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TSUUJII×NakamuraEmi対談 互いの生き方を学び合う2人の音楽家

TSUUJII×NakamuraEmi対談 互いの生き方を学び合う2人の音楽家

POLYPLUS『debut』
インタビュー・テキスト
矢島由佳子(CINRA.NET編集部)
撮影:西槇太一

Emiさんは演者の鏡であり、チームの真ん中に立つ人の鏡だなって、僕はそこで学ばせてもらったんです。(TSUUJII)

TSUUJII:Emiさんの『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.4』のリリースライブが恵比寿LIQUIDROOMで行われたとき(2017年6月)、僕のなかに湧き上がった「あの素晴らしい音楽の一部になりたい」という気持ちがもう止められなくて(笑)。普段そんな営業みたいなことは絶対にしないんですけど、「僕、その日空いてます」ってカワムラさんに連絡して、その結果、飛び入りで参加させてもらえることになったんです。それで、打ち上げにも連れて行っていただいたんですけど、そのとき、コロムビア(レコード会社)とオーガスタ(所属事務所)の「偉い人、上から5人」みたいな方々がいらっしゃったんですよ。

NakamuraEmi:そうだね。

TSUUJII:そのみなさんが、「NakamuraEmi」という人間が大好きで集まって来てる感じがすごくあったんです。もちろん、会社としてEmiさんの活動に期待しているのもあるでしょうけど、「これから頑張ってもらう所属アーティストやし、顔出しとこか」みたいな業務的な感じはまったくなかったんですよね。

TSUUJII

TSUUJII:それに対してEmiさんは、一人ひとりに、丁寧に「ありがとうございました」「おかげさまで」って挨拶に回られていて。さらに印象的だったのが、ローディーさんや現場スタッフの方々一人ひとりにも、偉い方にされている挨拶となにも変わらない感じで「ありがとうございます」って心から言って回られていたんですよ。その人たちはすごく嬉しそうだったし、そういうEmiさんの接し方があって、一人ひとりが「もっとこのチームをよくするために頑張ろう!」と思える空気になるんだなって。これはもう、演者の鏡であり、チームの真ん中に立つ人の鏡だなって、僕はそこで学ばせてもらったんです。

NakamuraEmi:恐縮です(笑)。

TSUUJII:Emiさんチームと関わらせてもらえるようになって、自分が中心となってチームとしてなにかやりたいと思うようになった部分はすごく大きくて。だからPOLYPLUSは、僕がリーダーとして仕切らせてもらうからには、こういうチームを作りたいなとイメージしながらやっているところです。

NakamuraEmiさんという人を支え、より大きくするために、それぞれの立場の人が、自分のできることでこのチームに貢献しよう、そして楽しくていいチームにしようという感じが溢れ出ているのが、やっぱりめちゃくちゃいいなと思うんですよね。

—少しひねくれた質問をすると……いい言葉をかけるとか、それこそオロナミンCを差し入れに持っていくなど誰かを喜ばせようとする行為って、「媚びてると思われたら嫌だな」と考えてしまって動けなくなる人も多いんじゃないかと思うんです。そういうことを、おふたりは考えたりしないですか?

TSUUJII:静岡から大阪へ行って、次の朝またオロナミンCを持って挨拶に行ったときは、さすがに「いやらしいかな?」って少し考えましたね。「ストーカーっぽいかな?」とか、「営業だと思われるかな?」って。でも、僕のEmiさんとEmiさんチームのみなさんへの愛と敬意にはなんの嘘もない自信があったので、みなさんにはちゃんと伝わるはずだと思って、行動に移しました。

NakamuraEmi:うん、まったく嘘くさくないし、営業だとか全然感じないです。本当の気持ちでやってくれているというのが伝わってくるから、チームのみんなが増して好きになっていくんですよね。

NakamuraEmiのアーティスト写真を真似ようとするTSUUJIIと、NakamuraEmi
NakamuraEmiのアーティスト写真を真似ようとするTSUUJIIと、NakamuraEmi
NakamuraEmiのアーティスト写真を真似ようとするTSUUJIIと、NakamuraEmi

「うらやましい」って言ったらすごく簡単なんだけど……本当に、いいなあって思っています。(NakamuraEmi)

—音楽家、プレイヤーとしては、それぞれどう見ていますか?

