当)もいつも何かしてるし、benちゃん(「カニさま篇」担当)、めりんぬ(「幻聴篇」担当)、宮本杜朗くん(「フレンドリー時代篇」担当)もよく来てくれる。くまーん(大熊一弘。「容疑者篇」担当)も東京から客として来たし、伊勢田(勝行)さん(「学園篇」担当)もセルフ祭には来てないけど新世界市場で何度かイベント出てもらったし。もうほとんどやな。

『前髪切りすぎた-おでこちゃん篇-』監督:moogabooga

『前髪切りすぎた-カニさま篇-』監督:ben

―日下さんは「これからはCOOL JAPANじゃなくFOOL JAPANやね」というコメントもされていますが、お二人とも関西出身ということもあり、真面目にやり過ぎるよりはちょっと不真面目に、ふざけたほうが面白いっていう感覚が共通してるのかなって思うんですよね。

日下:そうそう、三戸ちゃんのInstagramとかを見てもいつもふざけてるから、実際に会ったときも「アートワークもふざけていいな」って確信しましたね。

三戸:思わずプッて笑っちゃうようなモデルさんって、あまりいないじゃないですか? 最初からそれを狙ってやってたわけではないんですけど、最近になって「そういう人ってあんまりいないな」って気づいたので、自分がそうなれたらなと思いました。真面目にふざけちゃう感じというか。

最初に出した企画書に「中田ヤスタカ×関西のノリ」って書いたんです。Perfumeとかきゃりーちゃんもすごい色があるから、その次に三戸ちゃんがデビューするとなると、どう差別化をしたらいいのかなって。(日下)

―日下さんとしても「真面目にふざける」というのがテーマとしてありましたか?

日下:大いにあります。でも「カワイイ」っていうのが大前提としてあったから、ただふざけてるだけでもあかんし。あとは正直なところ、中田(ヤスタカ)さんの色はすごく気になりました。Perfumeとかきゃりーちゃんも濃い色があるから、その次に三戸ちゃんがデビューするとなると、どう差別化をしたらいいのかなって。そこで考えたのが、関西のノリをそのままぶつけるということで、最初に提出した企画書にも「中田ヤスタカ×関西のノリ」って書いたんです。

日下慶太

―関西ノリって、具体的にどういうものをイメージされていたのでしょう?

日下:お笑いともまた違うというか、関西っぽいアートっていうのかな……「自分で何でもやっちゃう感じ」とか。

―三戸さんは関西から上京してきて、ノリの違いを感じました?

三戸:東京の人はクラブとか、きらびやかなイメージだけど、うちは商店街で小躍りしてるイメージっていうか(笑)。

日下:マネージャーさんと最初にお話ししたときに、「三戸ちゃんは昭和なんですよ」って言ってた。平成生まれやけどな(笑)。

三戸:「おばあちゃんみたい」ってよく言われます(笑)。

―なんでおばあちゃんっぽいって言われるのか、自己分析したことありますか?

三戸:小さい頃によくおばあちゃんの家にいたからかなあ……おばあちゃんが絵の先生をしていたので、教室に遊びに行ったり、おじいちゃんとはドングリとか石拾いによく行ってました。

三戸なつめ

―さっき日下さんが言ってた「自分で何でもやっちゃう感じ」っていうのも小さい頃からありました?

三戸:そうですね。前髪も小さい頃から自分で切ってたし、ファッションにしても、お母さんが買ってきてくれる服ではなくて、「これがいい」って自分から言ってたと思います。

日下:関西って、「技術や知識はなくても自分でやっちゃう」みたいなノリがあると思います。うちの会社のアートディレクターたちは、東京藝大、武蔵野美大、多摩美大など有名美大のエリートが多くて、知識もあって、絵が上手いという確かな技術の裏打ちがあって制作をする。でも、『セルフ祭』に集まってくる人たちって、知識もないし絵は下手やけど「とりあえず描いちゃえ」みたいな、技術はなくても表現欲に溢れているんです。それはそれで、ある境地に達するんですよね。今回のMVの監督さんの中だと、旭莉ちゃんとめりんぬが最たるものです。旭莉ちゃんは、普段お菓子屋で働きながら変なものばっかり作ってて、めりんぬは、普段はスタイリストなんですけど絵とか映像を作るのが大好きで、自分でPhotoshopとかIllustratorを勝手にいじって面白いものを作ってくるんですよね。そういうところから、大阪のアート、カルチャーができてる気がします。

『前髪切りすぎた-白菜篇-』監督:神田旭莉

『前髪切りすぎた-幻聴篇-』監督:めりんぬ

―モデルの世界でも関西にそういう傾向ってあると思いますか?

