武田五一の「建築標本」から近代建築を辿る展覧会 大正から昭和初期に収集

展覧会『武田五一の建築標本 ―近代を語る材料とデザイン―』が、6月8日から東京・京橋のLIXILギャラリーで開催される。

1872年に生まれた武田五一は、国会議事堂の設計などに携わった建築家。求道会館、光明寺本堂、桜宮橋といった様々な建造物の設計を手掛けながら、京都大学建築学科の創立者に名を連ねた。アールヌーヴォー、ウィーン分離派などの紹介も行なったほか、国内外の古建築や建築史教育にも注力した。1938年に65歳で死去。

同展では、武田が大正から昭和初期にかけて収集していたサンプルや資料を「建築標本」として紹介。コンクリート、ガラスといった建築素材や、ヨーロッパの装飾金具、色彩を重要視した武田の指導によって京都大学の学生が制作した色彩構成やスケッチ、受講ノート、武田自身の筆による講義ノートなど約100点が展示される。

会期中の6月27日には、京都工芸繊維大学教授の石田潤一郎による講演会を実施。詳細はLIXILギャラリーのオフィシャルサイトをチェックしよう。

イベント情報

『武田五一の建築標本 ―近代を語る材料とデザイン―』

2017年6月8日(木)~8月26日(土) 会場:東京都 銀座 LIXILギャラリー 時間:10:00~18:00 休廊日:水曜、8月11日~8月16日 料金:無料
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