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元気ロケッツ インタビュー

元気ロケッツ インタビュー

インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
撮影:井手聡太

ミュージック・ビデオは、4〜5分の短い時間の中で、どういうドラマを感じ取るか。そこに凝縮された感動がなきゃいけないと思う。

─映像と音楽の融合という部分で、理想的な形はなんだと思いますか?

水口:まだ理想の形を見たことがないんですよね。それが最大の動機というか、自分の創作のモチベーションになっているのは間違いないんですが…。ただ、影響を受けてきた「発想」は、いっぱいあります。例えば、よく「シナスタジア(synaesthesia)」という言葉で語られたりするんですけど。100年くらい前のアーティスト達、例えばカンディンスキーとか、そういう画家たちがよく使っていたんですけど、そのシナスタジアの感覚を常に大事にしているというか。古いものでいうと『ファンタジア』(1940年に公開されたディズニー製作のアニメーション映画)にもその感覚があります。映像と音が絡み合ったような、新しい表現のことですね。

─影響を受けたミュージックビデオはありますか?

水口:初期の頃(1980年代)のミュージック・ビデオですね。僕が高校生の頃、ちょうど日本でもMTVが始まって、映画でもない、音楽でもない、音楽と映像がセットになった新しい表現が、次々とテレビの向こうからやってきた。そのときに影響を受けたものは数知れずあります。ピーター・ガブリエルの“スレッジハンマー”とか、ニュー・オーダーみたいなアーティストは、そういうところから(世の中に)出てきたような感じもするし。

─ミュージック・ビデオって、ストーリーがついたものと、ストーリーはないけど映像の美しさやインパクトで表現するものと、二通りあると思うんです。水口さんが理想とするものは?

水口:両方が融合しているのが理想です。ただ、どちらかと言われると、ストーリーはとても重要だと思う。詩的な表現も含めて、やっぱり人間が生きていく上で必要なのは、ストーリーだと思うので。ストーリーの無いミュージック・ビデオっていうのは、クラブでVJがやっているような試みに近いかもしれないですよね。みんなが踊っているフロアでは、物語を求めるというよりも、踊るという行為の中で音と映像と戯れる。ミュージック・ビデオは、4〜5分の短い時間の中で、どういうドラマを感じ取るか。そこに凝縮された感動がなきゃいけないと思うし。そう考えれば考えるほど、ミュージック・ビデオというのは難易度は高いけど、おもしろい。表現のバリエーションはたくさんあるし…、こういう話をしていると自分で応募したくなってしまいますね。

─じゃあぜひ応募を(笑)。

水口:それは他の方に任せます(笑)。SSFFに参加する方々の自由な表現に期待しています。

─元気ロケッツの映像は色使いが印象的ですよね。そういう部分は宇宙的な部分をイメージした結果ですか?

水口:もちろんそういうこともありますが、僕らの中でいつもテーマとしてあるのは、音楽と映像の融合(フュージョン)による新表現を模索する、ということです。音にも色や動きやカタチがあるというような、感覚と感覚が交差する感じというか。単純に現実を切り取るだけじゃなくて、そこに対してどういうファンタジーをトッピングしていくか。

─現実離れしすぎてもよくない。

水口:そうそう。そこに何か音楽と絡みあって動いて見えるようなビジュアルというか。そういうところに新しいファンタジーがあるんじゃないかと思います。

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Genki Rockets DJ Live Set Information

『Sweet Society 2009 X’mas〜night party〜』

2009年11月29日(日)
会場:大阪堂島ホテル

『Esperanza』

2009年12月27日(日)
会場:麻布十番WAREHOUSE702

MILD SEVEN presents
『Blue Windy Night』

2009年12月31日(木)
会場:六本木MADO LOUNGE

リリース情報

元気ロケッツI-Heavenly Star-
元気ロケッツ
『元気ロケッツI-Heavenly Star-』

2008年7月2日発売
価格:3,059円(税込)
エイベックス・エンタテインメント AVCD-23448

1. Prologus –Earth Rise-
2. Breeze
3. Smile
4. Star Line
5. Heavenly Star
6. Intermediate –Orbit Swimming-
7. I will
8. Star Surfer
9. Never Ever
10. Fly!
11. Star Line(Japanese Ver.)
12. Breeze:Summer Afternoon Mix
13. Breeze:Star Breeze Mix

インフォメーション

THE BEST REMIXES of CK
Crystal Kayデビュー10周年記念プロジェクト第3弾として12月16日発売のベストリミックスアルバムに元気ロケッツが参加!!

2009年12月16日発売
価格:2,100円(税込)
EPICレコードジャパン ESCL-3337

※M-1「恋におちたら Genki Rockets Remix」

プロフィール

日本発、世界に向けたコラボレーション・プロジェクト、Genki Rockets。同時多発テロから5 年後の2006年9月11日、ネット上に「Heavenly Star」の映像が初めて配信されると瞬く間に全世界に広がり、YoutubeやMyspaceで話題をさらう。(Youtubeでは100万を超えるアクセスを更新中。)2008年7月、デビューアルバム『元気ロケッツ I-Heavenly Star-』を発表。

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