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村上隆がキュレーション 陶芸と現代美術の関係性を探究する展覧会

『村上隆キュレーション 陶芸↔現代美術の関係性ってどうなってんだろう? 現代美術の系譜に陶芸の文脈も入れ込んで』展ビジュアル ©Lee Ufan ©Kishio Suga ©Kenjiro Okazaki ©Katsuhiki HIBINO
『村上隆キュレーション 陶芸↔現代美術の関係性ってどうなってんだろう? 現代美術の系譜に陶芸の文脈も入れ込んで』展ビジュアル ©Lee Ufan ©Kishio Suga ©Kenjiro Okazaki ©Katsuhiki HIBINO

展覧会『村上隆キュレーション 陶芸↔現代美術の関係性ってどうなってんだろう? 現代美術の系譜に陶芸の文脈も入れ込んで』が、8月3日から東京・元麻布のKaikai Kiki Galleryで開催される。

村上隆がキュレーションを手掛ける同展では、「もの派」「グラフィックアート」「生活工芸」をキーワードに、陶芸と現代美術の関係性を探究。出展作家には李禹煥、菅木志雄、岡﨑乾二郎、日比野克彦、中原浩大、安藤雅信(ギャルリももぐさ)、坂田和實(古道具坂田)らが名を連ねる。

会期中の8月19日には安藤雅信と村上隆によるトークイベントを開催。詳細はKaikai Kiki Galleryのオフィシャルサイトで確認しよう。

村上隆のコメント

2016年から、バブル崩壊以降の現代陶芸、しかも生活工芸系の陶芸を取り巻く環境を考えていて、ふとしたことに気がついた。今の生活工芸系の陶芸の始祖には、現代美術との絡みが関係しているんじゃないかと。
僕自身がデヴューする時に一番知恵を絞ったのは、自分らの立ち位置の呼称であった。それは「Superflat」として発明され、主にアメリカ現代美術経由で流布された。
現代美術の世界では1970年代の「もの派」があり、その前に50年代の「具体」「九州派」、60年代の「ゼロ次元」「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」「ハイレッド・センター」などがあった。しかし、「もの派」と「Superflat」の間の30年間には、これと言った呼称はない。あるとすれば、バブル経済の勃興と崩壊の間に無数に湧いた沢山のムーブメント達。
バブル発生時には、主に西武セゾン系の文化事業が圧倒的な経済力を推進力として、パルコのグラフィック展、セゾン美術館を形成するコレクション、そして展覧会の数々が沸いていた。呼称をつける間もなく、個々人が、各ムーブメントがはち切れんばかりにダッシュしていた。陶芸業界はバブル経済最盛期にはデパートや公募展を活動基盤にして、価格もmaxまで押し上げられた。そして崩壊直後の真空状態。この30年間に勃興したあれこれを羅列した時に見えてくる風景の中に、現代美術と陶芸との深い因縁が見えてくる。その因縁を思考し始めるきっかけとして、この展覧会を制作します。

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