Serphの別人格「Reliq」始動、初音源は身体に作用するミニマル官能アルバム

電子音楽家・Serphの新プロジェクト「Reliq(レリク)」によるフルアルバム『Minority Report』が、11月18日にリリースされる。

東京在住の男性によるソロプロジェクトSerphは、ピアノと作曲を始めてわずか3年で完成させた1stアルバム『accidental tourist』を2009年に発表。ライブ活動を一切行わず、そのパーソナリティも謎のまま、2ndアルバム『vent』と今年4月リリースの『Heartstrings』が共にロングセラーを記録するなど、現在最も注目を集めているアーティストの1人だ。

今回始動したReliqは、ファンタジックな世界観が特徴のSerphに比べてミニマルでアブストラクトなサウンドが際立つ。エキゾチックなボイスサンプルとオーガニックなループを駆使し、ブレイクビーツや実験的電子音楽、様々なスタイルのダンスミュージックを取り込み、幻想的でありながらも身体的な官能性を持ち合わせた音世界を作り上げている。

なお、リリース元のnobleのオフィシャルサイトでは、評論家・野田努による同作の解説が掲載。また、10月14日にnobleからリリースされる澁澤龍彦の小説をモチーフとしたコンピレーションアルバム『Invisible Folklore』に、Serph名義で楽曲を提供しているので、こちらもチェックしてみよう。

Reliq
『Minority Report』

2011年11月18日発売
価格:2,300円(税込)
NBL-204

1. tea
2. vale
3. mini
4. radiator
5. rushhour
6. pan
7. gem
8. cafein
9. distance
10. continuity
11. catma23
12. feet
13. caprice

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V.A.
『Invisible Folklore』

2011年10月14日発売
価格:2,100円(税込)
NBL-203

1. departure / Serph
2. 蘭房 / 石橋英子
3. yummy dream / Gutevolk
4. Sky Liner / KASHIWA Daisuke
5. untitled poem114 / kazumasa hashimoto
6. distress / Ametsub
7. R.I.P. / world's end girlfriend

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(画像上:Reliq、画像下:Reliq『Minority Report』ジャケット)

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