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cinema staff × LOST IN TIME対談

cinema staff × LOST IN TIME対談

インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:西田香織

今年の春に行われたcinema staffの対バンツアー『SALVAGE YOUR VINYL』。先に対談を掲載したTHE NOVEMBERSをはじめ、同郷でレーベルメイトだったmudy on the 昨晩など、バンドと縁の深い共演者を招いて行われたこのツアーのファイナル、2012年4月14日の渋谷クアトロにゲストバンドとして招かれたのが、cinema staffが結成当初から敬愛してやまないLOST IN TIMEだった。大きな期待を背負ってメジャーデビューを果たしたcinema staffに迫る連載記事のラストは、そのLOST IN TIMEから海北大輔を迎え、飯田瑞規、三島想平との対談を行った。メジャー行きを発表したクアトロのライブの話はもちろん、地元への想いから、音楽の現場をめぐる対話まで、話題は多岐に渡ったが、常にお互いに対する信頼と、音楽そのものへの愛情を感じさせるやり取りは、実に気持ちのいいものであり、「音楽を取り巻く状況に全く悲観はしていない」という両者の言葉は、非常に頼もしいものだった。9月には新作『SALVAGE YOU』のリリースも発表されたcinema staff、今後の活躍がますます楽しみだ。

「メジャーに行きます」っていう宣言をして、その後に“into the green”をやったときの空気感がホントにすごかったんですよ。(海北)

―今年の春に行われたツアー『SALVAGE YOUR VINYL』のファイナル、LOST IN TIMEと共演した渋谷クアトロでのライブで、シネマはメジャーデビューを発表したわけですよね。

海北(LOST IN TIME/Vo,Ba):「メジャーに行きます」っていう宣言をして、その後に“into the green”をやったときの空気感がホントにすごかったんですよ。歓声と悲鳴が入り混じって、沸点がグワーッと上がったんですけど、ただあの瞬間は「メジャー」っていうことにちょっと不安を感じた人もいたと思うんですね。でも、“into the green”をやる中で、どんどんお客さんの不安が消えていって、むしろテンションが上がっていった、それにすごく感動して。大きいこと言っちゃいますけど、何かが変わる瞬間に立ち会っちゃったなって思ったのをすごく覚えてます。

―シネマにとっては、クアトロでLOST IN TIMEと共演してのメジャーデビュー発表っていうのは、これ以上ないシチュエーションだったんじゃない?

三島(cinema staff/Ba):こんなこと言うのもあれなんですけど、「もうやめてもいいかな」ぐらいの充実感はありました(笑)。まあ、それは言い過ぎですけど、でもホントに感無量でしたね。

飯田(cinema staff/Vo,Gt):俺はあのツアーの期間中は結構気分的に落ちてしまってたときで、その先にメジャーデビューが決まっていたからかもしれないんですけど、自分の足りないところばっかりに目が行っちゃって、それをどうにか補おうってことばかり考えてたんです。そういうタイミングでLOST IN TIMEのライブを見たときに、海北さんの歌にはホントかなわないと思ったんですよ。でもそれって前向きな意味で、自分に足りないものを自覚したことで、逆に自分ができることを自覚することにもなったんですよね。

左から:飯田瑞規(cinema staff)、海北大輔(LOST IN TIME)、三島想平(cinema staff)
左から:飯田瑞規(cinema staff)、海北大輔(LOST IN TIME)、三島想平(cinema staff)

海北:本番直前なのに泣いてるんですよ。「声出なくなったらどうすんのよ!」って思って(笑)。

飯田:これまでに2回対バンしてるんですけど、1回目のときは三島も泣いてた(笑)。

―1回目は今回の逆で、LOST IN TIMEのツアーにシネマが出たんですよね。

海北:あのときは出てくれてホント嬉しかったもんなあ。シネマの今の魅力って、決してミニマルなストーリーじゃないってことで、「俺たちの、私のcinema staffだ」っていう風に愛を注いでるファンがものすごい多いことだと思うんです。その人たちがクアトロで、「メジャー! よっしゃ行け!」っていう空気になったのは、俺はホントにゾクッとしたんですよね。

