ドイツ・ベルリンの先端アートシーンを紹介する企画展『ゼロ年代のベルリン』

ドイツ・ベルリン発の先端アートを紹介する企画展『ゼロ年代のベルリン ― わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)』が、9月23日から東京・清澄白河の東京都現代美術館で開催される。

同展は、日独交流150周年を記念して、ドイツ文化センターとの共催で開催されるもの。1989年のベルリンの壁崩壊後から変化を続け、政治、経済、文化の実験場として世界の注目を集めてきたベルリンでは、世界中から集まってきたアーティスト同士のゆるやかなネットワークが形成され、ジャンルを横断する共同制作や交流が活発に行われている。同展では、そんなベルリンに在住している18組のアーティストの作品を展示し、今最もクールと称されるベルリンのアートシーンを紹介する。

展示内容は、ベルリンのアートを語る上で欠かせないアーティストのヨン・ボックが、同展のために東京を舞台にした新作を制作するほか、日本人の父とイギリス人の母をもつサイモン・フジワラが実家を訪ね、父親とのコラボレーションによるユーモアに富んだ映像インスタレーション作品を披露する。さらに、バチカンの司祭らが審査員となり、キリストのイメージに最もふさわしい俳優をオーディション形式で審議する映像作品や、パゾリーニ作品の登場人物6役を1人で演じるアジア人作家による映像作品などが展示される。

関連イベントでは、展示作家と同展キュレーターによるトークセッションや、作家自身によるプレゼンテーションなども開催。なお、一部アーティストの展示は10月29日から開始される予定となっている。

CINRA.NETでは、『ゼロ年代のベルリン』の招待券を10組20名様にプレゼントいたします!

お問い合わせページのメールフォームより、件名欄に「ゼロ年代のベルリン展招待券応募」と入力し、お問い合わせ内容欄にお名前とご住所をお書き添えの上、お送りください。当選は、招待券の発送をもって替えさせていただきます(なお、ご応募いただいたメールアドレス宛に CINRAのメールマガジンを今後お届けいたします)。(応募締切り:2011年9月27日)

企画展
『ゼロ年代のベルリン ―わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)』

2011年9月23日(金・祝)~2012年1月9日(月・祝)
会場:東京都 清澄白河 東京都現代美術館 企画展示室B2F、1F ※1F展示は10月29日から公開
時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)※9月24日は20:00まで

出品作家:
ネヴィン・アラダグ
ヨン・ボック
フィル・コリンズ
オマー・ファスト
フジ・リユナイテッド(サイモン・フジワラ&カン・フジワラ)
イザ・ゲンツケン
カタリーナ・グロッセ
アリシア・クワデ
シモン・デュブレー・メラー
キアスティーネ・レープストーフ
アンリ・サラ
マティアス・ヴェルムカ&ミーシャ・ラインカウフ
ミン・ウォン
ヘギュ・ヤン
以下、10月29日から追加展示
サーダン・アフィフ
ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ
クリスチャン・ヤンコフスキー
空間実験研究所(オラファー・エリアソン設立)

休館日:月曜日 ※ただし10月10日、1月2日、1月9日は開館、10月11日、年末年始(12月29日~1月1日)、1月4日は休館
料金:一般1,100円 大学・専門学校生・65歳以上850円 中高生550円

『来日作家と本展キュレーターによるトークセッション』

2011年9月23日(金・祝)
会場:東京都 清澄白河 東京都現代美術館 講堂(B2F)

パネル・ディスカッション
『ベルリンのアートシーンについて(仮)』

2011年9月23日(金・祝)10:30~12:00
登壇者(予定):
サイモン・フジワラ
キアスティーネ・レープストーフ
アンジェラ・ローゼンバーグ(同展共同キュレーター)
ほか
モデレーター:長谷川祐子(同美術館チーフキュレーター)

『アーティスト・プレゼンテーション』

2011年9月23日(金・祝)13:30~
登壇者(予定):
サイモン・フジワラ
ほか
定員:各回200名
※通訳あり

(画像上:ネヴィン・アラダグ 《心ゆくまで騒ごう》2007 Courtesy: Nevin Aladag and Wentrup, Berlin、画像中:フィル・コリンズ 《スタイルの意味》2011 Courtesy: Shady Lane Productions and Akanga Films Asia、画像下:マティアス・ヴェルムカ&ミーシャ・ラインカウフ 《ネオンオレンジ色の牛》2005 Coutesy: Matthias Wermke and Mischa Leinkauf)

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