著名人に扮する森村泰昌のセルフポートレート新作は、20世紀の男たちが主役

美術家・森村泰昌が歴史に挑む展覧会『森村泰昌:なにものかへのレクイエム―戦場の頂上の芸術』が、3月11日より東京都写真美術館にて開催される。

80年代から一貫して、名画の登場人物や映画女優などに自ら変身するセルフポートレートを手がけてきた美術家・森村泰昌。かつて女優シリーズで森村は、映画というフィクションの中で輝きを放つ20世紀の女たちの世界を表現してきた。

同展では20世紀の男たちに扮し、2006年より制作された「なにものかへのレクイエム」シリーズの完結編として、初公開の新作15点を含む43点を展示。また、壮大なロケーション撮影を敢行した新作映像作品「海の幸・戦場の頂上の旗」も初公開される。

常に歴史の記憶に挑む森村泰昌が男性的なるものの輝きを求め、シリアスな写真の世界に取り組んだ新たな挑戦として注目を集めそうだ。

『森村泰昌:なにものかへのレクイエム―戦場の頂上の芸術』

2010年3月11日(木)~5月9日(日)
会場:東京都写真美術館 2階・3階展示室
時間:10:00~18:00(木・金は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(ただし月曜が祝日または振替休日の場合は翌日)、
※2010年4月29日~5月9日のGW期間は無休
料金:一般1,000円 学生800円 中高生・65歳以上600円

関連イベント

対談

2010年3月28日(日)18:00~20:00
会場:東京都写真美術館 1階ホール
出演:平野啓一郎(小説家)×森村泰昌
定員:200名

(画像上から:なにものかへのレクイエム(宙の夢/アルベルト2) 2007、なにものかへのレクイエム(記憶のパレード/1945年アメリカ) 2010、なにものかへのレクイエム(創造の劇場/パブロ・ピカソとしての私) 2010、映像作品≪海の幸・戦場の頂上の旗≫ 2010)

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