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ピエール中野が愛を込めて語る、アイドル論。なぜハマったのか?

ピエール中野が愛を込めて語る、アイドル論。なぜハマったのか?

ソニー「XBA-N3」
インタビュー・テキスト
黒田隆憲
撮影:豊島望 編集:矢島由佳子

アイドルは、クリエイターが思いを託せる存在。そのクリエイターの幅が、どんどん広がっている。

―最近、他に気になっているアイドルはいますか?

中野:Maison book girl。めちゃくちゃ好きですね。プロデューサーのサクライケンタくんは、変態ロリコンだけど才能がある(笑)。変拍子を駆使したリズムパターンとか、スティーヴ・ライヒ(ミニマルミュージックを代表する、アメリカの作曲家)の影響を受けたサウンドも面白いですし、ストイックでかっこいい。今までにいなかったタイプのアイドルグループだと思います。

コショージメグミが、ロックスターなんですよ。こないだのメジャーデビュー記者会見でもそうだし、ライブ中の歌詞の朗読とかも、普通だったら恥ずかしくなってしまいそうなことを堂々とやっていて。「うわ、かっこいい!」ってなる。

―ゆるめるモ!やBiSH、BELLRING少女ハートなど、音楽的にマニアックなアイドルグループが最近は増えていますよね。

中野:そういう潮流のなかでは、sora tob sakanaが好きです。聴いたことありますか? びっくりしますよ。「これ、もうアイドルじゃないよ」という楽曲って、最近たくさん出てきていますけど、ちょっともう桁が違う感じ(笑)。

バックトラックだけ聴いたら、普通にマスロック / ポストロックなんです。しかも、めちゃくちゃクオリティーが高い。メロディーもクールで洗練されているし、ここまで振り切ったことをやっているアイドルが出てきているのかと。

―そうなってくると、「『アイドル』って一体なんなんだろう?」という根源的な問いに行き着きますね。

中野:うーん……言わばクリエイターが、思いを託せる存在ということですかね。ボーカロイドも、自分のやりたいことを託して表現しているという意味では同じだと思います。曲は作れるけど周りに歌い手もいないし、バンドを組むのも違うという人たちが、自作曲をボカロに歌わせて発信できるというのも、まさにそういうことですよね。

その、託すクリエイターの幅が、どんどん広がっているんじゃないですかね。しかもクオリティーはどんどん上がっている。その際たる例が、sora tob sakanaやMaison book girlなのかと。

―なるほど、アイドルは「偶像」という意味で、そこにクリエイターが自分の表現を託すということでは、松田聖子やおニャン子クラブの時代から、構造は同じなんですよね。

中野:そうですね。むしろ最近は分業が進んでいて、当初の「アイドルvs作家陣」という構図に戻ってきている気がします。

「イヤホンをちょっといいものに変えただけで、音楽がこんなに楽しくなるんだよ」ということは、もっと伝えていきたいです。

―では、今日話に挙がったPerfumeとBABYMETALからお好きな楽曲を1曲選ぶとすれば? その楽曲を実際に、ソニーのイヤホン「XBA-N3」で聴いてみてください。

中野:まずPerfumeは、“Spending all my time”(2012年発売、16枚目のシングル)を選びました。この曲は、曲調がストイックなところが気に入っています。初めて聴いたときに、「メンバーが好きそう!」って思ったんですよね(笑)。その前のシングルが、爽やかな“Spring of Life”で、このあとに出たのがポップでかわいい雰囲気の“未来のミュージアム”だったから、余計に「攻めてるな」と思いました。

―このシングルが全世界一斉リリースの第1弾作品であり、Perfumeの世界進出の足がかりになった曲なんですよね。

中野:PVの質感もかっこいいんですよね。きっと、デモをもらったときから嬉しかったんじゃないかな。「昔から、こういうのやりたかったんだよね」っていう曲。

―「XBA-N3」で聴いてみて、いかがですか?

中野:こういうバキバキのエレクトロとの相性はバッチリですね。キックの切れ味も鋭く、声の質感もすごくきれいに出ていて非の打ち所がない。イヤホンって、特に声質、スネア、低域の聴こえ方がモデルによって全然違うんですよ。声質がよくても低音が物足りなかったり、スネアが変な音だったり。その辺のバランスって、ある程度高価なイヤホンでも厳しいときがあるのですが、「XBA-N3」はバッチリですね。全部が気持ちよく、きれいな音で鳴ってくれる。

ソニー「XBA-N3」で試聴
ソニー「XBA-N3」で試聴(商品詳細を見る

―続いて、BABYMETALから1曲チョイスしてもらいましょう。

中野:“Road of Resistance”(2015年発売、配信シングル)。この曲の持つスケール感が、「XBA-N3」ではどのように再現されているか聴いてみたくて。BABYMETALのような、ヘヴィーメタルのサウンドは、重低音から高音までレンジが広く、音数も多いし歪んだ楽器がたくさん重なっているんですよ。なので、イヤホンだと音が潰れてペラペラになりがちですが、「XBA-N3」で聴くとそんな印象はまったくないですね。ディストーションギターの音の粒立ちもしっかりしているし、SU-METALのきれいな声質もしっかり再現されています。

