北野武の最新作、絵を描くことしか知らない男を描く『アキレスと亀』

北野武監督による最新作『アキレスと亀』が、9月20日より銀座テアトルシネマほか全国でロードショーされる。

絵を描くことが大好きで、画家になることを夢見る少年、真知寿。両親の死、極貧生活への転落と、つらい運命のなかでますます絵にのめりこんでいくが、彼の絵は誰にも評価してもらえない。そんな真知寿の前に初めて彼を受け入れ、愛してくれる女性が現れる。

絵を描くことしか知らない主人公の純朴さに惹かれ、積極的に関わる女性を演じるのは、映画『明日の記憶』の献身的な妻役で、女性の共感を得た樋口可南子。青年時代の夫婦役には、本年では『コドモのコドモ』などに出演した麻生久美子と、たけし軍団の柳ユーレイから本作で改名を果たした柳憂怜が務める。

時にシリアスに、時にユーモラスに。幸福な夫婦像をつくりあげていく過程が、北野監督の独特な視点と共に、優しいまなざしを持って描かれる。

『アキレスと亀』
9月20日、銀座テアトルシネマ、テアトル新宿ほか全国ロードショー

監督・脚本:北野武
出演:
ビートたけし
樋口可南子
柳憂怜
麻生久美子
中尾彬
伊武雅刀
大杉漣
ほか

2008年/日本/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーSRD/119分/
配給:東京テアトル + オフィス北野

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