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後藤正文が語る「もう都会に住む必要はない」 故郷・島田の思い出

後藤正文が語る「もう都会に住む必要はない」 故郷・島田の思い出

島田市
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:垂水佳菜 編集:川浦慧(CINRA.NET編集部) インタビュー・編集:山本梨央(CINRA)

島田市民の、明るくて楽天的な「なんとかなるら」の精神

―島田市の人たちの人柄についてもお伺いしたいです。島田に行ったときに印象的だったのが、コンビニやチェーン店でも、マニュアル対応ではなく、すごくフランクに話しかけてくれるみなさんの人柄でした。道端でも、女子高生やおばあちゃんが挨拶してくれたのをすごく覚えていて。

後藤:あはは。いい人もいれば、嫌なやつもいると思うんで一般化はできないですけど、話しかけてくる人は多いかもしれないですね。おばあちゃんが「ばかに天気んええら」とか言ってて、独り言なのか、僕に言ってるのかわからないみたいなことは、よくありました(笑)。話しかけられたときって、静岡弁でしたか?

―おじいちゃんだと、語尾に「ら」がついていることが多かったです。若い人は「だもんで」をよく使っていました。

後藤:「だっけもんで」とか言いますよね。あと、語尾が長いんですよ。「だよ~」とか「だら~」とか。昔はおばあちゃんが言ってることとかよくわかんないときもあったけど(笑)、確かに静岡弁はフランクな感じしますよね。

だから、わりと明るい人が多いかもしれない。もちろん、暗い人が「いない」ってことはないでしょうけど、自分の周りはわりと楽天的な感じがします。「なんとかなるら」みたいな、そういう人が多い感じしますね。

―島田の移住者の方にお話を聞くと、受け入れてくれるけど、なにかを強要されることはなくて、ちょうどいい田舎付き合いができるとおっしゃってました。

後藤:確かにそうかもしれないですね。僕も、いい大人に見守られながら育った気はします。田舎なんで、悪いことをするとすぐにバレるんですよ。「あそこの家の子が変なバイク乗って帰ってきた」とかすぐ言われちゃうけど、でもそういうのが踏み外さないための防波堤にもなる。それが嫌で東京とかに出る人もいるかもしれないけど……でも、監視し合ったりするような、過干渉な地域ではないと思います。

後藤正文

―環境的にも、住んでいる人の人柄的にも、住みやすい場所だと言えそうですね。

後藤:そうですね。やっぱり自然があるのは大きくて、ちょっと行けば海も山もあるし、大井川を下っていくと大井川港があって、そこで釣りもできますしね。でも、文化的なものに触れるには、静岡市まで出ないとないかな。昔は地方都市にもそれなりに文化的な施設があって、島田にも映画館があって、『ランボー3』と『孔雀王』の2本立てを観に行ったのを覚えてます(笑)。

―時代を感じますね(笑)。

後藤:あとは、もともと宿場町だったから、商店街もあるんですけど、景観とかはもっと守るすべがなかったのかなと。せっかく宿場町の歴史があるから、観光資源にもなるはずなのに、でっかいビルとか建てちゃったのはもったいない。

まあ、僕は街を出ちゃった人間だし、商店街の衰退は全国的に難しい問題でもあるし、とやかく言える立場にはないですけど、条例とかで規制して、宿場町の風情が感じられるような歴史的な景観に戻していった方がよかったのになと思います。

―場所によっては宿場町時代の名残が残っているわけですか?

後藤:お祭りは有名ですね。『帯まつり(島田大祭)』とか『髷まつり(島田髷まつり)』とか。『帯まつり』は「日本三奇祭」のひとつと呼ばれていて、『髷まつり』は「文金高島田」の発祥が由来ですよね。レガシー化していくというか、古い宿場町として売っていくのもアリなんじゃないかと思ったりもしますね。

『髷まつり』は、様々な型の日本髪・島田髷を結い、浴衣を着た「髷娘」たちが手踊りをしながら歩く『島田髷道中』と、鵜田寺にて髷供養感謝祭が行われます。
『髷まつり』は、様々な型の日本髪・島田髷を結い、浴衣を着た「髷娘」たちが手踊りをしながら歩く『島田髷道中』と、鵜田寺にて髷供養感謝祭が行われます。
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ウェブサイト情報

島田市 ふるさと納税特設サイト

お茶といえば静岡。その静岡茶の歴史は島田の地から始まりました。静岡県島田市の中央を流れる大井川流域の茶業の歴史は古く、その始まりは、江戸時代初期に残る川根・伊久身地区の記録に見ることができます。記録によると江戸時代初期にはお茶を年貢代わりに納めていることがわかっています。江戸時代全般を通して島田地域では、茶生産技術の改良や改善に取り組み、茶業の基盤を作りました。

リリース情報

Gotch『Lives By The Sea』
Gotch
『Lives By The Sea』

2020年12月2日(水)配信

1. The End Of The Days (feat. 唾奇)
2. Nothing But Love
3. Endless Summer (feat. YeYe)
4. The Age (feat. BASI, Dhira Bongs & Keishi Tanaka)
5. Eddie
6. Worthless Man
7. Stay Inside (feat. Achico & mabanua)
8. White Boxes
9. Taxi Driver
10. Farewell, My Boy
11. Lives By The Sea (feat. JJJ & YeYe)

Gotch
『Lives By The Sea』(CD)

2021年3月3日(水)発売
価格:2,500円(税込)
ODCP-026
※12月2日(水)~1月11日(月・祝)SPMストアにて予約受付中
※受付期間中にご予約いただいた方には直筆サインカード付き

1. The End Of The Days (feat. 唾奇)
2. Nothing But Love
3. Endless Summer (feat. YeYe)
4. The Age (feat. BASI, Dhira Bongs & Keishi Tanaka)
5. Eddie
6. Worthless Man
7. Stay Inside (feat. Achico & mabanua)
8. White Boxes
9. Taxi Driver
10. Farewell, My Boy
11. Lives By The Sea (feat. JJJ & YeYe)

Gotch
『Lives By The Sea』(LP)

2021年3月3日(水)発売
価格:4,600円(税込)
ODJP-009
※12月2日(水)~1月11日(月・祝)SPMストアにて予約受付中
※受付期間中にご予約いただいた方には直筆サインカード付き

1. The End Of The Days (feat. 唾奇)
2. Nothing But Love
3. Endless Summer (feat. YeYe)
4. The Age (feat. BASI, Dhira Bongs & Keishi Tanaka)
5. Eddie
6. Worthless Man
7. Stay Inside (feat. Achico & mabanua)
8. White Boxes
9. Taxi Driver
10. Farewell, My Boy
11. Lives By The Sea (feat. JJJ & YeYe)

プロフィール

後藤正文
後藤正文(ごとう まさふみ)

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギター。新しい時代とこれからの社会を考える新聞『THE FUTURE TIMES』の編集長を務める。インディーズレーベル『only in dreams』主宰。

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