チェルフィッチュが変化をテーマに『現在』を描く新作、キャストは女性のみ

チェルフィッチュの新作公演『現在地』が、4月20日から神奈川・横浜のKAAT神奈川芸術劇場で上演される。

岡田利規が主宰するチェルフィッチュは1997年に結成された演劇カンパニー。戯曲『三月の5日間』で『第49回岸田國士戯曲賞』を受賞するなど、高い評価を受けながら言葉と身体の関係性を軸とした方法論を用いて作品を発表し続けている。

『現在地』は、「今まで見たことのないものが作りたい」と語る岡田が「虚構性」という要素をできるだけ明確な形で導入した、変化をめぐるSFのような架空の物語になるという。さらに、変化への欲望、変化を拒む欲望、自分が愛着を覚える人々の決断に対して「それが確固とした意志によるものだ」という認識を持つプロセスなどが盛り込まれる予定とのこと。また、同作はチェルフィッチュ初の女性キャストのみの公演になるという。

同作の音楽は、チェルフィッチュと縁のあるサンガツが担当。なお、同公演は今後5月6日、7日に福岡・イムズホールで上演されるほか、海外公演なども予定されている。神奈川公演のチケット一般発売は2月25日からスタートする。

チェルフィッチュ
『現在地』

神奈川公演
2012年4月20日(金)~4月30日(月・祝)全10公演
会場:神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
作・演出:岡田利規
音楽:サンガツ
出演:
山崎ルキノ
佐々木幸子
伊東沙保
南波圭
安藤真理
青柳いづみ
上村梓

福岡公演
2012年5月6日(日)、5月7日(月)
会場:福岡県 イムズホール

(画像上から:チェルフィッチュ『現在地』チラシ、岡田利規 ©Nobutaka Sato、『三月の5日間』2011@kaat Toru Yokota、『ゾウガメのソニックライフ』2011@kaat Kikuko Usuyama)

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