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表現者たちが本気でバトル 「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」という試み

表現者たちが本気でバトル 「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」という試み

インタビュー・テキスト
金子厚武
2010/12/03
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ライブでやるっていうのは時代の流れ

―『II』のリリース以降は、昨年末に『BOYCOTT RHYTHM MACHINE VERSUS LIVE』が開催されるまで3年間の空白がありましたが、これはどんな期間だったのですか?

清宮:何かをちょこっとやろうと思えばできたと思うんですけど、「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」という名前や考え方はプロジェクトとして、スタートした時点からすごく自分の中で特別なものであって、片手間では絶対にできないんですね。『II』でちょっとやりきった感もあり、仕事も変わって物理的にも忙しかったので、次の展開がある程度見えるまではお休みしようかなと。

表現者たちが本気でバトル 「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」という試み
昨年開催された『BOYCOTT RHYTHM MACHINE VERSUS LIVE』のイメージ画像

―それでこのときからCDではなくライブに変わって。こうやって時代の変化に合わせて内容が変化していくのが面白いですよね。

清宮:そうですね。ライブでやるっていうのは時代の流れだと思いますし、そういう時流は常に考えてやっていけたらいいなと思っています。

記憶に残る試合、「Shing02 vs 外山明」「スガダイローVS七尾旅人」について

―昨年末の六本木スーパーデラックスは3戦あったわけですが、中でも「Shing02 vs 外山明」はすごかったそうですね。

清宮:Shing02さんに即興でラップしてもらう時に、彼の言葉が聴き取れないともったいないから、リリックを書いてもらうことにしたんです。でもそれは、意外に時間がかかると。当然ですよね(笑)。そのとき、彼はテーマを現場のお客さんに委ねたんですけど、出てきたテーマが「酸っぱい」だったんですよ(笑)。

―非常に難しいテーマですね(笑)。

清宮:それで1文字書き始めるのに15分ぐらいかかったんじゃないかと思うんですけど、最終的にまとめるまでに1時間ぐらいかかって。その間ずっと外山さんは叩き続けてるっていう(笑)。最初はバラフォン(西アフリカの木琴)を30分くらいずーっと叩いていたんです。途中でドラムに座り変えて、一音目のシンバルの音が怒りに満ちた「グワシャ〜〜ン!」って音で(笑)。

表現者たちが本気でバトル 「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」という試み
左:外山明、ステージ右:Shing02

―(笑)。

清宮:それでも彼(Shing02)は全然関係ないわけですよ。肝っ玉の据わり方が半端じゃない。いつ終わるかわからないからお客さん結構帰っちゃうし、出来上がった曲をやり始めたら3分ぐらいで終わっちゃうっていう(笑)。スガダイローさんはそれを見ながらゲラゲラ笑ってるし、その後自分の持ち曲やって中村達也さんに「即興じゃないんかい!」って突っ込まれて(笑)。そういうのも含めて現場全体がカオスですごく面白かったです。

―今年の9月にはスガダイローさんの七番勝負も企画されていましたが、その中ではどの勝負が印象的でしたか?

清宮:七尾(旅人)さんの回ですね。その日は急遽ゲリラ的にUstをやったんですけど、大体休憩を挟んで3ラウンドやるっていうのが七番勝負の通例になってたんですね。その3ラウンド目の前に僕が会場に来たお客さんに話をさせてもらって、七尾さんとスガさんがやれるのはすごい嬉しかったし、もっとみんなに見てほしいから、Twitterやってるひとは今すぐUstのことを告知してください! ってお願いしたんです。そしたらアクセスがグワーッと広がって。その後の3ラウンド目の七尾さんがもの凄かった。自分の持ち技を凝縮して一気に全部出してくるんですよ。

表現者たちが本気でバトル 「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」という試み
左手前:スガダイロー、右奥:七尾旅人

―いい発奮材料になったわけですね。

清宮:七尾さんはそういう風にちゃんと勝ち負けにこだわってくださって、即興をエンターテイメントとして考えながらもその先を目指している人なんだなって思いましたね。

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イベント情報

『BOYCOTT RHYTHM MACHINE VERSUS LIVE 2010』

2010年12月12日(日)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:東京都 国立科学博物館

出演:
渋谷慶一郎 vs DJ BAKU
AFRA vs Open Reel Ensemble B.R.M set
ASA-CHANG vs 康本雅子

料金:予約4,000円 当日4,500円

■当日券について
当日券は12月12日(日)17:30より、国立科学博物館入口のSL前にて、30枚+α販売致します。
(+αは当日までの予約キャンセル数となります。)
規定枚数以上の方が集まった場合は同時刻に抽選を行う予定です。

イベントに関するメール問い合わせはこちら
Boycott Rhythm Machine Versus LIVE

プロフィール

「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」

2004年に、渋さ知らズ、DCPRG、大友良英NJO、ROVOらによる新録のコンピレーションアルバム『BOYCOTT RHYTHM MACHINE』、2006年には7つの即興対決をドキュメントしたCD+DVD『BOYCOTT RHYTHM MACHINE II VERSUS』をリリース。同作品や、それ以降はライブとして、日本最先端・最新鋭の音楽シーンを牽引するアーティスト同士による異種格闘技戦をテーマにした即興対戦がこれまでに全20戦行われている。

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