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SPANK HAPPY再始動 2人が今、ここで組む理由を語る

SPANK HAPPY再始動 2人が今、ここで組む理由を語る

SPANK HAPPY『夏の天才』
インタビュー・テキスト
麦倉正樹
撮影:豊島望 編集:川浦慧

ODというキャラクターをはめたことによって、私自身も「ODだからいいか」って思えたりします(笑)。(OD)

—ちなみに小田さん自身は、ODというキャラクターを、どのように捉えているのでしょう?

OD:やっぱり解放ですよね(笑)。芸大卒がどうだっていうことじゃないですけど、やっぱり、アカデミックに音楽を勉強してきた人なのねって見られることに対して、自分でもそういうふうに振る舞ってきたところもあるわけです。いろんなところで、大胆になれないところはあったんですよね。

だから、いま菊地さんがおっしゃってくださった、私の中にある面白い部分だとか、もうちょっとチャラくしたい部分だとか、そういう私の欲望を菊地さんが汲み取ってくださって。解放には抵抗が絶対つきものですから、私も最初は抵抗がありましたけど、ODというキャラクターをはめたことによって、私自身も「まあODだからいいか」って思えたりします(笑)。そういうペルソナの醍醐味みたいなものはありますよね。

OD a.k.a. 小田朋美

Boss:小田さんは、もともと明るかったんだと思いますよ。これはまったくの推測だけど。

OD:そう、小さい頃は、すごい明るかったんですよ。

Boss:ですよね? それが、勉強したり、思春期前後のあるときから、いろんな暗さとか重さがのしかかってきたんだと思いますよ。

OD:子どもの頃は、ずっとふざけ倒しているような感じだったんですけど、いつの間にか真面目キャラになってきてしまって。だから、ODの後輩っぽいキャラクターっていうのは、自分にとって不自然なものではないんですよね。むしろ、子どもに帰っていく感覚です。

Boss:あと、いままでのSPANK HAPPYにあったようで実はなかったものが、バイセックス的かつモードであるということ。要するにどんな格好でもできるっていうことなんです。レオタード、水着、ドレス、オートクチュール、カジュアル、ジーンズにTシャツ、スーツルックや男装までが似合う身体を持った人が、いままでいなかったんですよね。世界は今、コスプレ化してますが、コスプレじゃだめなのよ。モードである基盤の上に、何でも着れる。

1期のハラミドリさんも、2期の岩澤瞳さんも、自分が似合う服っていうのが決まってるタイプの人だった。だけど小田さんは、全方位的にスタイルが良くて、どんな服でも似合うし、元々の育ちの良さがエレガントで、ハイモード感が余裕で受け止められるんですよ。

#spankhappy #広告 #catsuit

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—たしかに、スラッとしていらっしゃるし、いろんな衣装が似合うというのはよくわかります。

Boss:デビューライブのときみたいに、ODはプラダの衣装を着て、Bossはタキシードを着てるとか、バシッと割れるときもあれば、今日のように同化してしまうこともあるんです。今日はまあ、「西部警察リスペクト」で、FRED PERRYとRAF SIMONSのコラボにレイバン(笑)。

そうやって、あらゆるビジュアルを見せていくことは、いままでのSPANK HAPPYでも、理念としては持っていたんですけど、実現できなかったことだから。それを、ODは実現させてくれるんです。

—ということは、いまのところスタイリングはすべて、菊地さんが?

OD:完全にそうですね。スタイリングから髪の毛まで、全部菊地さんがディレクションしています。

Boss:2人で撮っている写真もありますけど、Instagramに上げているOD単体で写っているものは、全部僕が撮ってるし。

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リリース情報

SPANK HAPPY『夏の天才』
SPANK HAPPY
『夏の天才』

2018年5月30日(水)配信リリース

プロフィール

SPANK HAPPY
SPANK HAPPY(すぱんくはっぴー)

1992年、原ミドリ(ヴォーカル)、菊地成孔(サックス)、河野伸(キーボード)で結成。1994年東芝EMIよりデビュー、1998年の原ミドリ脱退で活動休止。1999年に岩澤瞳と菊地成孔とのヴォーカルデュオグループとして活動再開、2001年ベルウッドレコードより再デビュー。2004年の岩澤脱退後、新ヴォーカルにドミニク・ツァイを迎えるがわずかな期間で脱退、以降は2006年10月22日の解散まで女性ヴォーカルを固定しないユニットとして活動した。2018年、小田朋美を迎え、12年ぶりの再始動を発表。

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