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しのさきあさこと矢追純一の「オカルトから始まる人生指南書」

しのさきあさこと矢追純一の「オカルトから始まる人生指南書」

インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
撮影:三野新

お葬式とかでも、知っている人の顔が死んだ途端に他人に見えちゃうのが不思議で。(しのさき)

―まだ曲のほうを聴かれてないということで、MVを一緒に見ていただけますか?


矢追:(ひととおり見て)すごくいい曲ね、これ。

しのさき:ありがとうございます!

矢追:歌詞がちょっと寂しいんだけど、曲が明るくて、気分がいいですね。絵も上手ね。人体が出てくるのは気持ち悪いけど(笑)。

しのさき:これを作ってくれてる映像ユニットの「最後の手段」さんに『人体の不思議展』が好きだと伝えたら、人体のモチーフを取り入れてくれました。

矢追:しのさきさんは死ぬことに興味あるみたいね。(MVに出てくる)人体ってどう見ても死骸だもんね。

しのさき:あの人体に魂が入っていれば生きてる状態なのに、魂がないと死んだ状態になってしまうことに興味があるんです。例えば、お葬式とかでも、知っている人の顔が死んだ途端に他人に見えちゃうのが不思議で。

矢追:その感覚は鋭いね。魂が抜けちゃうんだろうね。

―矢追さんは、心霊現象にもお詳しいんですか?

矢追:僕は霊感はないですよ。何も感じないし、心霊に関して人より優れているところはないですね。

しのさき:でも、ジャケットの撮影のときに見せてくれたやつはすごかったです……。

矢追:あれは霊とは関係なく、「ヒーリング」ですね。手を触れないで体を治して、元気にするっていう。撮影の余興で、顔をちょっとキレイにするってことをやったんです。やってみる?

しのさき:いいんですか!?

矢追:しのさきさんは若いから、あんまり変わらないかもしれないけどね。まず、顔の半分だけやりますね(顔の右半分に手をかざす)。

左から:しのさきあさこ、矢追純一

しのさき:なんか、すごい熱を感じる……。

矢追:……はい、おしまい。じゃあ、見てください。

しのさきあさこ

―あ! 心なしか、目がパッチリしてる……?

しのさき:目がキラっとした! ほうれい線も薄くなった! なんか、目を開けたときに、すごく明るく感じます。部屋の電球が変わったんじゃないかというぐらい。受けてる間は、あったかくて、顔の細胞というか、中身と皮膚の間がうようよする感じがしました。

矢追:すごい感受性だね(笑)。でも、これで腰や肩の痛みも5分ぐらいで治せますよ。

左から:しのさきあさこ、矢追純一

みんな何でも「わかる」と言い張ってるけど、この世の中に科学でわかることなんて1個もないですよ。(矢追)

―これは科学的な何かがあったりするんですか?

矢追:そんなものないよ。みんなご飯を食べるために、何でも「わかる」と言い張ってるけど、この世の中に科学でわかることなんて1個もないですよ。そもそも人間の心というのが、入り組んでいてよくわからないものでしょ? それに対して科学は目に見えることしか扱えないから、表面的なことしかわからないんだよね。

―うーん。これって気功みたいなものだったのでしょうか?

矢追:またそういうことを言う!

―すみません(笑)。

矢追:それは自分の知識の中にある言葉を探しているだけなのよ。それに、仮に「気功みたいなものだよ」と言われたところで、だいたいの人は、気功が何なのかちゃんと説明できないと思うし、説明するっていうのは、ある意味、屁理屈を並べるということでもあると思うんです。つまり、例えば「宇宙人」と言っても、みんなが考える宇宙人はそれぞれ違っていて、「じじい」だっていろんな姿が思い浮かぶじゃない。それをみんな、自分と他人のイメージは同じだと思い込んでいるわけです。だけど、そんな中でも、僕の「想い」を受け取ってもらえるやり方があるかもしれないという儚い望みをかけて、ものを言っているんです。

―そのスタンスは番組を制作されていたときから、ずっと変わらないものなんですか?

