ユーモラスな物語で社会問題扱う『フランシス・アリス展』、都現美で2期開催

メキシコ在住のアーティスト、フランシス・アリスの展覧会『フランシス・アリス展』が、4月6日から東京・清澄白河の東京都現代美術館で開催される。

1959年生まれのフランシス・アリスは、メキシコをはじめとしてペルーやイスラエル、ジブラルタル海峡など、その土地の社会状況の寓意に満ちた作品を制作。「朝から晩まで街なかで巨大な氷を溶けるまで押し続ける」「竜巻の中へカメラ片手に繰り返し突入する」「拳銃を手にもって繁華街を歩いて警察に捕まる」 といった単純明快なシナリオで、ユーモアを交えながら社会問題を扱っている。

同展では2期にわたってアリス作品の全貌を紹介。6月9日まで行われる第1期では、メキシコで行った約15のプロジェクトについて、映像を中心に写真や絵画、彫刻を通して振り返ることでこれまでの表現活動を辿る。6月29日からの第2期では、ジブラルタル海峡で行った大規模な新作プロジェクト『川に着く前に橋を渡るな』 に焦点をあて、記録映像や絵画、ドローイング、インスタレーション、彫刻、写真など約140点が発表される。


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コチラのメールフォームから応募情報を入力の上、ご応募ください。当選は、招待券の発送をもって替えさせていただきます(ご応募いただいたメールアドレス(PCのみ)宛にCINRAのメールマガジンを今後お届けいたします)。(応募締切り:2013年4月17日)

イベント情報

『フランシス・アリス展』

『第1期:MEXICO SURVEY メキシコ編』
2013年4月6日(土)~6月9日(日)
会場:東京都 清澄白河 東京都現代美術館 企画展示室B2F
料金:一般1,100円 大学生・65歳以上800円 中高生600円
※小学生以下無料

『第2期:GIBRALTAR FOCUS ジブラルタル海峡編』
2013年6月29日(土)~9月8日(日)
会場:東京都 清澄白河 東京都現代美術館 企画展示室3F
料金:一般1,100円 大学生・65歳以上800円 中高生600円
※小学生以下無料
※第1期のチケット持参で割引あり

 

(画像上から:フランシス・アリス『トルネード』2000-10年、ミルパ・アルタ アクションの記録映像 Photo:Jorge Golem、フランシス・アリス『実践のパラドクス1(ときには何にもならないこともする)』1997年、メキシコシティ アクションの記録映像 5分 Photo: Enrique Huerta、フランシス・アリス『再演』2000年、メキシコシティ ラファエル・オルテガとのコラボレーション アクションの記録映像(2チャンネル)5分20秒 映像スティル、フランシス・アリス『愛国者たちの物語』1997年、メキシコシティ ラファエル・オルテガとのコラボレーション アクションの記録映像 24分40秒 映像スティル、フランシス・アリス『無題(コヨーテ、2006-08 年、「川に着く前に橋を渡るな」のための習作)』2006-08年 油彩、ろう画/木製パネルにカンヴァス)

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