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東京ゲゲゲイ×根本宗子、意識しあっていた2組が交わるとき

東京ゲゲゲイ×根本宗子、意識しあっていた2組が交わるとき

パルコ「50年目の、新しいパルコ。」
インタビュー・テキスト
土佐有明
撮影:垂水佳菜 編集:中田光貴(CINRA.NET編集部)

パルコがなかったら、今のゲゲゲイがあったか分からない。(BOW)

根本:ダンスでも無理難題をぶつけてみてほしいです。できなさそうだなと思っても要求し続けるスタンスで(笑)。今、10曲くらいギャンパレの曲を使うことになっていて。新規のお客さんに気に入ってもらうのはもちろんですけど、ギャンパレのこれまでのイメージも残しつつ、新しいことをやれたらなと。

BOW:ギャンパレがどういうお芝居をするか分からないっていう状態からスタートするんですか?

根本:稽古に入ってみないと分からないですね。でも、ギャンパレは初舞台だけどステージには立ち慣れているので、初舞台の人とやる怖さというのはあまりなくて。歌っているときの表情とか歌い方で、この人は芝居がいいだろうなっていう目星はつけて脚本を書いてるんです。それがめちゃめちゃ外れることもあるんですけど。

左から:BOW(東京ゲゲゲイ)、根本宗子
左から:BOW(東京ゲゲゲイ)、根本宗子

BOW:めちゃくちゃ外れた場合はどうするんですか?

根本:今回は一人ひとりに当てて書いているので、大丈夫かなと。あと私、あんまりお芝居が上手いだけの人に興味がなくて。その場に自分としていてくれる人のほうが魅力的だなと思ったりしますね。

上手いんだか下手なんだか分からないけど妙にリアリティーがあるとか、こういう人いるよなっていうのが見えれば私の中でオッケーだったりするので。何回かギャンパレのメンバーと話したんですけど、全員のキャラがはっきりしているのでその点は心配ないかなと思います。

―過去に本当になにもできない、まずいって人はいましたか?

根本:いましたね。もちろん、すごく技術があってなんでも応えてくれる人のほうが楽しいは楽しいんです。だけど、なにもできないぞっていう人が初日に舞台に立って「あの人すごい良かった」ってお客さんに言われたときの快感はすごいものがあるんですよ(笑)。

完全に私の演出の力だとは……もちろん言わないですけど(笑)、そのためにやっているところはあるかもしれない。その人ののびしろを見極めて持ち上げていくのは嫌いじゃないかもしれないですね。

左から:BOW(東京ゲゲゲイ)、根本宗子、MARIE(東京ゲゲゲイ)
左から:BOW(東京ゲゲゲイ)、根本宗子、MARIE(東京ゲゲゲイ)

―『プレイハウス』はパルコプロデュース公演ですけど、パルコにはどんな思い出がありますか?

BOW:パルコがなかったら、今のゲゲゲイがあったか分からないですね。パルコのプロデューサーが私たちを見つけてくださって、そこから「やりましょうやりましょう」って2年ぐらい言い続けてくれたんです。そこから単独公演までやらせてもらっているので。パルコさんがいなかったら自分たちのやりたいことや可能性も広がらなかったと思います。

パルコ『グランバザール2019夏』ビジュアル。東京ゲゲゲイが起用された
パルコ『グランバザール2019夏』ビジュアル。東京ゲゲゲイが起用された

MARIE:今回、個人で振付をやるのは初めてなんですけど、パルコは新しいことをやらせてくれる場所っていうのはありますね。それは長年の信頼関係があるからだと思うんですけど、これからも互いに切磋琢磨していけたらなと。

―ゲゲゲイってお芝居もダンスも音楽劇もやるし、しかもダンスのための音楽も自分たちで作っている。実態が掴みづらいとこがありますよね。

MARIE:そうそう。なんでもやるよね! っていうところは、パルコと似てるかもしれませんね。私たち自身もパルコ同様、これからもなんでもやっていこうっていうスタンスでいますね。

左から:BOW(東京ゲゲゲイ)、MARIE(東京ゲゲゲイ)、根本宗子
左から:BOW(東京ゲゲゲイ)、MARIE(東京ゲゲゲイ)、根本宗子

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サイト情報

『パルコ50周年キャンぺーンサイト』
『パルコ50周年キャンぺーンサイト』

2019年1月1日からスタートしたパルコの50周年キャンペーン「50年目の、新しいパルコ。」の特設サイト。同サイトでは、インタビュー企画や謝恩企画など、随時情報が更新中。

イベント情報

PARCOプロデュース
『プレイハウス』

2019年8月25日(日)~9月1日(日)
会場:東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

出演:
GANG PARADE(カミヤサキ / ヤママチミキ / ユメノユア / キャン・GP・マイカ / ユイ・ガ・ドクソン / ココ・パティーン・ココ / テラシマユウカ / ハルナ・バッ・チーン / 月ノウサギ / ナルハワールド)
磯村勇斗
栗原類
鳥越裕貴
富川一人
ブルー&スカイ
猫背椿

プロフィール

BOW(ぼう)

1988年11月1日生まれ、埼玉県出身。高校時代に映像製作を学び、演技の勉強をしている際に、MIKEYの出演していた『渋谷アリス』を観劇。以来、MIKEYの元でダンスを学び、東京ゲゲゲイに結成時より加わる。最近では、新しい地図の『星のファンファーレ』『SINGING』の振付をするなど、活動を広げている。

MARIE(まりえ)

1990年7月24日生まれ、東京都出身。東京ゲゲゲイの前身、バニラグロテスクに主要メンバーの一人として参加して以来、リーダーのMIKEYがつくる作品に携わる。舞台『ASTERISK』(2015年、2016年)、近年のゲゲゲイ単独公演では衣裳を担当。最近では他アーティストに振付を提供するなどしている。『プレイハウス』で初舞台振付を務める。

根本宗子(ねもと しゅうこ)

劇作家、演出家、俳優。1989年10月16日生まれ、東京都出身。19歳で劇団、月刊「根本宗子」を旗揚げ。以降、劇団公演ではすべての作品の作、演出を手掛け、女優としても外部作品にも多数出演。最近ではテレビドラマ、ショートムービーなどの映像脚本やアーティストへの歌詞提供など、演劇以外でも精力的に活動中。2015年上演の『夏果て幸せの果て』に続き、2018年上演の『愛犬ポリーの死、そして家族の話』が『第63回岸田國士戯曲賞』最終候補作品に選出された。2019年には劇団旗揚げ10週年を迎えた。

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