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みうらじゅんがトム・クルーズに忠告。命知らずもほどほどに

みうらじゅんがトム・クルーズに忠告。命知らずもほどほどに

Amazon Prime VIdeo『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
インタビュー・テキスト
島貫泰介
撮影:中村ナリコ 編集:久野剛士、川浦慧(CINRA.NET編集部)

映画好きとして知られるみうらじゅんが、欠かさず映画館で観てきたのがトム・クルーズ主演の大ヒットシリーズ『ミッション:インポッシブル』だ。世界を股にかけて活躍するスパイ、イーサン・ハントの世界を描いた同作はすでに6作が作られ、回を重ねるほどにアクションもスケールも過剰になり、そのつどトムがどんなアクションに挑戦するかが、大きな話題になっている。

そんなストロングスタイルのアクション映画を、みうらはどのように見ているのだろう? 2018年にはイーサン・ハントに『みうらじゅん賞』を贈ったみうら。「好き」を仕事にしてきた彼が、同じように自分の「好き」を映画にしてきたトム・クルーズを熱く語る。

受賞のお礼に、「わさお」がまさかのお返しをくれた。20年以上の歴史を持つ『みうらじゅん賞』

―2018年の『みうらじゅん賞』では、沢口靖子さん、ヒックスヴィルと並んでイーサン・ハント(『ミッション:インポッシブル』シリーズにおけるトム・クルーズの役名)が受賞しました。長い歴史を持つ同賞の厚みを感じさせる顔ぶれですね。

みうら:でしょう! 1994年から始め、もう20年以上やってますからね。途中4年間くらい途切れてるんですけど、一応戦争が起きた影響で、ってことになってます。実際には、単に発表してた雑誌がつぶれたからなんですけど(笑)。

みうらじゅん<br>1958(昭和33)年京都府生れ。イラストレーターなど。武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。1997(平成9)年「マイブーム」で新語・流行語大賞、2004年度日本映画批評家大賞功労賞を受賞。著書に『アイデン&ティティ』『青春ノイローゼ』『色即ぜねれいしょん』『アウトドア般若心経』『マイ仏教』『セックス・ドリンク・ロックンロール!』『キャラ立ち民俗学』『マイ遺品セレクション』など多数。
みうらじゅん
1958(昭和33)年京都府生れ。イラストレーターなど。武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。1997(平成9)年「マイブーム」で新語・流行語大賞、2004年度日本映画批評家大賞功労賞を受賞。著書に『アイデン&ティティ』『青春ノイローゼ』『色即ぜねれいしょん』『アウトドア般若心経』『マイ仏教』『セックス・ドリンク・ロックンロール!』『キャラ立ち民俗学』『マイ遺品セレクション』など多数。

―(笑)。

みうら:それで賞のことをすっかり忘れてたら、ある日突然リリー・フランキーさんから電話がかかってきてね、「どうやったら(『みうらじゅん賞』を)獲れるんですか? 欲しいんですけど」と聞くもんでね。他の賞なら努力も生きますが、この賞は選考基準も年によって違いますから。

その頃は強いていえば、俺とよく飲んでいた人が受賞していたもんで、「いつ何時でも飲み屋に駆けつけられますか?」って聞いたら、「わかりました」って。それで、第8回(2005年)にめでたくゲットされました。イーサン・ハントもそうじゃなかったっけ?(笑)

みうらじゅん

―話半分で聞いておきますね(笑)。青森在住のわさお(=犬)も受賞されてますね。

みうら:その頃から発表の場もテレビに移りまして。12月末の『みうらじゅん賞』の特番ではトロフィーを渡しに行く映像を流すんですが、発表が12月なので、「わさお」の場合は、雪深い青森にスタッフの人が行ってくれたんですよ。そのお返しにと、わさおの「抜け毛」をいただきました(笑)。それ以降は、犬でも山でも、即身仏にも賞をあげ続けてきたんです。第13回のダニー・トレホさんは『マチェーテ』(ロバート・ロドリゲス監督 / 2010年)で受賞されたんですが、なんとInstagramにトロフィー持った写真をあげてくれました。

「親不孝すぎるから」。MJがイーサン・ハントを好きな理由

―イーサン・ハント=トム・クルーズもかなりの遠さですから、贈り甲斐がありますね。ちなみに受賞理由は「親不孝すぎるから」でした。

みうら:ですね。実際にトロフィーが届いているのか、疑問はありますが(笑)。まあ、あんな親不孝者はちょっといないと思いますよ。俺は還暦も過ぎちゃいましたけど、イーサン(トム)だって56歳じゃないですか。そのくらいの年齢になったら、かかりつけの医者も、あんなアクションに挑んだら当然ドクターストップかけるでしょ。

―人間ドックで「無茶しちゃだめですよー」っていわれますよね。

みうら:あんな無茶してたら御両親はどう思ってらっしゃるのかとね。親不孝キングでしょ。しかも新作が出るたびに、ますます無茶がヒートアップしてる。いまの映画だからもちろんCGも使っているでしょうけれども、実際バイクもヘリコプターも自分で運転してるっていうじゃないですか。

みうらじゅん

―最新作の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(クリストファー・マッカリー監督 / 2018年)では、ヘリコプターで回転しながら垂直に落下する高度な操縦法をマスターしたらしいです。

みうら:高須クリニックのCMを遥かに超えてますよね(笑)。トムはすべてにおいて本気だからすごいです。しかも『ミッション:インポッシブル』シリーズ(以下、『M:i』シリーズ)は自分でプロデュースもされているわけだから、座長の自分がまっさきに身を削っている。そこに親不孝者のけしからなさと、年をとってもチャレンジし続ける気合いをビンビン感じます。それが俺の、イーサンを好きな大きな理由です。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』場面写真 / ©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』場面写真 / ©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
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作品情報

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』

2019年5月14日(火)からAmazon Prime Videoにて独占配信中
監督:クリストファー・マッカリー
出演:
トム・クルーズ
ヘンリー・カヴィル
ヴィング・レイムス

『ミッション:インポッシブル』シリーズ

シリーズ1作目から最新作まで、Amazon Prime Videoにて配信中。まだPrime会員でない方は、ぜひこの機会にPrime会員になって全作一気見をしよう。

サービス情報

Amazon Prime会員(月間プラン500円/月、年間プラン4,900円/年)向けのサービス。数千本もの人気映画やテレビ番組、またAmazonスタジオ制作によるオリジナル作品をいつでもどこでも、見放題で楽しめる。

プロフィール

みうらじゅん

1958(昭和33)年京都府生れ。イラストレーターなど。武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。1997(平成9)年「マイブーム」で新語・流行語大賞、2004年度日本映画批評家大賞功労賞を受賞。著書に『アイデン&ティティ』『青春ノイローゼ』『色即ぜねれいしょん』『アウトドア般若心経』『マイ仏教』『セックス・ドリンク・ロックンロール!』『キャラ立ち民俗学』『マイ遺品セレクション』など多数。

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