三戸:青文字系の人たちは、みんな自己プロデュースが得意だと思うんですけど、青文字系を切り開いてくれた先輩の武智志穂さんは大阪の出身だから、やっぱり関西はそうなのかもしれないですね。

―そう考えると、今の原宿カルチャーと『セルフ祭』って結構近いのかも。

日下:え、真逆じゃないですか? 『セルフ祭』には「カワイイ」の要素が全くないし、気持ち悪いだけですよ(笑)。

―誰でも自由に自己表現ができる場所という意味では、一緒かなって。

三戸:確かに。カワイイとキモチワリイ(笑)。

音楽って、通勤するときに聴いたり、街中で鳴ってたり、すごく日常的なところにあるじゃないですか。そういう部分に、自分も入り込みたいなって思ったんですよね。(三戸)

―今回日下さんが手掛けられた三戸さんのポスターを見ても、まさに『商店街ポスター展』のノリが、見事三戸さんのキャラクターにハマってますよね。

日下:三戸ちゃんのキャッチコピーに関しては、レコード会社の方から「『非実力派宣言』(森高千里が1989年に発表したアルバムのタイトル)みたいな感じがいいと思う」って聞いて、「なるほど」と。三戸ちゃんは歌がめちゃめちゃ上手いとか、ギターがガンガン弾けるとかじゃないから、「実力ないけどいいでしょ? テヘ」みたいなのがいいと思って。「イメージは飾るけど、言葉は飾らない」みたいな。

日下が手がけた、三戸なつめポスター
日下が手がけた、三戸なつめポスター

―三戸さんの飾らない様をそのまま表現しようと。でも、ときには自然体でいることの方が大変だったりもしませんか?

三戸:飾るのがあまり得意じゃないっていうのもあるんですけど、飾ったところで、わかる人にはわかっちゃうから。それだったら、自分をそのまま出した方が自分も楽だし、飾らない自分の方が好きなんで。アーティストになって、ガラッと雰囲気が変わっちゃったら、ファンの人も悲しむだろうからこのままで行こうかなって。

―自分がアーティストとして活動すること自体に関しては、どう捉えていますか?

三戸:音楽って、通勤するときに聴いたり、街中で鳴ってたり、すごく日常的なところにあるじゃないですか。そういう音楽の当たり前の部分に、自分も入り込みたいって思ったんですよね。でも、アーティストになったからといって、急に「芸能人感」を出すのは絶対に嫌で。今まで応援してくれた人たちのおかげで歌手デビューができたと思うし、今までの自分から遠ざからずにデビューしたいと思ってたから、今回日下さんと一緒にやらせていただけたのは、ホントに自分にぴったりでよかったなって思います。

やっぱり中田ヤスタカさん流石やなって思ったのが、この曲ってイメージがあるようでない、個性があるようでない、絶妙のバランスになってて、だから何回も聴けるんだと思うんですよね。(日下)

―今回、なぜ1曲のためにMVを11本も作ろうと思ったんですか?

日下:もともと「『商店街ポスター展』みたいなノリで」というお話だったので、安直ですけど、いろんな人に好き勝手に作ってもらおうと思ったんです。同じ曲でたくさんのPVのタイプがあるなんて、見たことないでしょ。監督をやってもらったみんなに話したら「何秒ぐらい作ったらいいの?」って訊かれて、「1本まるまる」って言ったら驚かれました。全体のとあるパートを作るものやと思ってたんやね。もちろん予算のこともあるし、時間にも限りがあるから、最初は10本を目標にしてたんですけど、三戸ちゃんが忙しいスケジュールの中撮影のために何度も東京から大阪に来てくれたおかげで、11本できました。

左から:日下慶太、三戸なつめ

―MVの監督さんを選ぶにあたっては、日下さんの中でどんな基準がありましたか?

日下:オンリーワンな世界観を持ってる人を選びました。三戸ちゃんのイメージに合わせるというよりも、三戸ちゃんをそれぞれの世界に引きずり込んでほしいなって。あと関西に住んでたり、縁があることですね。アホらしい感じが大事やなって思ってたから。うちの会社の後輩、藤井(亮。MV「落書き篇」担当)と小路(翼。MV「群れ篇」担当)も、普段はアートディレクターなんですけど自分で映像も作ってるから、映像作家として入ってもらいました。

『前髪切りすぎた-落書き篇-』監督:藤井亮

『前髪切りすぎた-群れ篇-』監督:小路翼

―三戸さん、特にこれがお気に入りっていう1本を挙げてもらうことはできますか?

