コロナ拡大防止に努める全ての人の職と生活を守るための署名開始

「#SaveOurSpace」による新たな署名活動がスタートしている。

新型コロナウイルス感染拡大防止のために営業停止を行なう文化施設に対する国による助成金を求める活動を実施している「#SaveOurSpace」。

「#SaveOurLife」を掲げ、4月22日から開始された新たな署名運動では、「国や地方公共団体からの感染拡大防止のための自粛等の要請は、それに伴う補償とセットで行われるべきです」とし、文化施設だけでなく、新型コロナウイルスの感染拡大防止に尽力する全ての事業者、施設、従業員、フリーランスに対し、継続的な助成を行なうよう国や地方公共団体に求めている。

求める助成案は以下。

・休業期間中の各施設の家賃等の固定費についての補償
・事業についての借入金の支払の猶予措置
・休業期間中の公共料金の免除
・感染拡大防止協力金の継続的な給付
・従業員への継続的な給与等の補償(非正規雇用を含む)
・事業者の休業により仕事を失うフリーランスへの継続的な給付
・上記の補償等の措置について手続の簡略化

新型コロナウイルス感染拡大を受けた経済政策などを盛り込んだ補正予算案は4月27日に国会へ提出される予定。この署名ではそれまでに「国が動くほどのウェブ署名の人数を集めること」 として100万筆を目標に掲げており、署名をするだけでなく、賛同者それぞれが周囲に署名を呼びかけることも促している。声明文の全文および署名はこちらから確認しよう。

さらに署名への参加・協力を呼びかけるポスターも作成。これはセブンイレブンのネットプリント(予約番号 59531354:A4サイズ)にて、誰でもプリントし入手することができる。

セブンイレブンのネットプリントで印刷できる「#SaveOurLife」ポスター

「#SaveOurSpace」では、ライブハウスやクラブ、劇場など多くの文化施設が、新型コロナウイルス感染拡大の伴う行政からの不要不急の外出自粛要請、イベントの自粛要請などを受けて売り上げが激減し、困窮している状況を背景に、3月27日から「新型コロナウイルス感染拡大防止のための文化施設閉鎖に向けた助成金交付」を求める署名活動を行なった。この活動では3月31日までに30万を超える署名を集め、4月1日に国会議員らに対し、要望書と署名を提出した(参考:文化施設の閉鎖に向けた助成金を。「#SaveOurSpace」が会見)。

また緊急事態措置期間中に東京都からの要請に応じて休業したライブハウスやクラブが、無観客配信を行なうと営業したとみなされて感染拡大防止協力金の対象外にされてしまうという見解に対しても、要項の撤回を求める署名を集め、東京都に提出した。

発起人はDJ NOBU、スガナミユウ(LIVE HAUS)、篠田ミル、Lark Chillout、Mars89。

※記事掲載後、メイン画像を更新、本文内にポスター画像と説明を追記しました(2020年4月24日)



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