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元気ロケッツ インタビュー

元気ロケッツ インタビュー

インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
撮影:井手聡太

“Never Ever”はテクノロジーが発達した社会で、人の気持ちをどのように感じることができるかどうか、ちょっと先の未来をイメージして書いたラブソングです。

─今回使用させていただける楽曲、“Fly!”と“Never Ever”を選んだ理由は?

水口:まずは僕ら自身が映像をつけてない曲だということが大きいです。アルバム『元気ロケッツI-Heavenly Star-』の中からピックアップしたんですけど、他のものはミュージック・ビデオが存在していたりするので。あと“Never Ever”に関しては、元気ロケッツの中で唯一作ったバラードだということもあります。一人の少女が、恋い焦がれながらも、(成層圏をはさんで)実際に触れあうことのできない人のことを思って書いた歌なんですよね。テクノロジーが発達した社会で、人の気持ちをどのように感じることができるかどうか、ちょっと先の未来をイメージして書いたラブソングです。

─確かに、今のインターネット社会の延長にあるのかもしれないですね。

元気ロケッツ インタビュー

水口:そうですね。だから、作品を応募してくれる方は、そんな設定とかを完全に無視して、人と人との大事なものっていうか、そういう映像をつけてくれて構いません。歌詞を読み解いていただいて、それぞれのインスピレーションで、新しいドラマを見せていただければと思います。時代設定は現代でも、未来でも構いません。

─“Fly!”のほうはいかがですか?

水口:“Fly!”は、今の世でいえば「Google Earth」みたいな歌なんです。重力から解放されて、地上からどんどん宇宙に向かって飛んでいく。水色の青空が少しずつ暗くなっていって、星が見えてきて、宇宙ステーションがある高度まで行くという、とてもリニアな移動ですよね。もちろん現実にはだんだん空気が薄くなっていったり、だんだん寒くなっていったりするのかもしれないけど、実際に肉体は移動してないんだけど意識が移動しているかのような体験。その高揚感みたいなものを歌にしてみたんですよね。これはドラマティックというよりも、何か新しい表現でやってくれる人がいれば、ぜひ見てみたいなと。

─“Fly!”はまさにいま説明いただいた通りの映像が浮かびましたね。思いっきりジャンプしたらそのまま宇宙まで行っちゃったみたいな。

水口:それも全然別な比喩に置き換えてくれてもいいんですよね。例えば、学校帰りに、口ずさみながら自転車に乗っていたら、どんどん気分が明るくなって、気付いたら川沿いの土手を猛スピードで走ってるみたいな。全然宇宙とか関係なくていいと思うんですよ。曲のインスピレーション自体はそうなんだけど、今の時代とか、今の自分たちの生活に落としたときに、どういう物語が見えてくるのか。それを見てみたいですよね。

日本だけではなくて、地球全体として考えたときに、どれだけの人をポジティブな気持ちにできるか。

─改めてお伺いさせていただきたいのですが、もともとの元気ロケッツの成り立ちを教えていただけますでしょうか?

水口:以前僕が製作した『ルミネス』という音楽パズルゲームがありまして。そのゲームには、国内外からいろんなミュージシャンの方に参加していただいたんですよね。日本だとMondo GrossoとかDef Tech、海外だとBeckやニュー・オーダー、ケミカル・ブラザーズとか、ファットボーイ・スリムとか。曲をお預かりして、その音楽に合わせて遊べるようなゲームをプロデュースしたんです。そのときに、提供していただいた曲以外に、とにかくポジティブでハッピーな楽曲と映像というのを探してたんですけど、なかなか見つからなくて。だったら「自分たちで作っちゃえ」と。そのときに相談したのが、その後、一緒に元気ロケッツを続けることになった玉井健二さんだったんです。

─玉井さんとはどんなお話を?

水口:音楽と映像にメッセージをのせて、世界に発信していく可能性を話し合っているうちに話がどんどん盛り上がってきた。日本だけではなくて、地球全体として考えたときに、どれだけの人をポジティブな気持ちにできるか。そのときに作ったのが“Heavenly Star”という楽曲なんですけど、ミュージック・ビデオも思いっきり遊んでみて。『ルミネス』自体もそうなんですけど、もともと映像と音のシンクロ性が高い作品を目指していたので、そういう雰囲気でやってみようよと、ほんと軽い気持ちでスタートしたのが元気ロケッツだったんですよね。元気ロケッツって名前からしてね、ゆるーい感じが(笑)。

─いやいやいや(笑)。

水口:世界中に元気を打ち上げていくぞ、みたいな。実は「Genki」という言葉は、意外と外国の人から評判がよかったりするんですよね。

─それは言葉の意味ですか?

水口:意味がわからなくても響きがいいって言うんですよね。それで意味を伝えるとみんな好きになるので。じゃあ「ハロー」とか、そういう感じで「Genki」を地球語にしちゃえ、くらいの勢いでスタートしたのが元気ロケッツなんです。

3/4ページ:日本発。世界中の人をつなげた「ゲーム」。

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Genki Rockets DJ Live Set Information

『Sweet Society 2009 X’mas〜night party〜』

2009年11月29日(日)
会場:大阪堂島ホテル

『Esperanza』

2009年12月27日(日)
会場:麻布十番WAREHOUSE702

MILD SEVEN presents
『Blue Windy Night』

2009年12月31日(木)
会場:六本木MADO LOUNGE

リリース情報

元気ロケッツI-Heavenly Star-
元気ロケッツ
『元気ロケッツI-Heavenly Star-』

2008年7月2日発売
価格:3,059円(税込)
エイベックス・エンタテインメント AVCD-23448

1. Prologus –Earth Rise-
2. Breeze
3. Smile
4. Star Line
5. Heavenly Star
6. Intermediate –Orbit Swimming-
7. I will
8. Star Surfer
9. Never Ever
10. Fly!
11. Star Line(Japanese Ver.)
12. Breeze:Summer Afternoon Mix
13. Breeze:Star Breeze Mix

インフォメーション

THE BEST REMIXES of CK
Crystal Kayデビュー10周年記念プロジェクト第3弾として12月16日発売のベストリミックスアルバムに元気ロケッツが参加!!

2009年12月16日発売
価格:2,100円(税込)
EPICレコードジャパン ESCL-3337

※M-1「恋におちたら Genki Rockets Remix」

プロフィール

日本発、世界に向けたコラボレーション・プロジェクト、Genki Rockets。同時多発テロから5 年後の2006年9月11日、ネット上に「Heavenly Star」の映像が初めて配信されると瞬く間に全世界に広がり、YoutubeやMyspaceで話題をさらう。(Youtubeでは100万を超えるアクセスを更新中。)2008年7月、デビューアルバム『元気ロケッツ I-Heavenly Star-』を発表。

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