ポラロイドフィルムの魅力に126名の作品で迫る展覧会『126 POLAROID』

2009年に惜しまれながら製造中止となったが、再生産が決定したポラロイドフィルムをテーマとする『126 POLAROID −さよならからの出会い−』展が、横浜美術館アートギャラリー1で8月29日まで開催されている。

本展は、ポラロイドフィルムの製造および販売中止の発表をきっかけに、多摩美術大学が発案したプロジェクト。荒木経惟、杉本博司、港千尋、森山大道、萩原朔美、藤代冥砂、若木信吾ら日本を代表する写真家、美術家、研究者、学生など、ポラロイドフィルムに特別な想いを抱く総勢126名によるポラロイド写真と、横浜美術館所蔵の大判ポラロイド写真18点を特別展示し、一時代を築いた「ポラロイド」というメディアを再考する。さらに、ポラロイドフィルムアーティストとして知られるマウリッツオ・ガリンベルティによる、Lady GAGAをモデルに撮影したポラロイドモザイク写真も特別公開される。

本展の発起人である萩原は「ポラロイドフィルム独特のボリュウム感、淡い色彩、画像出現の期待時間、掌サイズ、書き込み自由な白い額縁、メカニカルなシャッター音、夢の中のような解像度、可愛いいぼけ味、加工可能なフィルムベースなどに強い愛着を感じる人が多く、沢山のかたの参加を得ました。沢山のかたに足を運んでいただき、ポラロイドフィルムの多様な表現とその魅力を知ってもらいたいと思います。」と語る。過去に類を見ない規模の、ポラロイドフィルムが創り出すクリエイティブ・デモクラシーを体現した写真展だ。

なお、本展で展示された作家のうち、掲載許可がおりた作品を中心に写真展と同名称の写真集も会期内に出版が予定されている。

『126 POLAROID −さよならからの出会い−』展

2010年8月7日(土)~2010年8月29日(日)
会場:横浜美術館アートギャラリー1
時間:10:00~18:00(入場は閉館30分前まで、企画展開催中の金曜は20:00まで)
休館日:木曜
入場料:無料

特別展示

後期(2010年8月20日(金)~2010年8月29日(日))
池田満寿夫『捕らえられたヌード』
石内都『同級生 横須賀市立第二高校39年度卒業3年B組』
植田正治『草原の発見』
川田喜久治『旗色』
操上和美『Possession』
田原桂一『作品1984・12』
内藤正敏『出羽三山の宇宙』
深瀬昌久『遊戯』
藤原新也『通行人』
※作品は、9作品ずつ2期に分けて展示

(画像上:森山大道《bye bye POLAROID》、画像中:若木信吾《San Francisco》、画像下:藤代冥砂《プリウスからのシーン》)

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