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のんインタビュー 音楽をやらずにはいられなかった本音と喜び

のんインタビュー 音楽をやらずにはいられなかった本音と喜び

のん『スーパーヒーローになりたい』
インタビュー・テキスト
金子厚武
編集:川浦慧、矢島由佳子

みっともないところを笑ったり、ギャグにしたりしたい。

—そして、いよいよ本格的なデビューシングル『スーパーヒーローになりたい』がリリースされるわけですが、表題曲は高野寛さんの作詞作曲ですね。

のん:高野さんも『WORLD HAPPINESS』で共演させていただいたんです。で、アルバムに向けて、「ロックだけどポップな曲が欲しい」っていう話をする中で、「高野さんがいるじゃないか!」ってことになり、お願いしてみたら、受けてくださって。

のん『スーパーヒーローになりたい』ジャケット
のん『スーパーヒーローになりたい』ジャケット(Amazonで見る

—さすがのポップ職人ぶりで、メロディーはキャッチーなんだけど、でもアレンジはThe Rolling Stoneばりのロックンロールですよね。

のん:めっちゃかっこいいですよね! 高野さんが作ってくださった曲、すごく自分にフィットしてます。歌っててもギターを弾いていてもすごく気持ちいいです。

—曲を作るにあたって、高野さんとはどんな話をされたんですか?

のん:曲を作る前に、高野さんが「インタビューしてから」っておっしゃってくださったんです。そこでいろいろお話をして、「高校生のときは毎晩ギターを弾いてました」とか話をしたら、そういう要素も入れてくれたり、初めて聴いた時からがしっと心を鷲掴みにされました。

—“スーパーヒーローになりたい”というテーマはどのように決まったのでしょう? 『映画秘宝』では「ヒーローになりたい!」という連載もされていますよね。

のん:最初は“真夜中の野生”っていうタイトルで、「スーパーヒーローになりたい」っていう歌詞はなかったんです。私はそれもすごく気に入ってたので、「これでいきましょう!」って感じだったんですけど、夜っぽい雰囲気がしちゃうんじゃないかってことで、「もうちょっと明るく、お昼な感じで修正願います!」ってお願いしたら、このタイトルにしてくださいました。

「スーパーヒーローになりたい」だと「男になりたいのかな?」みたいに聞こえちゃうんじゃないかって話もあったんですけど、「ヒロインじゃなくて、ヒーローってところが重要なんです」ってお話をして、このような形になりました。

—なぜヒロインではなくヒーローなのでしょうか?

のん:ヒロインだと、ヒーローの傍らにいるようなイメージというか、そうじゃなくて、一人でガンガン突っ走ってるのがいいので。

—のんさんの中での「ヒーロー」と言えば?

のん:私『アイアンマン』がすごく好きで、ロバート・ダウニーJr.がやってる嫌なやつがすごく好きなんですよ。やなやつなんだけど甘えんぼだったりおどけてみたり。だけどめっちゃ強いっていうキャラクターが好きで、「この役やりたい!」と思って。「かっこいいけど笑える」っていうのが重要で、ちょっとみっともないところを笑ったり、ギャグにしたりしたいんです。

—その意味でも、“スーパーヒーローになりたい”っていうタイトルは……。

のん:それを言っちゃうのが正直だしさらけ出しててむしろかっこいいですよね!

“へーんなのっ”は私が去年初めて自分で作った曲で、かわいくてポップな曲を目指して作りました。

—2曲目の“へーんなのっ”はのんさん自身の作詞作曲ですね。

のん:この曲が私が去年初めて自分で作った曲で、かわいくてポップな曲を目指して作りました。なので、歌詞も自分の中の可愛いワードを引っ張り出して、出てきたのがこれって感じです。

—ギターや歌い方は結構ロックですよね。

のん:気を抜くと可愛げなくなっちゃう……。

のん

—でも、キーボードのピコピコが可愛らしさを演出してるし、“スーパーヒーローになりたい”同様に、そのどっちもがあるのがのんらしさなのかなって。

のん:そうですね。それでいきます!

—歌詞を聴いて思ったのは、「みんな違ってみんないい」の歌だなってことで(笑)。

のん:「変なんだから変って言っていいじゃん」って歌詞ではありますよね。2番に至っては、具体的なものだったりするし。

—<あのジュースのリニューアル変だ 昨日見た映画が変だ>とかね。

のん:聴いてくださった方がそれぞれ想像する余地があればいいなと思ったんですけど、「正直に言っていいんじゃないか?」みたいなところもあります。

—今って「これが好き」とか「これが面白い」とか、はっきり言いにくい空気があるじゃないですか? でも、<変なものは変だ 好きなものは好きだ 変なのに好きだ>とか<だって絶対ストレートが好きだ>っていう歌詞もあるように、「好き」とか「面白い」って思う気持ちが人を動かすと思う。のんさんの活動も、そこがベースになってる気がして。

のん:確かに、SNSとかだとすぐ否定をされちゃう時代で、「拒否られないように」みたいな風潮はありますよね。でも、口に出さなくても、変だと言われようが好きなもんは好きだし変なものは変だっていうことですね。

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リリース情報

のん『スーパーヒーローになりたい』
のん
『スーパーヒーローになりたい』(CD+DVD)

2017年11月22日(水)発売
価格:2,160円(税込)
KRCD-00001

[CD]
1. スーパーヒーローになりたい
2. へーんなのっ
3. I LIKE YOU
4. タイムマシンにおねがい(WORLD HAPPINESS 2017 MIX)
[DVD]
「のん、ride 音 music」
WOWOWチームが追っかけている映像を編集したレコーディング風景、リハーサル風景等々に密着したドキュメント映像。

のん『スーパーヒーローになりたい』
のん
『スーパーヒーローになりたい』(CD)

2017年11月22日(水)発売
価格:1,296円(税込)
KRCD-00002

[CD]
1. スーパーヒーローになりたい
2. へーんなのっ
3. I LIKE YOU
4. タイムマシンにおねがい(WORLD HAPPINESS 2017 MIX)

プロフィール

のん
のん

女優、創作あーちすと。1993年兵庫県生まれ。アニメ映画『この世界の片隅に』で主役すずの声を担当。同作は第90回キネマ旬報ベスト・テンの日本映画ベスト・テン1位、第71回毎日映画コンクールの日本映画優秀賞、第40回日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞など多数の賞を受賞。様々な広告キャンペーンに起用される他、写真集『のん、呉へ。 2泊3日の旅』、ムック『創作あーちすとNON』を発売。また、音楽レーベル『KAIWA(RE)CORD』を発足し代表に就任するなど活動の幅を広げている。のん公式ファンクラブ『NON KNOCK』開設。詳しくはのん公式HPをご覧ください!

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