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菅野よう子が引き合わせた若き才能、Aimer×青葉市子対談

菅野よう子が引き合わせた若き才能、Aimer×青葉市子対談

インタビュー・テキスト
小野田雄

この曲がじわじわ心を侵食していったらいいなと思っています。(Aimer)

―最初に青葉さんから、「1曲で濃い体験を与えたい」というお話がありましたが、Aimerさんは音楽の伝え方、伝わり方について、どう思われますか?

Aimer:私としても、菅野さんと市子さんと一緒に、こういう挑戦的な曲で声という1つの役割を担えたことが嬉しいですね。アニメ自体も踏み込んで、視聴者に問いかけている部分が大きい作品ですし、私が毎週アニメに引き込まれているように、毎週観ているうちにこの曲がじわじわ心を侵食していったらいいなと思っています。

―菅野さん、青葉さん、Aimerさんがそれぞれの才能を最大限に発揮することでこの曲は成立していて、今までのAimerさんの楽曲とはまた違った世界観がありますよね。

Aimer:私自身の音楽の取り組みとしても、菅野さんや澤野(弘之)さん、阿部真央さんをはじめ、色んな方とのコラボレーションを通じて、自分の新たな引き出しを開けてもらっている感覚があります。誰かと手をつないで自分の音楽を広げていくことで、どんな人にも振り向いてもらえるような歌を届けていきたいですね。

澤野弘之(左)とAimer
澤野弘之(左)とAimer

青葉:Aimerさんの声は、美術館のなかでずっとそこにある彫刻みたいだなって思うんですね。きれい。だから、私はこの曲で1番と2番の間のコーラスパートが好きだったりするんですけど、いつかはAimerさんの声だけのアルバムを聴いてみたいですね。

インターネットライブは、目の前には誰もいないはずなのに、インターネットの向こうに何万人かの人が観てると思うと、逆に視線を感じるんですよね(笑)。(Aimer)

―ライブでのアプローチ方法に関しては、お二人はどういうお考えをお持ちでしょうか?

Aimer:先日LIQUIDROOMでのライブ(2014年7月9日のワンマンライブ)をこっそり拝見させていただいたんですけど、そのときも市子さんの声を聴いて、「世界がそこにある」って思う程、声に惹かれました。

青葉:わ、観てくれたんですね! 言ってくださいよー(笑)。でも、すごく嬉しいです。

Aimer:あのときのライブでは、入場者にプチプチ(梱包用の気泡入り緩衝材)を配っていて、「なにに使うんだろう?」と思っていたんですけど、市子さんが“火のこ”という曲で「じゃあ、今から使います」って言って、そのプチプチをみんなで潰して火の粉の音を再現したじゃないですか。ホントにたき火が燃えているような音がしたし、そういうライブでのコミュニケーションのやり方にすごく感動しました。

青葉市子のライブより
青葉市子のライブより

青葉:そう言えば、あの日のリハーサルで“誰か、海を。”を歌っていたんですよ。

Aimer:それは聴いてみたいです!

青葉:あの日のライブは、ステージもプチプチでデコレーションしたんですけど、さっきもお話したように、ここ最近は舞台を観るようなインパクトをライブで作り出したいと思っていて。もちろん、ただ歌うというライブも出来るんですけど、それだけだと手が余っているような気がするんです。私自身、舞台を多く観に行ってることもあって、歌い手兼演奏者であると同時に、役者や美術家だったり、色んな役割を担うことが出来るんじゃないかと思っていて、色々挑戦してみたいんですよね。

―Aimerさんは、水族館やプラネタリウムなど、色んな空間で行ったライブをインターネット配信されていますよね。

Aimer:私は時間や場所に左右されず、みんなにライブを楽しんで欲しくて、思いつきで始めたインターネットライブを続けてきたんです。例えば、誰もいない深夜の新江ノ島水族館の「クラゲファンタジーホール」を使わせてもらって、クラゲを映し出しながらライブを聴いてもらったり、教会や六本木ヒルズだったり。そのライブにはお客さんを入れずにやってきたんですけど、目の前には誰もいないはずなのに、インターネットの向こうに何万人かの人が観てると思うと、逆に視線を感じるんですよね(笑)。

―これから初のワンマンライブが控えていらっしゃっていますが(取材は8月下旬に敢行。ワンマンライブは8月27日大阪、9月5日東京にて開催)、チケットは即完だったそうで、それはインターネットを使ってお客さんと密なコミュニケーションを図ってきた結果なんでしょうね。

Aimer:お客さんを入れたライブ経験はこれから積み重ねていきたいと思っているんですけど、音源は音源として、その伝え方を高めていきつつ、生身のお客さんとコミュニケーションをいかに取っていくことが出来るのか、ライブならではの伝え方はこれからどんどん試行錯誤していきたいと思っています。

Aimerのライブより
Aimerのライブより

青葉:Aimerさんの声をどこで聴きたいかと今考えていたんですけど、私は潜水艦の中で聴いてみたい。まぁ、潜水艦ライブというのは、現実的ではないかもしれないけど(笑)。いつかライブで一緒に歌いたいですね。二人いれば、“誰か、海を。”のコーラスパートも再現出来るじゃない?

