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『この人に、この人生あり!』 第3回:時代を共有/超越するデザイン groovisions(グラフィックデザインチーム)

MACHI café特製タンブラーは「一見、抽象画風。でもよく見ると…」

来年は、結成20周年の節目を迎えるgroovisions。新たな挑戦を続ける姿勢は変わりません。そのひとつが、ローソンのカフェサービス・MACHI caféとのコラボレーションによる特製タンブラー。カラフル&ポップな手づくり感あふれる模様は、よく見れば街の地図のよう。さらにコーヒー豆やポットなど、コーヒーにまつわるモチーフがちりばめられています。

groovisionsによる特製タンブラー

伊藤:せっかくの機会なので、これまでの僕らのアプローチとも異なる、新しいものをつくれたらと考えました。コーヒー豆などのフォルムは割とすぐわかると思いますが、あまりリアルすぎるとイメージが重たくなってしまう。だからどんどん抽象化していって、最終的には「模様」にできたらと思ったんです。ふだんの暮らしでこうしてポンと置いてあってもジャマにならない存在、ずっと飽きないものになるよう心がけました。

ご自身も、ごく普通に、暮らしの中にコーヒーがある生活を送っている伊藤さん。どんな風に使ってほしいですか? との質問には、こんな答えをもらいました。

伊藤:財布や携帯電話のように、日々の暮らしに持ち歩けて、付き合っていける存在になればと願っています。もちろんデザインって、役割次第で刺激の強いものが求められたり、表現も異なります。ただ、デザイナーが世に出す作品の多くは大量生産を前提とするモノが多いので、やはり公共的な責任の一端は担う必要があります。うちの作るものは「ポップ」「ポジティブ」と言われることもあって、実際そうなのかは自分たちでは正確に判断できませんが、ある種の「健全さ」みたいな部分も大切にしているのは事実ですね。

groovisionsによる「MACHI café」特製タンブラー

全国のローソン各店舗で順次展開中の、挽きたて淹れたて本格派コーヒーを気軽に楽しめるサービス「MACHI café」。今回このMACHI caféのために、groovisionsによる特製タンブラーが完成しました。伊藤さんは、コンビニでいくつか用事を済ませた後にその場で淹れたてコーヒーが手に入るMACHI caféの「日常とリンクした感じ」がお気に入りだそうです。

groovisionsによる「MACHI café」特製タンブラー
groovisionsの伊藤さんが街とコーヒーを語るインタビュー記事(動画インタビューもあります)はこちらに掲載中!

看板娘「chappie」18年ぶりのリニューアルとこれから

開催中の個展『groovisions Lesson 2012』(ポーラミュージアムアネックス)についても伺いました。グルビの看板娘的キャラクター「chappie」の造形が、1994年の誕生以来初めてリニューアル。その注目の試みを紹介する場です。

伊藤:chappieはもともと、京都で自分たち主催のイベントのビジュアルに登場させていたのが、やがて作品になり、クライアントワークにも登場したりと広がっていきました。

あらゆる場に多彩ないでたちで登場・増殖するchappieは、その存在をコンピューターグラフィック版の着せ替え人形のような楽しみ方でとらえることもできます。しかし伊藤さんは、単にそれだけでもない、と語ります。絵画には当然のようにフレーム(枠)があり、その中でコンポジション(構図・構成)が決まっていきます。しかしコンピューターの中では、論理的にはフレームのない世界でグラフィックが作れる。chappieはこの点を体現した表現でもあるそうです。

伊藤:音楽でも普通のポップソングなどではイントロ、Aメロ、Bメロ、サビなどを積み重ねて4分弱で終わる、みたいなフレームを考えることができるけど、ダンスミュージック的なブレイクビーツはそれに縛られず永遠にループし続けていくことが出来ますよね。chappieも、大勢並べるようなことを始めたときに、そのフレームレスのコンセプトができあがってきました。動画のループ構造も、時間的なフレームのひとつのありかたです。chappieは、誕生以来、ずっとリニューアルの時期をはかっていました。今回の展覧会はそんなchappieのコンセプトを中心とした紹介ではありますが、chappieの面白さ、また逆に限界など、色々なものが新たに見えた気がしています。

groovisions 伊藤弘

その成果はぜひ会場で! 自分の姿をもとにしたchappieが刷られた専用名刺を作れる、特別企画もあります(有料)。最後に、今後のgroovisionsの「ビジョン」を伺いました。

伊藤:理想は、僕や現メンバーがいなくなっても組織がずっと機能している状態。「いまは誰がやってるんだろ?」みたいな。ゾンビっぽいですかね? (笑)。別の言い方で言えば、僕自身はシステムの自律性というか、それが自然に回り出す機能美みたいなものが好きなので、うちもそんなふうになれたら、半分冗談ではあるけど、理想ですね。

それこそ現代版の「ちょっと未来の話」。これからも、個性的なのに普遍的、刺激的なのに飽きのこないグルビ作品を期待しています!

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[応募方法]CINRA.NETのtwitterアカウントをフォローの上、コチラの発言をRT(リツイート)した時点で応募が完了いたします。
[応募〆切]2012年10月8日(月)
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MACHI café Life #1
聴くマチカフェができました。国内の一流ジャズミュージシャン達が、J-POP珠玉の名曲のジャズ風にカバー。おいしいコーヒーにぴったりのBGMを集めた、MACHI café イメージアルバム 第1弾
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一杯のマチカフェコーヒーができるまで

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『この人に、この人生あり!』

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