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イベント情報

『cinema staff 1st E.P.「into the green」release oneman live「望郷」』

2012年7月1日(日)OPEN 17:30 / START 18:00
会場:岐阜県 岐阜 BRAVO
出演:cinema staff
料金:前売2,800円 当日3,300円
※チケット完売

2012年7月15日(日)OPEN 17:15 / START 18:00
会場:東京都 恵比寿 LIQUIDROOM
出演:cinema staff
料金:前売3,000円 当日3,500円(共にドリンク別)

>LOST IN TIME 10th anniversary
『〜まだまだ続くよ10周年!アコースティックでホールに挑戦!〜』

2012年11月2日(金)OPEN 18:00 / START 18:30
会場:東京都 下北沢 北沢タウンホール
料金:前売3,500円 当日4,000円

LOST IN TIME 10th anniversary
『〜まだまだ続くよ10周年!アコースティックで大阪ワンマンに挑戦!AKASO編〜』

2012年11月16日(金)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:大阪府 AKASO
料金:前売3,300円 当日3,800円(共にドリンク別)

リリース情報

cinema staff<br>
『into the green』(CD)
cinema staff
『into the green』(CD)

2012年6月20日発売
価格:1,400円(税込)
PCCA-03613

1. into the green
2. 棺とカーテン
3. チェンジアップ(Re-Recording)
4. 優しくしないで(Re-Recording)
5. KARAKURI in the skywalkers(Re-Recording)
6. AMK HOLLIC(Re-Recording)
※初回特典として『cinema book』が付属

cinema staff
『SALVAGE YOU』(CD)

2012年9月5日発売
価格:1,800円(税込)
PCCA-03652

1. 奇跡
2. WARP
3. さよなら、メルツ
4. her method
5. warszawa
6. 小説家
7. salvage me

LOST IN TIME<br>
『-BEST Album- BEST きのう編』(CD)
LOST IN TIME
『-BEST Album- BEST きのう編』(CD)

2012年3月7日発売
価格:2,520円(税込)
UKDZ-0117

1. 再会
2. 花
3. 翼
4. 通り雨
5. 約束
6. 教会通り
7. 列車
8. 昨日の事
9. 北風と太陽
10. 秘密
11. 然様ならば
12. 足跡(STEP UP RECORDS コンピレーション“OUT OF THIS WORLD 4”収録)
13. ひとりごと
14. ニジノシズク
15. 進む時間、止まってた自分
16. グレープフルーツ

LOST IN TIME<br>
『-BEST Album- BEST あした編』(CD)
LOST IN TIME
『-BEST Album- BEST あした編』(CD)

2012年3月7日発売
価格:2,520円(税込)
UKDZ-0118

1. あしたのおと
2. 線路の上
3. 手紙
4. ヒカリ
5. ココロノウタ
6. あなたは生きている
7. 声(DVD『秒針』初回盤ボーナストラック)
8. はじまり
9. 旅立ち前夜
10. 最後の一球
11. 26
12. 合い言葉
13. 希望
14. ハローイエロー
15. 陽だまり
16. バードコール
17. ぼくらの声の 帰る場所

プロフィール

cinema staff

2003年、辻 友貴、飯田瑞規、三島想平が前身バンドを結成。2006年7月に久野洋平が加入し、現在の編成となる。愛知・岐阜県のライブハウスを中心に活動を開始し、2008年に残響recordより1st mini album『document』をリリース。現在までに3枚のミニアルバムと1枚のフルアルバムとシングルをリリースし、2012年6月に満を持して1st E.P.『into the green』でメジャーデビューを果たす。

LOST IN TIME

2002年アルバム『冬空と君の手』でデビューしたスリーピースバンド。10周年を迎えた2012年3月に初のベストアルバム『ベストきのう編』『ベストあした編』を2枚同時リリース。海北大輔が生み出す独特な楽曲の世界と圧倒的な歌声とベース、大岡源一郎のタイトなドラム、三井律郎のソリッドなギター、それらが一体となって研ぎすまされたサウンドは感情の奥深くに染み込んで心を揺さぶる。

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