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21年目の韻シストが語る、目指すは全世代に届くヒップホップ

21年目の韻シストが語る、目指すは全世代に届くヒップホップ

韻シスト『SHINE』
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:垂水佳菜 編集:川浦慧(CINRA.NET編集部)
2019/08/07

昨年結成20周年を迎え、CharaやPUSHIMといった縁の深い仲間を迎えて開催された自主企画『NeighborFood』の特別編を大成功させた韻シスト。さらに、今年4月には大阪城野外音楽堂で初の主催フェス『OSAKA GOOD VIBES』を開催し、こちらはNulbarichをはじめとした下の世代を迎えることで、新たな一歩を示した。幅広い世代との交流を経て、5人の奏でるヒップホップは世代を問わない音楽へと今も進化している。

8月7日にリリースした『SHINE』は、流行りのビートやフロウを用いずとも、「ヒップホップバンドがジャンルの枠に捉われずにグッドミュージックを演奏し、歌う」という本質において、韻シストが現代的なアーティストであることを証明した作品。「One For All, All For Shine」(一人はみんなのために、みんなは輝くために)というテーマは、メンバー間の関係性の強さやケミストリーを表しているそうだが、同じことがオーディエンスにも、仲間のミュージシャンにも言えるはず。韻シストを取り巻くさまざまな関係性について、BASIとTAKUに聞いた。

子供からおじいちゃんおばあちゃんまで参加できるようなフェスをやって行きたい。(BASI)

―今年の4月に大阪城野外音楽堂で開催された初の主催フェス『OSAKA GOOD VIBES』の感想から話していただけますか?

BASI:20代のころは、若者というか同世代に聴いてもらうために韻シストをやっていたんですけど、結成20年を越えて、子供からおじいちゃんおばあちゃんまで参加できるようなフェスを継続してやって行きたいと考えるようになりました。今回、第1回目を成し得て、それをちゃんと自覚できたというか。

―実際に、当日は幅広い世代が参加していた?

BASI:いましたね。親子連れもすごく多かったし、「3世代のファミリーちゃうかな?」っていうような仲睦まじい場面もめっちゃ見たんで。これからもヒップホップをやっていくことには変わりないんですけど、「大人も子供も一人でも多くの人が楽しめるような、いい音楽って何やろうな?」って、考えるきっかけにもなりました。

韻シスト(いんしすと)左から:TAKU、BASI<br>生々しく独創的でグルーヴィーなサウンドと極上のライブパフォーマンスが圧倒的な評価を受け続ける、大阪をベースに活動するファンキーグルーヴマスターと称される唯一無二のヒップホップバンド。数度のメンバーチェンジを経て、2 MC(BASI,サッコン)、Gtr.(TAKU)、Bass(Shyoudog)、Drs.(TAROW-ONE)からなる鉄壁の現メンバーとなる。2019年4月には、超満員の大阪城野外音楽堂で初の主催野外フェス『OSAKA GOOD VIBES』を開催。また、8月には早くもミニアルバム『SHINE』をリリースする。
韻シスト(いんしすと)左から:TAKU、BASI
生々しく独創的でグルーヴィーなサウンドと極上のライブパフォーマンスが圧倒的な評価を受け続ける、大阪をベースに活動するファンキーグルーヴマスターと称される唯一無二のヒップホップバンド。数度のメンバーチェンジを経て、2 MC(BASI,サッコン)、Gtr.(TAKU)、Bass(Shyoudog)、Drs.(TAROW-ONE)からなる鉄壁の現メンバーとなる。2019年4月には、超満員の大阪城野外音楽堂で初の主催野外フェス『OSAKA GOOD VIBES』を開催。また、8月には早くもミニアルバム『SHINE』をリリースする。

―これまでも大阪と東京で主催イベント『NeighborFood』をやってきたわけですが、そこでのお客さんの世代も広がって行くなか、その延長線上でフェスを開催したわけですか?

BASI:「そろそろやれる」というよりは「そういうことをしたい」っていう始まりだった気がします。個人的に頭のなかにあったのは、10-FEETの『京都大作戦』。僕らも呼んでいただいたことがあるんですけど、その1日がすごく楽しくて、楽園に遊びに行ったような感じで。同じバンドマンとして、自分たちもああいうことをしていきたいと思ったんです。

―TAKUさんはいかがでしょうか?

TAKU:地元の野外音楽堂にあれだけ多くの人が集まってくれて、「街が応援してくれてるんや」ってことがすごく嬉しくて。「もっと日常にGOOD VIBESを」っていうテーマを掲げていたんですけど、よくメンバー同士で話していたのは、おじいちゃんおばあちゃんが「えらい今日賑やかやなあ」「GOOD VIBESやってるからやろ」みたいな感じになったらいいなってことで、その第一歩になったんじゃないかなと思います。

―いいですね、ファンキーなおじいちゃんおばあちゃん。

TAKU:あとは自分らだけでやってるんじゃなくて、みんなでやってるんやなって、ちゃんと指差し確認できた。みんなのGOOD VIBESがあってのフェスだったというか。若いときはどうしても「俺たちが」って感じになると思うけど、今この年齢になると、「この方はこう思ってはるんや。そんなら、こうしようか」とか、一つひとつ確認しながらできて。ただ「イベントを盛り上げた」じゃなくて、ひとつの行事になったんです。

TAKU
TAKU

―地域の盆踊り大会をヒップホップでやるような?(笑)

TAKU:そういう感じがありました。あの野外音楽堂の景色を実際に見て、初めて湧いてきたイメージもあったので、これからもっと大きくしていきたいですね。

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リリース情報

『SHINE』
韻シスト
『SHINE』(CD)

2019年8月7日(水)発売
価格:2,000円(税込)
TKCA-74810

1. Shine
2. Come around
3. Just like this
4. SMILE
5. よあけの歌
6. Get out of my head

プロフィール

韻シスト
韻シスト(いんしすと)

生々しく独創的でグルーヴィーなサウンドと極上のライブパフォーマンスが圧倒的な評価を受け続ける、大阪をベースに活動するファンキーグルーヴマスターと称される唯一無二のヒップホップバンド。数度のメンバー・チェンジを経て、2 MC(BASI, サッコン)、Gtr.(TAKU)、Bass(Shyoudog)、Drs.(TAROW-ONE)からなる鉄壁の現メンバーとなる。2019年4月には、超満員の大阪城野外音楽堂で初の主催野外フェス“OSAKA GOOD VIBES”を開催。また、8月には早くもミニアルバム「SHINE」をリリースする。

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