蔡國強『アート・アイランド展』で火薬ドローイング作品と「架空の島」展示

2015.07.12 Sun

『蔡國強：アート・アイランド展』が、7月28日から東京・代官山のアートフロントギャラリーで開催される。

1957年に中国・福健省に生まれた蔡國強は、上海演劇大学で舞台美術を学んだ後に9年間日本に滞在。現在はアメリカ・ニューヨークを拠点に活動している。1999年に『第48回ヴェネチア・ビエンナーレ』で金獅子賞、2012年に『第24回高松宮殿下記念世界文化賞』を受賞した。

同展では、中国で仙人が住むと言われた島・蓬莱山をはじめとする「島」に注目。新潟・越後妻有里山現代美術館[キナーレ]で制作された「火薬ドローイング」の新作に加え、インターネット上に架空の島を描き出す作品が発表される。また、7月27日にはオープニングレセプションが開催されるほか、東京・代官山のクラブヒルサイドサロンでは、蔡と北川フラムによるトークが行われる。

なお、展覧会の収益の一部はユネスコ平和アーティストプロジェクトに寄付される。また、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]では7月26日から『蔡國強蓬莱山-Penglai / Horai』展が開催される。