三戸:ひとつに絞れない……全部好きです(笑)。内容ももちろん気に入ってるんですけど、何より監督さんとの思い出がすごく印象に残ってるんですよね。濃い人ばっかりだったから(笑)。

日下:カメラマンの槻木さんが言ってたんですけど、三戸ちゃんは現場でいろんな人と関係を作るのが上手いんですよね。ただ撮る人と撮られる人っていうだけの関係じゃない、お兄ちゃんと妹だったり、友達同士のような関係というか。短い時間の中でそういう関係性を作れるのって、三戸ちゃんの才能ちゃう?

三戸:一緒にやるからには楽しくやりたいから、あんまり距離を開けずにみんなと接しようっていうのは、人見知りなりに頑張りました(笑)。なので、カメラマンさんにそう思ってもらえたならすごく嬉しい。でも監督さんたちもホントに裏表なく接してくれたから、すごくやりやすかったです。

左から:日下慶太、三戸なつめ

―「この人と一緒に面白いものを作りたい」って気持ちにさせることがすごく大事だと思うから、それはホントに才能だと思います。

日下:三戸ちゃんはそこにポンッと乗っかってくれますしね。でも、コタケマンのときはひどかったよな? 人いっぱい集めといて、ホントに何にも決まってなくて、当日になって「さて、何しよう?」みたいな感じで。普通のタレントさんの撮影現場だったらありえないですよ(笑)。

三戸:「祭じゃ!」って言ってたから、とりあえず祭っぽくしようとしてました(笑)。

『前髪切りすぎた-ダルマ篇-』監督:コタケマン

―(笑)。MVやポスターを見ると、「僕もこの曲で遊びたい」って思うクリエイターの人とかがいっぱいいそうな気がします。

三戸:そう思ってもらえたら、すごく嬉しいです。

日下:やっぱり中田さん流石やなって思ったのが、そういうことに適した音作りを、あえて三戸ちゃんの曲ではやってるんだと思うんですよね。まだ曲ができる前に中田さんにお会いして、「こういうたくさんの監督さんたちと映像を作ろうと思うんです」って話をしたら、「面白そうですね」って言ってくれたんですけど、あんまり濃い曲やと何回も聴くのがしんどいじゃないですか? この曲ってイメージがあるようでない、個性があるようでない、絶妙のバランスになってて、だから何回も聴けるんだと思うんですよね。尾崎豊の曲でMV10本は作れないし、10回続けて見れないですもん(笑)。

―確かに(笑)。

日下:あと僕としては中田さんと伊勢田さん(自主制作アニメーション、特撮作家)をくっつけられたのが大きいですね。あんなアングラな、アウトサイダーな人と中田さんがくっつくことって、画期的なことなんじゃないかなって。

『前髪切りすぎた -学園篇-』監督:伊勢田勝行

―それも三戸さんの存在があったから可能になったことで、言ってみれば、三戸さんはそうやって人と人をつなげる触媒みたいな存在になってるのかもしれない。

日下:三戸ちゃんっていう存在と楽曲の2つがあったからこそだったと思います。ホント楽しくできて、終わるとき悲しかったもんね。

三戸:ホントに楽しかったです。でも、まだこれからもある気がする。

日下:やるよー!

ただ、ストレートに「笑顔になろうよ!」とか言われても、「なれねえよ」って思うときもあると思うから、そういうときに自分の映像とかを見て、思わずプッと吹き出しちゃうようになればいいなって。(三戸)

―歌手デビュー、役者デビューと、三戸さんの活動範囲がどんどん広がっているわけですが、今後どんな存在になっていきたいとお考えですか?

三戸:これからもいろいろ楽しいことに挑戦して、ファンの人たちに笑顔になってもらえればなって思ってます。ただ、ストレートに「笑顔になろうよ!」とか言われても、「なれねえよ」って思うときもあると思うから、そういうときに自分の映像とかを見て、思わずプッと吹き出しちゃうような、そういうアーティストになれればいいなって。「クセになるぜ」って思ってもらえる、駄菓子みたいなアーティストに(笑)。

左から:日下慶太、三戸なつめ

―まさに、キャベツ太郎(スナック菓子。シングルには「キャベツ太郎 勝手に応援歌」の“きゃべつのやつの歌”が収録されている)ですね(笑)。日下さんは、今後の三戸さんがどうなっていったら面白いと思いますか?

