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「食えるか、食えないか」で悩むクリエイターへ、OxTからの答え

「食えるか、食えないか」で悩むクリエイターへ、OxTからの答え

OxT『STRIDER'S HIGH』
インタビュー・テキスト
天野史彬
撮影:永峰拓也

部活やっている青春小僧でも、芸術家でも、商社マンでも、ひたむきさが一番の武器なんです。(オーイシマサヨシ)

―今は、「音楽をやっていても幸せになれない」という考え方も強いですよね。

オーイシ:それはちゃんちゃらおかしいですよ。「音楽なんて水商売だ」なんて言われるのかもしれないけど、人気を左右するのは、自分がどれだけ受け手にサービスできているのか、お客さんの心を満たすことができるのかということだから。だって、自分が憧れたロックスターだって、みんなお客さんに対するサービスは意識していたんだろうなって思うし。未だに尾崎豊さんのライブ映像を見たりするんですけど、めっちゃかっこいいですもん。じゃあ、今の時代に自分たちが同じくらいお客さんを満たすためにはどうしたらいいのかっていうのは、頭をフル回転させなきゃいけない……だから今は、再生数や動員数もちゃんと気にするようにしていて。

Tom:数字は僕も気にしますね。売り上げも毎回ちゃんと聞くし。そういう情報って、自分で手に入れてアップデートしていかないと、次に自分が何をするべきなのかもわからないから。PVの視聴数も、少なくなったのなら何が原因なのか、ちゃんと自分で考えていかないといけない。僕は作曲家や編曲家出身だから、必ずしも数字ばかりではなくて、「一歩先の芸術を作らなければならない」という意識も強いんですよ。でも最近はアイドルのプロデュースとかもやっているし、関わる人や聴いてくれる人が多いプロジェクトには、その場所の答えや正義があるんですよね。

―そして、お客さんを満たすことができれば、そこには対価がちゃんとついてくる。

オーイシ:そう。これ、本当は若い頃の自分に言ってやりたいんですけどね(笑)。僕らは音楽しかできないから、その手段や方法になかなか気づくことができない。それこそ、頭に10円ハゲを作りながら曲を書いていたこともあったけど、「ひとつのやり方に執着するのは、自分への甘えだよ」って言いたい。「自分がお客さんに対して何もできないことへの、ただの言い訳だったんじゃない?」って。他人を幸せにする選択肢って、自分が幸せになる選択肢にもちゃんと繋がっているんですよ。自分たちの活動に関わってくれているチームメイトもそうだし、ファンの方々も含めて、みんなが幸せになる選択肢があることを信じていないと、そこに夢を見ていないと違う気がして。みんなが幸せになる選択肢って、ないようで、あると思うんですよ。

左から:オーイシマサヨシ、Tom-H@ck

―他者を幸せにすることと自分を幸せにすることがちゃんと繋がっているから、オーイシさんもTomさんも、まったく無理がないんですね。オーイシさんのソロも、OxTとは違った抜けのよさがあるし。馬鹿みたいな言い方だけど、すごく楽しそうなんですよ。

オーイシ:うん、だって「答えはたくさんある」ということを僕はもう知っているから、「アニメはこうだから」とか「ソロの弾き語りはこうじゃなきゃいけない」とか、そういうのもまったくないんですよね。なんだろう……「全部が全部、全力でやる」っていう、それが今の自分にとって一番いいポジションなのかな。ある種のひたむきさというかね。

Tom:ひたむきさって、すごく大事だよ。パッと聞くとさ、ちょっとかっこ悪い言葉みたいに聞こえるじゃない? でも、全然そんなことないよね。

オーイシ:そうだよ。部活やっている青春小僧でも、芸術家でも、商社マンでも、みんなそうですよ。ひたむきさが一番の武器なんです。ほんとにそう思う。

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リリース情報

OxT『STRIDER'S HIGH』
OxT
『STRIDER'S HIGH』(CD)

2016年2月3日(水)発売
価格:1,296円(税込)
KADOKAWA / ZMCZ-10443

1. STRIDER'S HIGH
2. Welcome Spring!
3. STRIDER'S HIGH (instrumental)
4. Welcome Srping! (instrumental)}

OxT『ACE OF DIAMOND』
OxT
『ACE OF DIAMOND』(CD)

2016年3月2日(水)発売
価格:3,240円(税込)
PCCG-01510

1. Go EXCEED!!
2. Perfect HERO
3. B.L.T.
4. 静かなる一秒
5. KIMERO!!
6. Go EXCEED!! -OxT ver.-
7. Perfect HERO -OxT ver.-
8. BLOOM OF YOUTH
9. 5 Soul MATE"S" (new mix)
10. Grateful Story (new mix)
11. BRAND NEW BLUE -OxT ver.-

イベント情報

『OxT-1stワンマンライブツアー~Hello!! New World!!~』

2016年4月1日(金)OPEN 17:30 / START 18:30
会場:東京都 新宿 ReNY

2016年4月16日(土)OPEN 16:00 / START 17:00
会場:大阪府 心斎橋 JANUS

料金:各公演3,800円

プロフィール

OxT
OxT(おくと)

オーイシマサヨシ(Vo)とTom-H@ck(サウンドプロデュース)による二人組デジタルロックユニット。2013年にTom-H@ck featuring大石昌良として『Go EXCEED!!』『Perfect HERO』の2枚のシングルを発表した後、2015年にはユニット「OxT」として発展的にリスタート。OxTとしてのデビューシングル『KIMERO!!』を皮切りに、『Clattanoia』『STRIDER'S HIGH』と矢継ぎ早のタイアップ攻勢を展開中。Tom-H@ckが創りだす刺激的なサウンドプロデュースワークに、オーイシマサヨシの清涼感漂うボーカルが印象的で、さいたまスーパーアリーナや横浜アリーナでの大箱イベントでのパフォーマンスでも集まったオーディエンスに抜群のインパクトを与えるなど、注目度は加速度的に増している。

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