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『クリエイターのヒミツ基地』Volume28 杉山峻輔(グラフィックデザイナー 、VJ)

杉山さんのヒミツ道具をご紹介!
「遊び」をカタチにするために厳選されたヒミツ道具たち

上京以来、住み続けているというアパートの一室が、杉山さんのヒミツ基地。自宅兼仕事場ということで、仕事モードのときはピチッとしたズボンを穿いて、スイッチを切り替えているそうです。決して広くはない部屋には、仕事で使ったものが溢れ返り収納しきれないため、友人宅の押し入れを月5,000円で借りて、VJ用に増えすぎたVHSテープの一部を保管しているとか。あまり無駄なものは見当たらない印象ですが、杉山さんのクリエイティブに欠かせないヒミツ道具たちを教えてもらいました。

液晶ディスプレイモニター「IBM T221」

液晶ディスプレイモニター「IBM T221」

以前、この連載に登場していただいたこともある、映像作家の細金卓矢さんから譲り受けたというディスプレイは、22.2インチで3,840×2,400もの解像度を誇る医療用の超高性能品で、発売当時の定価はウン百万円という代物(現在は中古で数万円で手に入るとか!)。話題のMacBook Pro Retinaディスプレイの解像度が2,880×1,800だと言えば、そのスペックの超絶ぶりが伝わるでしょうか。

杉山:解像度をフルで発揮させるにはDVI出力ケーブルが4本必要で、実際は1,920×1,080で使ってます(笑)。でも、以前は15インチのCRTディスプレイとMacBookのディスプレイで作業していたので、このモニターを手に入れてからは、作業もだいぶしやすくなりましたね。紙で印刷される作品はこのモニターで、デジタル作品のときはMacBookのディスプレイで最終チェックするなど出力先によって使い分けています。

オーディオコンポ

オーディオコンポ

PCとも接続しているコンポは、母親が30年以上前から使っていたというレア品。仕事中は何かしら音楽を流していることが多いそう。ジャケットデザインの仕事のときは、ひたすらそのアーティストの音源を流し続けるので、でんぱ組.incは「200回くらいは聴いたんじゃないかな」とのこと。

杉山:普段はSoundCloudやBandcampで音楽を聴くことが多いんです。最近のお気に入りは「ショッピングワールドjp」や、「Cashmere Cat」というアーティスト。あとはJersey Clubとか、Vaporwave(ヴェイパーウェイブ)というジャンルにハマってます。Vaporwaveはすごい雑なサンプリングをしてたり、ショッピングモールで流れてそうな環境音楽って言ったらわかりやすいのかな。音楽を聴いているのに、聴いてないような感覚がいいんですよね。

ステッカー

ステッカー

『でんでんぱっしょん』のジャケットでも重要な役割を担ったステッカー。杉山さんのPCやVJで使うビデオデッキには、「どこで手に入れたんだ!?」とビックリするようなデザインのステッカーがベタベタと貼られていますが、自作することもあれば、友達からもらうことも多いそうで、部屋には袋いっぱいに詰まったステッカーが無造作に置いてありました。

杉山:もともとはギークハウス(プログラマーなどが集うシェアハウス)の人たちが、PCにステッカーをベタベタ貼ってるのを見て、かっこいいと思ったんですよね。それから500枚2,000円くらいで作れる業者を見つけてしまって、そんな値段でばら撒けるならどんどんやっちゃおうって。基本的にわるふざけで作るものばかりですけど(笑)。

ペンタブレット Intuos5

ペンタブレット Intuos5

ドローイングやレタッチで活躍しているというペンタブレット。友人から譲り受けたIntuos3から使い始め、現在はIntuos5を使用。ペンや筆で下描きをせず、初めからデジタル上で作品を作ることが多かったので、ペンタブレットを使うことで作品の幅も広がったそうです。

杉山:昔はベジェ曲線みたいなものも、マウスで描いていたので、ペンタブレットを使うようになって一気に楽になりましたね。何気なく描いた謎の線が意外に良くて、そのまま作品に使ったり(笑)。あとはタッチホイールが便利。レイヤーやブラシのサイズを変えたり、いちいちキーボードやマウスに手を置き換えずに、これ1台で完結するので、何気に気に入ってます。

制作効率をアップさせるディスプレイモニタやペンタブレットは直接的に、気分をアップさせるコンポやステッカーは間接的に、杉山さんのヒミツ道具はいずれも快適なデザイン作業を助けるのに役立っていました。そうした環境こそが、クリエイティブなアイデアを生み出す源になっているようです。

杉山峻輔(グラフィックデザイナー 、VJ)
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