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元気ロケッツ インタビュー

元気ロケッツ インタビュー

インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
撮影:井手聡太

日本発。世界中の人をつなげた「ゲーム」。

─元気ロケッツの映像は、未来的というか宇宙的というか、そういう部分がすごく強いと思うんですけど、そこにはどういう経緯で至ったんですか?

水口:グローバルに音楽やビジュアルを届けていくためには、国とか地域とか人種みたいなものは飛び越えてしまおうと。そんな話をしているときに思いついた設定が、人類史上初めて地球の外で誕生した女の子。その女の子がちょっと先の未来から2019年9月11日に生まれた子が17歳になった時に書きあげた歌が “Heavenly Star”です。突飛に思うかもしれないけど、もう既に、宇宙ステーションには人が住んでいますからね。

─その女の子が元気ロケッツのフロントアクト、Lumiですよね。

元気ロケッツ インタビュー

水口:はい。そこからいろいろなバックストーリーが浮かんできた。彼女は地球の外で初めて生まれたんだけど、ある事情があって、しばらく地上に降りることができない。毎日美しい地球を外側から眺めながら、地上からの報道やハイビジョンの風景を見ながら育っていく。青空を見上げて、雲が流れて行って、雨粒が頬に当たったりとか、風が自分の髪を通り抜けていったりとか、彼女にはそういう体験がない。映像では見てるんですけどね。僕らにとって当たり前だと思うようなことが、彼女にとっては大きな憧れでありつづける。一方で、この一つの星の中に人間のすべてが存在するのに、世界には戦争が終わらない。地上に降りたい思いと、不安が交錯する。そういう彼女のフレッシュネスというか、新鮮な想いや憧れを、全部歌詞にぶつけてみよう。そういうコンセプトでできた曲が“Heavenly Star”なんです。

─すごい! 完全にキャラクターができあがっているというか、育ってますよね。

水口:その勢いでアルバムを作ってしまって(笑)。以後、元気ロケッツの活動は、ちょっと先の未来からの視点で音楽が作られ、映像が作られ、表現されています。ライブもそうです。

─もともと何もないところから一人の女の子を設定して、その子がどんどん成長していって…、その想像力って、どこで培われたものなんですか? 例えば小さい頃に『ドラえもん』を見ていたとか、そういう原点みたいなものはありますか?

水口:『ドラえもん』は見ていましたけど…(笑)。基本的にそういうことばっかり考えてますね。まぁ、それが仕事でもあるので。だからそんなに特別なことではないんですよね。

─ゲームの世界に入るきっかけはなんだったんですか?

水口:映像と音楽とか、そういう表現創作をやっていく上で、世界中の人に向けて発信するということがキーワードだったんですよね。僕が仕事をしようと思った頃、テレビはドメスティックだったし、映画も日本映画だったし、日本の音楽も世界には全然出ていってなかった。で、ふとみたらマリオとかソニックとか、ゲームが世界中の人をつなげていた。でもその解像度とか表現力って、全然大したことなくて、もう2Dのドット絵ですよね。音もビープ・サウンドというか。でも将来、これが高解像度になって、世界はネットワークでつながっていって、オーケストラのような音楽まで表現できるようになっていくんだろうなっていう確信だけはあったんです。その時点では、それが10年先なのか、20年先なのか、もっと先なのか。そこまではわからなかったんですけど、とりあえずその方向に進んでみようと思って入ったのが最初ですね。

─そして実際にそうなった。

水口:なりましたね。ちょっと僕の予想よりも早かった。

─映像と音楽を世界に出すことを考えて、まずゲームの世界に入って作っているうちに、元気ロケッツの活動につながったんですね。

水口:自分が「ゲームを作っている」という感覚は、他のクリエイターに比べてあまりないと思います。ゲームっていうと普通ね、FFとか、ドラクエとかにいきますよね。そういうRPGのようなタイプは作ったことがないので。自分でもあんまり遊ばないですし。ゲームが持ってる可能性の、ちょっと違う側面を捉えてるんだと思います。

4/4ページ:ミュージック・ビデオは、4〜5分の短い時間の中で、どういうドラマを感じ取るか。そこに凝縮された感動がなきゃいけないと思う。

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Genki Rockets DJ Live Set Information

『Sweet Society 2009 X’mas〜night party〜』

2009年11月29日(日)
会場:大阪堂島ホテル

『Esperanza』

2009年12月27日(日)
会場:麻布十番WAREHOUSE702

MILD SEVEN presents
『Blue Windy Night』

2009年12月31日(木)
会場:六本木MADO LOUNGE

リリース情報

元気ロケッツI-Heavenly Star-
元気ロケッツ
『元気ロケッツI-Heavenly Star-』

2008年7月2日発売
価格:3,059円(税込)
エイベックス・エンタテインメント AVCD-23448

1. Prologus –Earth Rise-
2. Breeze
3. Smile
4. Star Line
5. Heavenly Star
6. Intermediate –Orbit Swimming-
7. I will
8. Star Surfer
9. Never Ever
10. Fly!
11. Star Line(Japanese Ver.)
12. Breeze:Summer Afternoon Mix
13. Breeze:Star Breeze Mix

インフォメーション

THE BEST REMIXES of CK
Crystal Kayデビュー10周年記念プロジェクト第3弾として12月16日発売のベストリミックスアルバムに元気ロケッツが参加!!

2009年12月16日発売
価格:2,100円(税込)
EPICレコードジャパン ESCL-3337

※M-1「恋におちたら Genki Rockets Remix」

プロフィール

日本発、世界に向けたコラボレーション・プロジェクト、Genki Rockets。同時多発テロから5 年後の2006年9月11日、ネット上に「Heavenly Star」の映像が初めて配信されると瞬く間に全世界に広がり、YoutubeやMyspaceで話題をさらう。(Youtubeでは100万を超えるアクセスを更新中。)2008年7月、デビューアルバム『元気ロケッツ I-Heavenly Star-』を発表。

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