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麻生潤×rega 都市型フェス『SYNCHRONICITY』対談

麻生潤×rega 都市型フェス『SYNCHRONICITY』対談

インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:田中一人

大中小さまざまな規模のフェスやイベントが乱立する現在。選択肢が増えることは音楽ファンにとって決して悪いことではないが、その分イベントごとの差異は以前よりも見えにくくなっていると言ってもいいかもしれない。そんな中にあって、確固たる存在感を放ち続け、今年3月で実に11回目の開催を数える都市型イベントが『SYNCHRONICITY』である。音楽とアートの融合、グリーン電力の使用といった特色はもちろん、「未来へつなぐ出会いと感動 - CREATION FOR THE FUTURE - 」というテーマを掲げ、常に前進する意志を持ち、変化を続けるその姿勢こそが、多くのファンに愛され続けている理由に違いない。

今年は3月16日にTSUTAYA O-EASTとduo MUSIC EXCHANGEの2会場を使って開催される『SYNCHRONICITY’14』を前に、主催者の麻生潤と、今回で4回連続の出演となるバンド「rega」の井出竜二と四本晶による対談を行った。まさに相思相愛の両者の対談からは、『SYNCHRONICITY』の魅力、regaの魅力、そしてその相性の良さがはっきりと伝わってきたが、中でも特に印象的だったのが、麻生の出演者に対する愛情だ。この日はregaに対する愛情をたっぷりと語ってくれたが、おそらく麻生はどの出演者に対しても、同じだけの熱量で語ることができるのだろう。そんな主催者の人間味があるからこそ、『SYNCHRONICITY』という空間の中ではあらゆるアートが調和し、人間の未来をも照らし出すことができる。そんな風に思わずにはいられなかった。

カルチャーとしての未来というよりも、人としての未来に影響を与えられるような、何かを伝えて行けるような空間を作っていきたい。(麻生)

―regaは2012年の『SYNCHRONICITY'12』から、今回で4回連続の出演になりますね。

井出:僕は自分が出る前から個人的に『シンクロ』に遊びに行ってたんですよ。すごく自分好みのいいイベントだなって思って、そこで渋さ知らズも知ったし、ROVOとか犬式 a.k.a dogggystyle(三宅洋平を中心としたバンド)を見たり、DJもいれば、絵を描いてる人もいて、とにかくめっちゃ刺激的で。それで「こんなイベント出れたらいいなあ」って思ってたら、たまたまライブ後に打ち上げをしてたバーに麻生さんがいて(笑)。それで挨拶させてもらったのが出会いですね。

麻生:それからいつか一緒にやりたいなって思って、初めて叶ったのが2012年の春の『シンクロ』なんだけど、その前に『シンクロナイズ』っていう2マンイベントにも出てもらってるんです。その後は連続でずっと出てもらってますね。

四本:僕も自分が出る前から遊びに行ってて、ホントにこれまで経験したことがないイベントだと思ったんですよね。面子も面白いし、ジャンルとかもバラバラだし、トークイベントとかもやってて、独自の色というか、『SYNCHRONICITY』っていうオリジナルなものができあがっていて、あの空間にいるだけで楽しめるんですよね。

左から:井出竜二(rega)、四本晶(rega)、麻生潤
左から:井出竜二(rega)、四本晶(rega)、麻生潤

―『SYNCHRONICITY』は「CREATION FOR THE FUTURE」というテーマを掲げていますよね。その理念はどうやって生まれたものなのでしょうか?

麻生:徐々にできあがってきた感じで、最初はもっと音楽に寄っていたというか、カルチャーに刺激を与えられるものを作っていこうって感じで、2005年にクラブとライブの融合的なイベントとして始まったんです。そこから徐々に、カルチャーとしての未来というよりも、人としての未来に影響を与えられるような、未来につなげて行けるような空間を作っていきたいなって思うようになっていきました。

―音楽だけではなく、いろんなアートを取り入れたり、トークセッションをやったり、非常に多様性がありますが、その根幹にはやはり未来への視線があるわけですよね?

麻生:よく「持続可能な」って言うじゃないですか? その視点ってやっぱり大切だし、一過性のものじゃつまんないと思ったんですよね。すべてのイベントがそうじゃないとは思うんですけど、イベントって大概そのときブワーっと楽しいだけで終わっちゃう。もちろんその楽しさってとても大切なことだけど、それだけじゃなくて、例えば、知を深めることができれば、日常生活においても考えるきっかけになりますよね。それと共にきっとそのときの音楽も思い出すだろうし、その思い出や感動がまた新しい音楽を聴くことにもつながる。そういう風に日常に溶け込んでいくこと、僕はそれが未来につながる一つだと思うんです。なので、『SYNCHRONICITY』としてこれからもっともっとやりたいことはあるんですけど、今は一歩ずつ段階を踏んで行ってるっていう感じなんですよね。

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イベント情報

『SYNCHRONICITY'14』

2014年3月16日(日)OPEN / START 15:00
会場:東京都 渋谷 TSUTAYA O-EAST、duo MUSIC EXCHANGE
ライブ:
渋さ知らズオーケストラ
the telephones
SOIL& "PIMP" SESSIONS
OGRE YOU ASSHOLE
トクマルシューゴ
THE NOVEMBERS
rega
SOUR
cro-magnon
DEEP COVER
JABBERLOOP
fox capture plan
Limited Express (has gone?)
and more
DJ:Ko Umehara(-kikyu-)
VJ:
矢吹和彦(-kikyu-)
eetee
ライブペインティング:
Gravityfree
マリオ曼荼羅
RUSOW
料金:前売5,250円

リリース情報

rega<br>
『DISCUSS』
rega
『DISCUSS』

2013年12月4日(水)発売
価格:1,700円(税込)
SOPHORI FIELD COMPANY / XQLC-1003

1. agility
2. EQ
3. Faust
4. Goblin
5. Romance
6. Migration

プロフィール

麻生潤(あそう じゅん)

都市型フェスティバル『SYNCHRONICITY』、クリエイターチーム-kikyu-を主宰。音楽、アート系イベントの企画制作を中心に、各種パーティー制作、ウエディングパーティーのコーディネートを手がける。フェス系ラジオ番組のパーソナリティとして文化放送デジタル&インターネットラジオに出演('07~'09)。音楽はマイライフ!ネアカと呼ばれる程のポジティヴィスト。株式会社アーストーン代表。

rega(れが)

Gt2人、Ba、Drのインストロックバンド、溢れ出る感情を表現する凄まじいライブは圧巻。朝霧JAM、TAICOCLUB等の野外フェスに出演し2013年はFUJI ROCK FESTIVAL前夜祭のトリを務め会場は熱狂に包まれた。会場限定CD「ad」が眼鏡市場のCM音楽に抜擢される等各方面で注目が集まる。2013年12月に新作「DISCUSS」が発売され、リリースツアーは2014年5月~7月に開催。

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