金森穣率いるダンスカンパニーNoism、設立10周年記念の新作『劇的舞踊「カルメン」』

2014.05.26 Mon

ダンスカンパニーNoismの設立10周年を記念する公演『劇的舞踊「カルメン」』が、6月6日から新潟・りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館、6月20日から神奈川・横浜のKAAT 神奈川芸術劇場、6月27日に兵庫・兵庫県立芸術文化センターで上演される。

Noismはりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館の専属ダンスカンパニー。同館の舞踊部門芸術監督で演出振付家・舞踊家の金森穣によって立ち上げられ、日本初の公共劇場専属舞踊団として活動している。

NoismのメインカンパニーNoism1と研修生のNoism2が合同で上演する同公演は、金森が演出・振付を手掛けた「劇的舞踊シリーズ」の第2弾。フランスの作家であるメリメが19世紀に発表した同名小説やオペラ台本から創作されたオリジナルの物語と、ビゼーの組曲や交響曲から構成され、総勢20名のダンサーたちが集う舞台になるという。なお、今回はゲストとして奥野晃士（SPAC-静岡県舞台芸術センター）も出演。Noism作品に俳優が出演するのは、今回が初めてだという。衣裳を手掛けたのはファッションブランドのEatable of Many Orders、作中に登場する家具や小道具は近藤正樹、映像は遠藤龍が担当する。