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『ボロフェスタ』主宰・モグラに訊く、今聴くべき関西バンド6組

『ボロフェスタ』主宰・モグラに訊く、今聴くべき関西バンド6組

FouFou『Fou is this?』
インタビュー・テキスト
金子厚武
編集:矢島由佳子

今年で15年目を迎える京都発のDIYな音楽フェスティバル『ボロフェスタ』。音楽ファンなら誰もが知っている大物から、無名でもポテンシャルは抜群な地元の新人までが顔を揃え、学生を中心とした多くのボランティアスタッフに支えられている『ボロフェスタ』は、今ではすっかり関西の秋の風物詩になったと言えよう。

そこで今回は、創設メンバーの一人であり、京都Live House nanoの店長である西村雅之=通称「モグラ」を迎え、『ボロフェスタ』の歴史を改めて振り返ってもらうと共に、今注目の関西発の新人を紹介してもらった。ネットの発達によって「場所」の概念が再考されるなかにあって、あくまで「京都」にこだわり、その場所を守り続けるモグラだからこそ語れる言葉の数々には、確かな説得力があった。

(メイン画像撮影:諸川舞)

もしも僕が京都からいなくなったら、きっと『ボロフェスタ』を京都ではできなくなる。いや、わからん、調子乗りすぎ?(笑)

―まずは、『ボロフェスタ』がどのように始まったのかを話していただけますか?

モグラ:『ボロフェスタ』は、もともと京都大学の西部講堂でやっていたんですね。西部講堂って、「東の安田講堂(東京大学の講堂)、西の西部講堂」と言われるくらい「サブカルの殿堂」みたいな場所で、ソウル・フラワー・ユニオンとか、渋さ知らズとか、くるりとか、すごくかっこいいロックバンドたちがライブをしていたんです。

なので、「西部講堂でなにかやらなきゃ」というのが最初のきっかけでした。まず僕とゆーきゃん(シンガーソングライター)が二人で話していて、そこにロボピッチャーの加藤さん(隆生 / 株式会社SCRAP代表取締役)、Limited Express(has gone?)の飯田くん(仁一郎 / 「OTOTOY」編集長)が加わって、「関西のインディーズフェスをやろうぜ」と話が広がっていきました。

西部講堂の様子

―DIYで運営されていることも『ボロフェスタ』の特徴で、京都らしく、学生のボランティアスタッフがたくさん関わっているわけですよね。

モグラ:実際、スタッフの割合は京都の大学生が一番多いですね。将来の夢が曖昧なまま大学生活が進んでいくなかで、「自分探し」みたいな感じで、いろんなことに挑戦してみようという学生が多くて。なので、「夢見がちな若者たちをどう楽しませるか」ということは、主催者としてひとつの課題ではありますね。

―今年で15回目の開催となるわけですが、これまでのなかでターニングポイントになった年を挙げるとすれば、いつになりますか?

モグラ:やっぱり、2007年ですね。西部講堂で開催した最後の年で、ラストを飾るにふさわしい、感動的な『ボロフェスタ』だったんです。でも最初に言ったように、そもそも「西部講堂でなにかやろう」というところから始まっているので、翌年から西部講堂を使えないと決まってしまってからは、「もう終わりじゃないか?」とみんなが思っていて。ただ、みんな寂しくなって、春ぐらいに「やっぱりやらへん?」って自然と動き出したんですよね。結局翌年の2008年は、nanoとMETROと鴨川の河川敷でやりました。

―そして、2009年からはKBSホールに移り、今に至るわけですね。

モグラ:そうです。ただ、KBSホールの1年目は自分たちの納得がいく『ボロフェスタ』を作れなくて。「俺たちは『ボロフェスタ』を作るのが上手いんじゃなくて、西部講堂でイベントをやることに慣れていただけなんだ」って痛感したんです。

なので、2010年からは様々なシミュレーションを繰り返して、そのなかでKBSホール版の『ボロフェスタ』が完成して、今はさらにそれを更新していってる感じですね。一度ゼロから始めたことで、より濃いものになっていったと思います。

モグラ
モグラ

―オフィシャルサイトに、ゆーきゃんさんが「『ボロフェスタ2016』開催によせて」という文章を寄せられていますよね。そのなかで特に印象的だったのが、メンバーが全国各地に散らばるなかで、「『ボロフェスタ』=京都」という意味付けはそれほど重要ではなくなり、「ボロフェスタに共鳴する人と人のつながりが大切」という趣旨を書かれていたことです。これについて、モグラさんはどのようにお考えでしょうか?

