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新しい学校のリーダーズが世界へ。「自分らしさ」を探る旅路

新しい学校のリーダーズが世界へ。「自分らしさ」を探る旅路

Eggs
インタビュー・テキスト
TAISHI IWAMI
撮影:垂水佳菜 編集:飯嶋藍子

「セーラー服」と私たちのパフォーマンスとのギャップが、アイデンティティに繋がってる。(RIN)

―88risingからもっとも発信したいことはなんでしょうか?

MIZYU:私たちは4人とも生まれ育った日本を愛しているし、日本らしさをすごく大切にしているということは、語らずとも共通認識になっているんです。だからこそ、セーラー服を着て「青春日本代表」と自称しているので、日本のいいところを世界に向けて発信したいと思っています。

SUZUKA:その日本らしさ、たとえばセーラー服ひとつとっても、リーダーズやからこそ更新できるイメージがあると思うんです。音楽やカルチャー的な角度から見ると、日本のセーラー服ってアイドルやアニメのイメージが強いじゃないですか。私たちはそのイメージをフックにしつつ、「日本には、こういう『らしさ』もあったんや。気づかへんかった」って、思ってもらえるような気がするんですよね。

動きやすいように水着のような素材でリニューアルしたというセーラー服。腕章やリボンなどのディティールまでこだわって作っている。
動きやすいように水着のような素材でリニューアルしたというセーラー服。腕章やリボンなどのディティールまでこだわって作っている。

―セーラー服を着続けていることと、リーダーズのアイデンティティには、どのような繋がりがあるのですか?

KANON:武装って言うのかな? 「装着」しているような感覚なんです。

SUZUKA:そうやね。でも無敵の鎧みたいな感じではない。セーラー服って、さっきも言いましたけど、アニメやアイドル、大雑把に言えば「かわいい」イメージやと思うんです。私たちはそれを逆手に取っているというか、「どうぞかわいらしい女の子として見てください」って、もっと極端に言えば「舐めてかかってくれ」みたいな。

左から:KANON、SUZUKA、MIZYU、RIN

RIN:日本人の女の子って、ただでさえ実年齢より幼く見られることが多いし、セーラー服を着たらなおさらだと思うんです。そこで生まれる、「セーラー服」と私たちのパフォーマンスとのギャップが、アイデンティティに繋がっていると思います。

「人からこう思われるかもしれへん」とか、そういうことを考え出すと、だんだんと自分らしくいられなくなる。(SUZUKA)

―世界デビューに先駆けて、12月2日にはグローバルオンライン音楽フェスティバル『DOUBLE HAPPINESS Global Holiday Festival』に出演されました。オンラインではありますが、実際に世界に向けてライブを披露してみて、どうでしたか?

SUZUKA:なんか、今までに味わったことのない……なんて言うたらええんやろ? 「ウォーッ」って感じ。これから始まる新しい未来に興奮しまくってました。

オンラインライブ『DOUBLE HAPPINESS Global Holiday Festival』出演時の様子
オンラインライブ『DOUBLE HAPPINESS Global Holiday Festival』出演時の様子
オンラインライブ『DOUBLE HAPPINESS Global Holiday Festival』出演時の様子

―まさに「百聞は一見にしかず」で、ここまでに話していただいた日本らしさとリーダーズのオリジナリティが詰まっていました。冒頭の和太鼓をイメージしたビートとパフォーマンスから、終始素晴らしかったです。

MIZYU:人間太鼓ですね。あれはよく生み出したなって自画自賛してます。「自分たちらしさってこういうことなんだな」と思える大切なパフォーマンスなんです。

―その「自分たちらしさ」や「自分らしさ」は、リーダ―ズがずっと追い求めてきたテーマだったと思うんです。同調圧力や不毛な価値観の衝突といった問題が多く残る学校、ひいては社会の中で、いかに「らしく」立っていられるか。

SUZUKA:たぶん、「自分らしさ」に対して「人からこう思われるかもしれへん」とか考え出すと、だんだんと自分らしくいられなくなるというか。

でも、難しいことは考えず「自分らしく」なってしまえば、もう相手がそれを理解するしかない。だって、自分らしくいる人に対して言うことって何もないじゃないですか。そう考えると、「自分らしくいることってそんなに難しいことか?」って最近思うようになって。こういう私の意見を誰かに押しつけたら本末転倒ではあるんですけど……。

―あまり難しく考えなくなったきっかけはあったのですか?

SUZUKA:私は前から自分にしかない才能や感性を持っている自覚があったし、常に自分らしく居続けてこられたと思うんです。でも、その反面「なんか足りてない」とも思っていて。もっとやばい奴になりたい願望からか、自分のなかにもうひとり、自分の尻を叩いてくるコーチみたいな奴が出てくるんですよ。

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リリース情報

ATARASHII GAKKO!『NAINAINAI』
ATARASHII GAKKO!
『NAINAINAI』

2021年1月20日(水)配信

プロフィール

新しい学校のリーダーズ(あたらしいがっこうのりーだーず)

「歌い踊るセーラー服、青春日本代表。」と称し、現代社会を強く、楽しく生きるべく、社会に怒られないレベルで個性や自由を表現し【はみ出していく】それが新しい学校のリーダーズ。ライブや音楽、ダンス、前衛的動画など378度くらいの全方位で、もっと自由にもっと個性を出していける社会になる事を望み、ざわつきを生み出し続ける四人組。楽曲の振付、および演出などは全てメンバー自身が考案・構成している。2021年1月に「ATARASHII GAKKO!」として、アジアのカルチャーを世界に向けて発信するメディアプラットフォーム・88risingから、シングル『NAINAINAI』で世界デビュー。

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