Aimer:わ、嬉しい! ぜひ、一緒に歌ったり、遊んだりしたいです。

青葉:遊びましょう! すっごい声が響くところとかに一緒に行って、ひたすら歌ったりしたいな。

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イベント情報

Aimer
インターネットライブ『Stardust August ~playback~』

2014年9月6日(土)22:30からUstreamで配信
※開始時刻が変更になる場合がございますので予めご了承ください。

青葉市子
『アワぶくツアー』

2014年9月6日(土)
会場:香川県 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 カフェレストMIMOCA

2014年9月11日(木)
会場:長崎県 波佐見町 モンネポルト

2014年9月12日(金)
会場:福岡県 cafeTeco
※予定枚数終了

2014年9月13日(土)
会場:佐賀県 CIEMA

2014年9月14日(日)
会場:熊本県 Denkikan

2014年9月16日(火)
会場:宮崎県 陶磁器工房 庸山窯(小林市)
※予定枚数終了

2014年9月17日(水)
会場:鹿児島県 GOOD NEIGHBORS

2014年9月26日(金)
会場:神奈川県 横浜中華街同發新館

2014年9月27日(土)
会場:茨城県 mfp(守谷フレンドパーク)

2014年10月15日(水)
会場:埼玉県 senkiya

2014年10月18日(土)
会場:岐阜県 本田
※予定枚数終了

2014年10月19日(日)
会場:栃木県 宇都宮 悠日カフェ

2014年10月24日(金)
会場:新潟県 上越 ラ・ソネ菓寮

2014年10月25日(土)
会場:富山県 nowhere
※予定枚数終了

2014年10月26日(日)
会場:石川県 金沢 kappa堂
※予定枚数終了

2014年10月31日(日)
会場:三重県 ツァラトゥストラハカク語リキ

リリース情報

Aimer<br>
『誰か、海を。EP』期間生産限定盤(CD+DVD
Aimer
『誰か、海を。EP』期間生産限定盤(CD+DVD)

2014年9月3日(水)発売
価格:1,800円(税込)
DFCL-2080

[CD]
1. 誰か、海を。
2. 白昼夢
3. for ロンリー with 阿部真央
4. 眠りの森(Kazuki Remix)with Yuuki Ozaki(from Galileo Galilei)
5. Cold Sun(Ryo Nagano Remix)with 永野亮(APOGEE)
6. 誰か、海を。(TV size)
7. 白昼夢(TV edit)
8. 誰か、海を。(instrumental)
[DVD]
・「残響のテロル」ノンクレジットエンディングムービー

Aimer<br>
『誰か、海を。EP』通常盤(CD)
Aimer
『誰か、海を。EP』通常盤(CD)

2014年9月3日(水)発売
価格:1,500円(税込)
DFCL-2079

1. 誰か、海を。
2. 白昼夢
3. for ロンリー with 阿部真央
4. 眠りの森 (Kazuki Remix) with Yuuki Ozaki(from Galileo Galilei)
5. Cold Sun (Ryo Nagano Remix) with 永野亮(APOGEE)
6. 誰か、海を。(TV size)
7. 白昼夢(TV edit)
8. 誰か、海を。(instrumental)

青葉市子<br>
『0』(CD)
青葉市子
『0』(CD)

2013年10月23日(水)発売
価格:2,160円(税込)
VICL-64215

1. いきのこり●ぼくら
2. i am POD (0%)
3. Mars 2027
4. いりぐちでぐち
5. うたのけはい
6. 機械仕掛乃宇宙
7. 四月の支度
8. はるなつあきふゆ

プロフィール

Aimer(えめ)
シンガーソングライター。15歳の頃、歌唱による喉の酷使が原因で、突如声がでなくなるアクシデントに見舞われる。止む無く音楽活動を休止するも、数年後には独特のハスキーで甘い歌声を得ることとなった。その唯一無二ともいえる歌声が、映画監督やアーティストなどなど、様々なクリエーターから絶賛される。2014年6月25日には2ndアルバム『Midnight Sun』、澤野弘之とのコラボレーションアルバム『Unchild』を同時発売し、オリコンCDアルバム週間ランキングにて同時TOP10入りを果たした。2014年9月3日には菅野よう子プロデュースによる新作『誰か、海を。EP』をリリースする。
青葉市子(あおば いちこ)
1990年出生、京都で育つ。17歳からクラシックギターを弾き始め、2010年1月、19歳の時に1stアルバム『剃刀乙女』でデビュー。これまで、細野晴臣、坂本龍一、小山田圭吾、七尾旅人、U-zhaanなど錚々たるアーティストたちと、作品やライブで共演を果たしてきた。これまでに、最新アルバム『0』を含め、計4枚のオリジナルアルバムを発表。

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