アートと街の新しい関係を提案する『黄金町バザール2011』、商店や空地も展示場所に

横浜・黄金町を中心としたアートイベント『黄金町バザール2011』が、8月から11月の3ヶ月間にわたり開催される。

今年で4回目となる同イベントは、アートによる街の再生をテーマに掲げて2008年から開催されているもの。今回は「まちをつくるこえ」をテーマに、国内外のアーティスト約30組が実際に街に滞在しながら多様なプロジェクトを展開。会場には既存のスタジオや店舗の空間、屋外の空地などを使用し、街の経済活動とアート活動が共存する新しいコミュニティのあり方を表現するという。

8月6日から8月31日までは、アーティストが黄金町に滞在しながら公開制作と展示を行うほか、9月2日から11月6日にかけては、滞在中に制作した作品を展示。参加アーティストには、小沢剛、さとうりさ、遠藤一郎らが名を連ねるほか、黄金町在住のアーティストやフィリピン、タイのアーティストも参加する。また、地域の商店主らによって結成された「商店主の会」が様々な催しや特典を用意するなど、街を訪れた参加者を歓迎する予定。そのほか、会期中は様々なイベントが行われるので、詳細はオフィシャルサイトで確認して欲しい。

なお、同イベントは、『ヨコハマトリエンナーレ2011』の特別連携プログラムとなっており、特別連携セット券が当日販売される。両会場を繋ぐ無料シャトルバスも運行予定だ。

『黄金町バザール2011 まちをつくるこえ』

公開制作と展示の期間
2011年8月6日(土)~8月31日(水)
展示期間
2011年9月2日(金)~11月6日(日)

会場:神奈川県 黄金町 高架下新スタジオ、竜宮美術旅館、八番館、既存の店舗、屋外空地など
時間:
昼間の会場(おもに屋内) 11:00~19:00
夜の会場(おもに屋外) 日没~0:00
休館日:8月、9月の毎週木曜日および10月13日(木)、10月27日(木)

参加作家:
[ゲストアーティスト]
小沢剛
マーク・サルヴァトゥス
スッティラット・スパパリンヤ
サンティパープ・インコン=ガム
本間純
さとうりさ
遠藤一郎
牛嶋均
志村信裕
瀧健太郎
安部泰輔
北川貴好
池田光宏
雨宮庸介
樋口貴彦
[公募アーティスト]
平井豊果
生成音楽ワークショップ+杉山紘一郎
井出賢嗣
加藤翼
増田拓史
松澤有子
野田智之
関本幸治
田村友一郎

料金:
会期中有効フリーパス(一部会場のみ)
高校生以上500円 中学生以下・65才以上無料
ヨコハマトリエンナーレ2011、BankART Life IIIとの特別連携セット券
前売一般1,400円 大学生・専門学校生900円 高校生400円
当日一般1,800円 大学生・専門学校生1,200円 高校生700円

『アジアのネットワーク「Other Places at the Same Time」』

2011年9月3日(土)11:00~19:00
会場:神奈川県 黄金町 京急高架下新スタジオ
料金:フリーパスで入場可
出演:
サイモン・スーン(インディペンデントキュレーター)
サンティパープ・インコン=ガム(アーティスト)
小田井真美(アーカスプロジェクトディレクター)
小川智紀(NPO法人STスポット横浜、横浜市立芸術文化教育プラットフォーム事務局長)
太田エマ(キュレーター)
マーク・サルヴァトゥス(アーティスト)
鈴木伸治(アーバンプランナー、横浜市立大学准教授)
フェルディアンシャ・タジーブ(リサーチャー)
黒瀬陽平(カオス*ラウンジ代表)
ほか

(画像上から:『黄金町バザール2011 まちをつくるこえ』ロゴ、小沢 剛《ベジタブル・ウェポン̶筑前煮-2/京都》2008、さとうりさ Risa Sato《Kohachi Infiorata》 photo:Yasuhiro Oga、スッティラット・スパパリンヤ《welcome to LOVE LINK DOLLS - Your Voice》2010、加藤 翼 photo:佐伯慎亮)

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