NakamuraEmi:TSUUJIIは、音の説得力と、パフォーマンスと、瞬発力と、華で、一瞬でみんなをグーッと惹きつける。一緒にステージに立っていても、お客さんが目が離せなくなってるのを感じるんです。もう、この人がいればきっとお客さんは喜んでくれるっていう自信が、私だけでなくチーム全員にあるんですよ。

それに私は、セッションもフリースタイルもできないし、ちゃんと準備してからじゃないとライブができないタイプだから、音楽家としては自分にないものだらけを持っている。「うらやましい」って言ったらすごく簡単なんだけど……本当に、いいなあって思っています。

TSUUJIIがシークレットゲストとして登場した、NakamuraEmiのライブ『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.5~Release Tour 2018~』の模様(6月27日、EX THEATER ROPPONGIにて。撮影:TAKAO IWASAWA)
TSUUJIIがシークレットゲストとして登場した、NakamuraEmiのライブ『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.5~Release Tour 2018~』の模様(6月27日、EX THEATER ROPPONGIにて。撮影:TAKAO IWASAWA)

TSUUJII:僕は、嫉妬とかそういうレベルを通り越していて……Emiさんのライブは琴線に触れてきて、涙が出そうになるんですよね。表現者として、自分で作って表現して、それが人に伝わり、刺さる力が、もう段違いやなって。

そしてもう1組、ライブで僕の琴線に触れてくるアーティストが、THE イナズマ戦隊なんですけど。ボーカルの(上中)丈弥さんとEmiさんの魅力について話が盛り上がったときがあって、丈弥さんはEmiさんのことを「あの子やばいよね」「俺まじでバンドやっててよかったと思った」と言っていて。「どういう意味ですか?」って聞いたら、「自分がピンのシンガーソングライターで、Emiさんと同じ土俵に立ったとしたら、もうどっからどうやっても太刀打ちできないから。俺はバンドで、ずっと一緒に音を出してきたメンバーがいて、4人でバンドとしてやってるから戦えてると思う」と。あの上中丈弥さんをそう言わしめてました(笑)。

NakamuraEmi:丈弥さん、いつも会うと、「彼氏できたか?」しか言わないのに!(笑) そんなこと言ってくれてたんだ。

TSUUJII:たまにめちゃくちゃ真面目なこと言いますよね。20回に1回くらい(笑)。

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リリース情報

POLYPLUS『debut』
POLYPLUS
『debut』(CD)

2018年9月12日(水)発売
価格:2,500円(税込)
PWT-049︎

1. we gotta luv
2. ratz
3. m'n'dass
4. ppps
5. wake me up (cover of Avicii) 6. tokyo class
7. sugar
8. late at night
9. limiter

  • Apple Musicで聴く
  • NakamuraEmi『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.5』
    NakamuraEmi
    『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.5』(CD)

    2018年3月21日(水・祝)発売
    価格:2,916円(税込)
    COCP-40289 / COCP-40297︎

    1. Don't(Album mix)
    2. N
    3. かかってこいよ
    4. 新聞
    5. 波を待つのさ
    6. 星なんて言わず
    7. 教室
    8. モチベーション

    プロフィール

    POLYPLUS
    POLYPLUS(ぽりぷらす)

    2014年9月結成の5人組インストセッションバンド。メンバー各々がそれぞれのバンドで活動する中、「フロアを躍らせるセッションを!」を合言葉に、Sax. TSUUJII(from Calmera)とDr. YOSHIAKI(from 175R)を中心に、Key. MELTEN(from JABBERLOOP/fox capture plan)、Ba. YUKI(from JABBERLOOP)、Gt. Gotti(from Neighbors Complain)が集結。その場の空気と集う人々のテンションに合わせ自由に音を紡いでいく「セッション」を大切にし、時にクールに、時にハイテンションに、ジャンルやカテゴリを飛び越えたダンサブルなサウンドを展開。高い演奏力とフロアを巻き込む空気感で観る者を魅了し、躍らせ、着実に支持を拡大中。結成4年目に突入し、次なるステージへの飛躍が期待される注目のバンド。2018年、結成4年目に突入し、4月1日告知解禁と同時にシングル楽曲を突如配信、10日後にはタワーレコード限定でCDを発売し、発売日にはタワレコジャズランキング第1位、総合ランキング第3位にランクインし大きな話題をさらった。そしてこのタイミングでGt. Gottiがメインバンドの活動に専念するために離脱を決意。4人体制になり、言わばサードシーズンに突入し、より柔軟かつ刺激的な活動スタンスで次のステージへの飛躍が期待される注目のバンド。

    NakamuraEmi
    NakamuraEmi(なかむら えみ)

    神奈川県厚木市出身。1982年生まれ。山と海と都会の真ん中で育ち幼少の頃よりJ-POPに触れる。カフェやライブハウスなどで歌う中で出会ったHIPHOPやJAZZに憧れ、歌とフロウの間を行き来する現在の独特なスタイルを確立する。その小柄な体からは想像できないほどパワフルに吐き出されるリリックとメロディーは、老若男女問わず心の奥底に突き刺さる。2016年1月20日、日本コロムビアよりメジャーデビューアルバム『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』をリリース。収録楽曲の“YAMABIKO”が全国のCSやFM/AMラジオ52局でパワープレイを獲得。2017年3月8日に2nd Album『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.4』を、そして5月24日にTVアニメ『笑ゥせぇるすまんNEW』のオープニングテーマ“Don't”が収録された主題歌シングルをリリース。2018年3月21日、3rd Album『NIPPONNO ONNAWO URAU Vol.5』をリリース、5月から全国22か所を巡る全国ツアーを行った。

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