ソニー「XBA-N3」
ソニー「XBA-N3」(商品詳細を見る

―では、中野さんがレコーディングに参加した、大森靖子さんの“マジックミラー”をハイレゾ音源で聴いてみてください。

中野:この曲の共同サウンドプロデューサーは、カーネーションの直枝政広さんなのですが、編曲した時のストリングスの入れ方とか、超絶な音楽オタクっていう感じで(笑)。その魅力が、このイヤホンではとてもよく引き出されています。ストリングスの立ち上がり、音のキレ、余韻の残り方とか素晴らしいですね。僕のドラムの音も、再現力が高いです。キックの打面を打つペダルの質感や、銅鳴りの響き、シンバルなどの立ち上がりなど、本当にリアルでいい感じですね。

ハイレゾ音源をmoraで聴く

―イヤホンには相当のこだわりを持っているそうですが、「XBA-N3」の率直なご感想は?

中野:僕、あんまり「いい」って思えるイヤホンが少ないんですけど、これはお世辞抜きでめちゃくちゃいい。ボーカルも、シンセなど上モノの楽器もきれいに出ているし、低音もしっかり聴こえます。若干、低音が強めの印象ですが、変に色付けされた感じではなく、他の帯域も引っ込んだりせずナチュラルに聴こえてくるので、違和感はまったくなかったです。これまで試してきたソニーのイヤホンの、「ここがもう少しこうなるといいのに」と感じていたところがすべて解消されている印象ですね。しかも、予想を超えてきているのがさすがです。

―最近、ヘッドホンやイヤホンのケーブルを、ワンランク上のモデルに付け替える人が増えていますが、「XBA-N3」もケーブルの付け替えに対応しています。今回は、別売の「MUC-M12SB1」に付け替えて聴いてみてください。

中野:付け替えられるのは嬉しいですね。自分の好みの音にカスタマイズできると、さらに音楽を聴くのが楽しくなるので。

ソニー「XBA-N3」のケーブルを、別売の「MUC-M12SB1」に変えて試聴中
ソニー「XBA-N3」のケーブルを、別売の「MUC-M12SB1」に変えて試聴中(商品詳細を見る

―こうやって音楽を聴くためのハードが進化していくと、制作面にも影響はありそうですか?

中野:当然、音楽を制作する人は「いい音で出したい」と誰もが思っているでしょうし、いい音を知らなければ作れないし、ジャッジもできない。そういうためにも、ずっといい音を求めています。

「イヤホンをちょっといいものに変えただけで、音楽がこんなに気持ちよく聴けるんだよ」ということが、もっと浸透してほしいですね。みんな音楽が大好きですし、イヤホン使っている人はものすごくいる。「クオリティーの高いイヤホンを使うと、音楽がこんなに楽しくなるんだよ」ということは、もっと伝えていきたいです。知れば、もっと音楽を好きになるから。絶対に知ってほしい分野ですね。

ソニーのサイト「The Headphones Park」では、ピエール中野がヘッドホン / イヤホンのリファレンスとして普段聴いているアイドル曲について語っている
ソニーのサイト「The Headphones Park」では、ピエール中野がヘッドホン / イヤホンのリファレンスとして普段聴いているアイドル曲について語っている(記事を読む

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ウェブサイト情報

The Headphones Park
The Headphones Park

ヘッドホン / イヤホンに強いこだわりを持つピエール中野が、普段リファレンスとして聴いているアイドル楽曲などを語った、インタビュー記事掲載中

製品情報

『密閉型インナーイヤーレシーバー「XBA-N3」』
『密閉型インナーイヤーレシーバー「XBA-N3」』

2016年10月29日(土)発売
価格:オープン価格

『ヘッドホン用ケーブル「MUC-M12SB1」』
『ヘッドホン用ケーブル「MUC-M12SB1」』

2016年10月29日(土)発売
価格:オープン価格

プロフィール

ピエール中野
ピエール中野(ぴえーるなかの)

凛として時雨のドラマー。手数、足数を駆使した高度なテクニックと表現力で、豪快かつ繊細な圧倒的プレイスタイルを確立。サブカル的な独自の視点と卑猥なマイクパフォーマンスでごく一部のファンから熱狂的な支持を得ている。ドラムメーカーであるTAMAからは、日本人初となるシグネチャードラムセット発売、シグネチャースネアの予約即完売など、前例のない功績を残した。また、凛として時雨とは別に「カオティック・スピードキング」という3人組即興ユニットや、ヒップホップ集団「玉筋クールJ太郎」での活動、DJやコラム連載など、ドラマーとしての可能性を模索し、幅広く精力的な活動を展開している。

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