日下:このままでいいと思うんですけど、今は若い女性のファンが多いと思うから、もっとキャラクターとしての三戸ちゃんの面白さが伝わって、いろんなファンが増えるといいなと思います。そういう可能性はすごく秘めてると思うから、もっとテレビに出ていくのもいいんちゃうかな? お茶の間にも合うと思うんですよね。

―コント番組とか出たら面白そうですよね。

三戸:めっちゃ出たい! 「テレビのお仕事は何がやりたいですか?」って訊かれると、よく「コント」って言うんですけど、なかなか採用されないんです(笑)。

―今回のMVを見てもらえれば、三戸さんのコント適正が伝わると思います(笑)。

『前髪切りすぎた-容疑者篇-』監督:大熊一弘

『前髪切りすぎた-フレンドリー時代篇-』監督:宮本杜朗

『前髪切りすぎた-たわし篇-』監督:坂本渉太

三戸:一人の女性として見てもらうのももちろんいいんですけど、どちらかというと、キャラクターみたいになりたいんですよね。

―老若男女に愛されるような?

三戸:おじいちゃんおばあちゃんはNHKしか見ない人も多いから、『みんなのうた』もやりたいし、『紅白』にも出たいし、あとは夕方5時にやってるようなアニメに出るような存在になりたい(笑)。

日下:三戸ちゃんって、一番末っ子のかわいい妹みたいなキャラだと思うんですよね。僕が長男で、三戸ちゃんは6人兄弟の一番下。その間に、MVの監督が何人かいるみたいな(笑)。

左から:三戸なつめ、日下慶太

―今回の一連のMVは、家族や兄弟と作ったような感じだったと。

三戸:ホントに、そんな感じがします。これからもこういう面白いことをどんどんやっていきたいです。

リリース情報
三戸なつめ
『前髪切りすぎた』(CD)

2015年4月8日(水)発売
価格:1,404円(税込)
AICL-2858

1. 前髪切りすぎた
2. コロニー
3. きゃべつのやつの歌
4. 前髪切りすぎたinst
5. コロニーinst
6. きゃべつのやつの歌inst

イベント情報
『『前髪切りすぎた』発売記念イベント』

2015年4月11日(土)START 14:00
会場:東京都 ブルービートヴィレッジヴァンガード新宿ルミネエスト店 特設会場

2015年4月11日(土)START 18:00
会場:東京都 タワーレコード新宿店

2015年4月12日(日)START 13:00
会場:愛知県 イオンモールナゴヤドーム前店 館内イベントスペース

2015年4月12日(日)START 17:00
会場:愛知県 名古屋パルコ西館1階イベントスペース

2015年4月19日(日)START 15:00
会場:大阪府 タワーレコード梅田NU 茶屋町店

2015年4月19日(日)START 18:30
会場:大阪府 なんばパークス店 店舗前スペース

2015年4月26日(日)START 12:00
会場:京都府 ヴィレッジヴァンガード イオンモール京都五条店

プロフィール
三戸なつめ (みと なつめ)

1990年2月20日生まれ。奈良県出身。2010年に関西で読者モデル活動を開始。2013年に上京してからは、1年足らずでレギュラー掲載雑誌多数。その愛らしいキャラクターや笑顔は見ている人を油断させるほど。同世代の女子から多くの支持を集め、数々の青文字系雑誌の読者アンケートで好きな読者モデルNO1を獲得している。Twitterのフォロワー数は17万人を超え、2013年には、発売された自身初のセルフプロデュース本『なつめさん』は5万部を売り上げ大ヒット作となった。必殺技は中学生の時から変わらない、眉上バング!

日下慶太 (くさか けいた)

1976年大阪生まれ大阪在住。ロシアでスパイ容疑で拘束、アフガニスタンでタリバンと自転車を2人乗りなど、世界をフラフラとしながら電通に入社。商店街のおもしろいポスターを制作し町おこしにつなげる「商店街ポスター展」の仕掛人。コピーライターとして勤務する傍ら、写真家、大阪一のアホ祭り『セルフ祭』顧問として活動している。都築響一氏編集『ROADSIDERS' weekly』でも写真家として執筆中。佐治敬三賞、東京コピーライターズクラブ最高新人賞、朝日広告賞、ゆきのまち幻想文学賞他多数。ツッコミたくなる風景ばかりを集めた『隙ある風景』日々更新。



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