モグラ:それはやっぱり、ゆーきゃんの考え方なんですよね。今ゆーきゃんは富山にいて、飯田は東京にいるんですけど、僕はずっと京都にいて現場を仕切っている。本番ではそれぞれのセクションで仕切るやつがいるんですけど、準備段階で統率するのは僕なんですよね。ずっと京都という場所で『ボロフェスタ』を回してる身としては、やっぱり「京都にいて、京都でやってる」という感覚が強いです。

―もちろん、人と人のつながりは大切だし、それぞれにとっての「帰る場所、集まれる場所」ではあるけれど、モグラさんの場合はやはり「京都」であることが重要だと。

モグラ:もしも僕が京都からいなくなったら、きっと京都ではできなくなるという認識はみんなのなかにあって。もちろん、そこで変におごる気持ちはないですけど、僕としては地に足をつけて『ボロフェスタ』をやっていかなくちゃという気持ちがありますね。「俺がここにおらなあかん」「僕がこの場所を守ってる」って……いや、わからん、調子乗りすぎ?(笑)

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イベント情報

『ボロフェスタ2016』

『大前夜祭』
2016年10月28日(金)
会場:京都府 KBSホール
出演:
はちみつぱい
cero
Homecomings

2016年10月29日(土)、10月30日(日)
会場:京都府 KBSホール

10月29日出演:
サニーデイ・サービス
クラムボン
夜の本気ダンス
岡崎体育
ゆーきゃん あかるい部屋バンド
tofubeats
jizue
空きっ腹に酒
never young beach
クリトリック・リス
スカート
立川吉笑
BiS
あっこゴリラ
中村佳穂
渡辺シュンスケ [Schroeder-Headz、cafelon]
bed
花泥棒
ときめき☆ジャンボジャンボ
DENIMS
台風クラブ
Gateballers
And Summer Club
TheSpringSummer
CHAI  new!
華乃家(ちんどん練り歩き)
10月30日出演:
銀杏BOYZ(弾語り)
女王蜂
POLYSICS
天才バンド
グッドモーニングアメリカ
eastern youth
Limited Express (has gone?)
Have a Nice Day!
BiSH
生ハムと焼うどん
忘れらんねえよ
MOROHA
ワンダフルボーイズ
THE FULL TEENZ
渡辺シュンスケ
チプルソ
manchester school≡
Doit Science
yonige
愛はズボーン
ビバ☆シェリー
FUCKER
ナードマグネット
nim
ミノウラヒロキ・マジックショー

『vol.夜露死苦』

2016年10月29日(土)
会場:京都府 METRO
出演:
踊ってばかりの国
どついたるねん
YeYe
Seuss
メシアと人人
HALFBY
PARKGOLF
ナカシマセイジ(Alffo Records)
mogran'BAR
MC土龍(Party Navigator)

料金:大前夜祭券3,500円 1日券4,800円 2日券8,900円 3日通し券12,000円 『vol.夜露死苦』券2,800円(全てドリンク別)

リリース情報

FouFou『Fou is this?』
FouFou
『Fou is this?』(CD)

2016年10月5日(水)発売
価格:1,620円(税込)
EVOL-1063

1. 手の鳴る方へ
2. STAR
3. 海岸通り
4. HALFWAY
5. wallflower
6. spark off

イベント情報

『“Fou is This?” Release Tour“Find Lost Shoes Tour 2016”』

2016年10月1日(土)
会場:京都府 Live House nano
出演:
FouFou
ウルトラタワー
ベランダ
tonetone
ミノウラヒロキ・マジックショー(Special Friend Act)
料金:前売2,500円 当日3,000円

2016年10月7日(金)
会場:愛知県 名古屋 CLUB ROCK'N'ROLL
出演:
FouFou
群青のスピカ
LOVE LOVE LOVE
スロウハイツと太陽
クロナガス
料金:前売2,000円 当日2,500円

2016年10月13日(木)
会場:東京都 渋谷 TSUTAYA O-Crest
出演:
FouFou
Official髭男dism
ヒラオコジョー・ザ・グループサウンズ
FIVE NEW OLD
tonetone
料金:前売2,500円 当日3,000円

2016年10月14日(金)
会場:宮城県 仙台 enn 3rd
出演:
FouFou
FromDayONE
and more
料金:前売2,000円 当日2,500円

2016年10月27日(木)
会場:香川県 高松 DIME
出演:
FouFou
ウルトラタワー
and more
料金:前売2,000円 当日2,500円

2016年10月28日(金)
会場:石川県 金沢 vanvanV4
出演:
FouFou
イズミアキヒロ
and more
料金:前売2,000円 当日2,500円

2016年11月5日(土)
会場:岡山県 岡山 blue blues
出演:
FouFou
LOVE LOVE LOVE
爆走コアラ
and more
料金:前売2,000円 当日2,500円

2016年11月6日(日)
会場:島根県 松江 AZTiC canova
出演:
FouFou
爆走コアラ
and more
料金:前売1,800円 当日2,300円

2016年11月16日(水)
会場:東京都 渋谷 TSUTAYA O-nest
出演:
FouFou
and more
料金:前売2,000円 当日2,500円

2016年11月17日(木)
会場:新潟県 新潟 CLUB RIVERST
出演:
FouFou
and more
料金:前売1,500円 当日2,000円

2016年11月24日(木)
会場:福岡県 福岡 Queblick
出演:
FouFou
phonon
and more
料金:前売2,000円 当日2,500円

2016年11月25日(金)
会場:広島県 広島 4.14
出演:
FouFou
phonon
and more
料金:前売2,000円 当日2,500円

2016年12月4日(土)
会場:大阪府 LIVE SQUARE 2nd LINE
出演:
FouFou
and more
料金:前売2,500円 当日3,000円

プロフィール

西村雅之(にしむら まさゆき)

通称「土龍(モグラ)」。京都・二条にある、Live House nanoの店長・ブッキングマネージャー。『ボロフェスタ』の発起人であり、現在もオーガナイザーを務める。

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