「ファンシーなもの」に潜む不気味さをあぶりだす『dazzling & doodling』展

レースのカーテンや花柄のビニールクロス。日本家庭の「ファンシー」なインテリアをモチーフに作品を作り続けてきた東恩納裕一氏が、『dazzling & doodling』と題した展覧会を行う。

日本独自の円形蛍光灯を用いた作品や、壁面や鏡をテープで覆うインスタレーションなど、『dazzling & doodling』という展覧会のタイトルどおり、「眩しいイタズラ書き」を思わせる展示が並ぶ。

東恩納氏はかつて、「ファンシー」なものに対して自身が長らく感じていた違和感、日常に潜む不気味さを、フロイトが「不気味なもの」と題したエッセイの中で「身近にありながら疎遠なもの」と定義していたことを知って驚いた、と語った。

それにのっとるならば、本展覧会は日用品のもつ「ファンシー」さを増幅し、見慣れたはずのモノの底知れなさに気づかせる試みでもあるともいえる。どんなに近しいモノ(物/者)であっても、決して理解しえないという事実。本展覧会を観れば、改めてそのことに戦慄するだろう。

東恩納裕一展『dazzling & doodling』
2008年3月7日(金)~2008年4月21日(月)
時間:月~金 12:00~20:00、土 11:00~20:00 日、祝日 11:00~19:00
会場:GALLERY at lammfromm(ラムフロム東京)
定休日:無休
料金:入場無料

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