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天然だけじゃない。音楽を心から愛する男 DJ KOOインタビュー

天然だけじゃない。音楽を心から愛する男 DJ KOOインタビュー

インタビュー・テキスト
加藤直宏
撮影:豊島望
2015/09/29

なんとDJ KOOに取材をさせていただけることになった。1990年代より、小室哲哉ファミリーの中枢として活動するTRFのリーダーであり、DJ。最近はその天然キャラがバラエティーテレビ番組でも引っ張りだこ。しかし、そんなDJ KOOがただのタレントではなく、じつは1970年代の日本のディスコ黎明期から現場で活動する叩き上げのDJであったことはご存知だろうか?

ディスコ / クラブシーンのDJブースの中で、またTRFという巨大な音楽プロジェクトの中で、日本の音楽シーン、パーティーシーンの栄枯盛衰を見続けてきたDJ KOO。今回は、スミノフが主催する「オンライン上の渋谷スクランブル交差点」でのバーチャルハロウィンパーティー『MONSTERS' KANPAI PARTY』を盛り上げるオリジナルトラックを制作したということで、実際に彼が体験してきた東京のナイトカルチャーを振り返ってもらいつつ、近年のハロウィンパーティーや夜遊びの魅力についても大いに語っていただいた。

1970年代はいまほど夜遊びの規制が厳しくなかったから、ディスコに通っている学生はたくさんいたんです。

―KOOさんは、1970年代後半のディスコブームの頃にDJをはじめられたそうですが、学生時代は3年間ラグビー部に所属されていますよね。バリバリの体育会系ボーイがディスコに目覚めたきっかけは、なんだったんでしょうか?

KOO:じつは子どもの頃からミュージシャンになりたかったんですよ。何かに夢中になると、どんどん掘り下げていくタイプで、最初は沢田研二さんに憧れて、そこからザ・タイガース、そしてグループサウンズに辿り着くんです。で、その頃のグループサウンズのライブ盤を聴くと、洋楽のカバー曲が必ず1、2曲入っていた。そこで洋楽の存在を知って、The Rolling Stonesにハマっていきました。

―もともと気質がマニアックというか、凝り性なんですね。

KOO:アーティストのルーツを知ることで、よりその音楽が楽しくなるというか、自分の中にも深く入ってくる。ずっとそういう聴き方をしてきましたね。The Rolling Stonesから、もちろんThe Beatlesも聴いて、14歳くらいの頃はPink Floydを聴いていました。ボーカリストよりもギタリストに憧れて、ギターを練習していましたね。

―なぜギタリストに?

KOO:日本のお茶の間では、アイドルのような歌える人にアイコン的な人気が集まるけれど、海外ではジミ・ヘンドリックスやリッチー・ブラックモア(元Deep Purple)、ジミー・ペイジ(Led Zeppelin)のような大物ギタリストが、ボーカリスト以上に存在感を放っていたのがかっこいいと思って。バンドでオーディションやコンテストに出たこともありますよ。

DJ KOO
DJ KOO

―ラグビー部に所属しながら、ギター少年でもあったわけですね。

KOO:そうです。でも卒業するくらいになると、自分の力量ではギターで食べていくのは難しいとわかってきて。

―その頃はまだディスコには興味がなかったんですか?

KOO:1970年代はいまほど夜遊びの規制が厳しくなかったから、ディスコに通っている学生はたくさんいたんです。でも僕は1回も行ったことがなかった。部活がハードだったので(笑)。で、卒業してから晴れてディスコデビューしてみたら、自分が求めていたものを見つけてしまったというか、そのくらいのインパクトがありました。

―14歳でPink Floydを聴いていた早熟なロック少年が、いきなりディスコに足を踏み入れて、すぐに馴染めたんですか?

KOO:当時のディスコはいつ行ってもフロアに人が溢れていて、ブースからたった1人で大勢のお客さんを踊らせるDJという存在に一瞬で惚れ込んでしまったんです。演奏しているわけでもなく、歌っているわけでもなく、寡黙な感じで曲をミックスする姿にビビっときて。

―当時のディスコではどんな音楽がかかっていたんですか?

KOO:ちょうど第1次ディスコブームで、キャンディポップ(日本で爆発的に流行した、女性ボーカルを前面に出したグループのキャッチーなダンスナンバー)や、ソウルシーシーというステップが流行っていて、竹の子族とかもいて、カルチャーが元気でしたよね。当時は「ファンキー」って呼ばれていたんだけど、いわゆるEarth, Wind & FireやKool & the Gangのようなブラックコンテンポラリー(1970年代後半~1980年代のブラックミュージック)だったり、「シュガーヒル・レコード」のようなヒップホップ黎明期のレコードが人気だったと思います。

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イベント情報

スミノフ『MONSTERS' KANPAI PARTY』

2015年9月28日(月)12:00~
料金:無料
動作環境:iPhone6(iOS8.3)、iPhone6 PLUS(iOS8.4.1)、GALAXY S5 SCL23(Android4.4)、Xperia Z1f SO-02E(Android4.4.4)※機種、ブラウザアプリによっては、ご利用できない場合もございます。あらかじめご了承ください。

プロフィール

DJ KOO(でぃーじぇー こー)

12歳のとき、ブリテイッシュロックに影響を受けギターを手にする。高校時代にダンスミュージックと出会い、その後先輩DJに誘われ新宿のDisco「カンタベリーハウス」「B&B」でDJを務めることに。コンピューター&MIDIシステムによる全く新しい音楽作りが話題となり、1986年、dj hondaとRemixチーム“THE JG's”を結成し、数多くのリミックスプロデュースを手掛ける。その活動は一気に拡大し、国内最強Remix集団として今では伝説となっている。現在はダンスボーカルユニット「TRF」のDJ&リーダーとしてサウンドワークに携わり、クラブでのDJプレイにおいても精力的な活動を展開している。また、個性的なキャラクターが受け、テレビバラエティー番組でも活躍中。

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