矢追純一

矢追:そうです。僕のスタンスは、自分が興味あることを、みんなも一緒に見に行ったら面白いだろうなって。だから、自分が実際に行くまでは何もわからなくて、行ったときに「おお、こういうやつなのか!」みたいな。「これが面白い」って最初から説明するんじゃなくて、それを見てる人が一緒に味わえるように作ってあるわけ。


素晴らしい作品には、描いた人の魂が乗ってるわけ。だから、受け取るほうも、なんとなくいいとか悪いとかしか言えないはずなんだよ。(矢追)

―しのさきさんの場合も、自分の想いを言葉や音楽にして表現しなきゃいけないわけですよね。

しのさき:確かに、好きなものについてよく訊かれるけど、理由は説明できないんですよね。自分の中でも理由なんてなかったりするし。

矢追:多くの人が、作品を見て「歌詞がいい」とか、「曲がいい」とか、そういう評価しかできないのよ。だけど本当はね、作った人の想いや魂がCDに乗るの。それを聴く側はなんとなく受けて、なんとなく「この曲は好き」「この曲は嫌い」ってなるわけ。それは歌詞の中身とか、曲と関係なく伝わるものなの。

―確かに理由なんて、よくわからないことも多いですよね。

矢追:僕は本当に「美」に疎くてね、絵なんか観に行っても、これのどこが何億もするんだろうと思っちゃう(笑)。だけど、素人が描いた絵でも「おおー」って感じるものもあるの。きっと専門家とは見方が違うんだよね。専門家は絵の具がどうとか屁理屈を言うわけよ。それでメシを食ってかなきゃならないからね。だけど本当はたぶん、そういうことではなくて、素晴らしい作品には、描いた人の魂が乗ってるわけ。だから、受け取るほうも、なんとなくいいとか悪いとかしか言えないはずなんだよ。

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イベント情報

宇宙人『じじい』発売記念イベント

2014年4月26日(土) OPEN 13:00 / 15:00(2回)
会場:神奈川県 アリオ橋本

『Beat Happening!SHIBUYA GREATEST MAX!』

2014年4月29日(火・祝) OPEN 17:30 / START 18:00
会場:東京都 渋谷LUSH
出演:
宇宙人
イツエ
the peggies
惑星アブノーマル
料金:前売2,000円 当日2,500円(共にドリンク別)

番組情報

『ライブB♪』
TBS「ライブB♪」

リリース情報

宇宙人<br>
『じじい』(CD)
宇宙人
『じじい』(CD)

2014年4月23日(水)発売
価格:1,234円(税込)
KICM-1496

1. じじい -導かれし宇宙-
2. じじい -おわりのはじまり-
3. じじい -そして伝説へ-
4. じじい -導かれし宇宙-(off vocal ver.)
5. じじい -おわりのはじまり-(off vocal ver.)
6. じじい -そして伝説へ-(off vocal ver.)

プロフィール

宇宙人(うちゅうじん)

しのさき あさこ(Vo)、こまつ けんた(Gt)、にいや ひでひろ(Ba)、わだ まこと(Dr)の4人のメンバーによるポップバンド。2008年に結成。2010年に「FUJI ROCK FESTIVAL'10」のROKIE A GO GOステージに出演。2012年5月、mini AL「慟哭」でキングレコード / スターチャイルドレコードよりメジャーデビューを果たし、同年11月には2nd mini AL「珊瑚」をリリース。不思議な世界観と中毒性の高いポップセンスで、じわじわと人気を拡大している。2013年5月には1st SINGLE、アニメ「惡の華」オープニングテーマ(宇宙人ver.)「惡の華」をリリース。2014年4月に2ndSINGLE「じじいい」をリリース。

矢追純一(やおい じゅんいち)

7月17日(ノアの箱舟がトルコのアララト山に漂着した日、つまり人類の始まりの日)生まれ。かに座。中央大学法学部法律学科卒業。同年4月日本テレビ放送網(株)入社。日本テレビ時代は「11PM」「木曜スペシャル」などを担当し、UFO及び超能力番組のディレクターとして活躍する。日本テレビ退職。 矢追純一オフィス主宰、(有)スペース・ラブ取締役。現在、地球環境問題、UFO問題を中心に、フリーのディレクター、 プロデューサーとして、テレビ、ビデオやラジオの番組制作、 及び出演で活躍中。さらに、著述、講演、レクチャー、そして取材などで世界中を奔走。

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