被災地に建つ「みんなの家」から建築の可能性を見つめる、国際建築展の帰国展

『ここに、建築は、可能か:第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館帰国展』が、東京・乃木坂のTOTOギャラリー・間で1月18日から開催される。

『第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展』で金獅子賞を受賞した日本館を再構成した同展では、東日本大震災の被災地である岩手・陸前高田市に人々の集会場となる「みんなの家」を建設していくプロセスを紹介。「建築は誰のために、そして何のためにつくるのか」という建築のプリミティブな意味を問いながら進めていった約1年にわたるプロジェクトを詳細に紹介することで、建築の持つ普遍的な可能性を見つめ直す。また、同市出身の写真家・畠山直哉が撮影した震災前と震災直後、現在の陸前高田の写真も展示される。

同プロジェクトではコミッショナーである伊東豊雄のもと、乾久美子、藤本壮介、平田晃久ら3人の建築家が共同作業によって一つの建築をつくるという課題に挑戦。現在も地元住民の声を聞きながら、新たなコミュニティーとなる場の再建を続けている。会期中には、モデレーターの内藤廣らによるシンポジウムも開催される。

なお、これまで5つの被災地域で建設されてきた「みんなの家」に続いて、同展で紹介される陸前高田の「みんなの家」も、昨年11月18日に竣工。完成後の姿が写真によって紹介される予定だ。

『ここに、建築は、可能か:第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館帰国展』

2013年1月18日(金)~3月23日(土)
会場:東京都 乃木坂 TOTOギャラリー・間
時間:11:00~18:00(金曜のみ11:00~19:00)
休館日:日・月・祝日(ただし、3月11日は開館)
料金:無料

『シンポジウム:だれのために建築は建てられるのか―「みんなの家」から学んだこと』
2013年3月11日(月)18:30~21:00(開場17:30)
会場:東京都 千駄ヶ谷 津田ホール
出演:
内藤廣(モデレーター)
伊東豊雄
乾久美子
藤本壮介
平田晃久
料金:無料(事前申し込み制)

(画像上:陸前高田の「みんなの家」が立つ敷地 ©Naoya Hatakeyama、画像中:第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館 ©Naoya Hatakeyama、画像下:竣工後した「みんなの家」 ©Naoya Hatakeyama)

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