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ゆずが20周年を経て語る、ゆずに求められている事、今歌いたい事

ゆずが20周年を経て語る、ゆずに求められている事、今歌いたい事

ゆず『公園通り』
インタビュー・テキスト
麦倉正樹
撮影:木村篤史 編集:川浦慧
2018/06/01

ゆずとしての自分と、個人としての自分のあいだに、ちょっと距離感みたいなものを感じたんですよね。(北川)

—たしかに、<バイトで貯めた7万5千円>といったフレーズなど、具体的でパーソナルな部分が見えます。

北川:『BIG YELL』はそのタイトル通り、エールを送る曲や、シングルチューンが多かったんですよね。アルバムの中で、いわゆる「アルバムらしい曲」というか、パーソナルなものを書くスペースがあまりなくて。そういう曲を書きたいっていう気持ちが高まっていたんです。

『BIG YELL』収録曲“愛こそ”

北川:なので“公園通り”は、今自分が書きたいものを書いてみようと思って書き始めました。プロモーションの最中に、大阪へ行く移動中の新幹線の中で、鼻歌みたいなものから始めて、歌詞もその場で書いていって。そしたら、大阪に着く頃には、歌詞も含めて2コーラスぐらいまでできあがってしまったんです(笑)。

—それはすごい。 “公園通り”の歌詞も渋谷の街が舞台となっていますが、“うたエール”のMVを、ゆずの原点である横浜・伊勢佐木町で撮影するなど、自分たちのルーツを振り返るようなモードになっているのでしょうか?

北川:そうですね。去年やった、デビュー20周年の一連の活動が、僕らにとってすごく充実したものになって。そのエネルギーが推進力となって、『BIG YELL』ができたんですよね。

ただそれと同時に、ゆずとしての自分と、個人としての自分のあいだに、ちょっと距離感みたいなものを感じたんです。それは別に嫌なことではなく。だから、『BIG YELL』の次に出すものは、もう少しパーソナルなものから始まるシングルがいいんじゃないかと思って。

—そういう中で、渋谷・公園通りというモチーフが出てきたと。

北川:そうですね。そうやってパーソナルな部分を出すという意味で、公園通りというモチーフはすごくいいなと思ったんです。ゆずの原風景のひとつであるし、それをゆずとして歌っていくことによって、また違った変化をしていく曲になるんじゃないかと思って。そうやってワクワクしながら書いていきましたね。

MV撮影中の様子

MV撮影中の様子
MV撮影中の様子

—そんなMVとともに送り届けられる“公園通り”という曲を、どんなふうに受け止めてもらいたいですか?

北川:僕らにとっても大切な曲だし、ファンのみんなにとっても、すごく好きになってもらえる曲になるんじゃないかなっていう予感が、ものすごくしているんですよね。自分で言うのも何ですけど(笑)。

—たしかに、みんなが好きになるタイプの、実に明るくてポップな曲になっていると思いました。

北川:ありがとうございます。この曲は、僕にとってはブルースなんですよね。音楽的にはポップスなんですけど、僕らが見てきたもの、感じてきたものを、そのままの形で描いたという意味ではブルースだと思っていて。しかも、そのブルースを、ファンの人はもちろん、ゆずのルーツとかを知らない人にも感じてもらえるんじゃないかな。

—岩沢さんは、どうですか?

岩沢:今日の撮影で使ったギターって、実は当時に使っていたものなんですよね。昔、路上で使っていたギターを、家から持ってきて。それこそ、<バイトで貯めた7万5千円>というフレーズがありますけど、そのお金で買ったのが、このMVの中で北川が弾いてるギターだったりするんです。

そうやって、お互い懐かしいものを持ち寄ったり、気づく人は気づくかもしれないことを、たくさんやっているMVになっていて……そういうところにも気づいていただけたら嬉しいというか、そこに気づいてもらえたら、きっとギターも喜ぶんじゃないかなって思っています(笑)。

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リリース情報

ゆず『公園通り』
ゆず
『公園通り』

2018年5月29日(火)配信

プロフィール

ゆず
ゆず

北川悠仁、岩沢厚治により1996年3月結成。横浜・伊勢佐木町での路上ライブで話題を呼び、1997年10月、1st Mini Album『ゆずの素』でCDデビュー。翌98年6月にリリースした1st Single『夏色』で脚光を浴びると、その後『栄光の架橋』『虹』『雨のち晴レルヤ』などヒット曲を多数世に送り出す。現在NEW ALBUM『BIG YELL』を引っさげ、約35万人を動員するアリーナツアー<YUZU ARENA TOUR 2018 BIG YELL>を敢行中。

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