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山崎賢人×松岡茉優が恋人役 又吉直樹の恋愛小説『劇場』が映画化

『劇場』
『劇場』

又吉直樹の恋愛小説『劇場』が映画化。2020年に公開される。

『劇場』は又吉による2作目の小説。劇作家を目指す主人公の永田と、彼に恋をし、必死に支えようとする沙希の7年間の恋を描く。

演劇に心身を捧げながら、実生活では社会や周囲の人間に協調できない不器用な青年・永田役を演じるのは山崎賢人。葛藤や迷いを抱えながらも永田を愛そうとする沙希役を松岡茉優が演じる。山崎は撮影前に何度も監督とエチュードを重ねて役作りを行ない、初めて髭も生やしたという。

メガホンを取るのは行定勲。山崎、松岡ともに行定監督とは初タッグとなる。脚本は『ピンクとグレー』に続いて映画では2作目の行定監督作となる蓬莱竜太が手掛ける。撮影は6月初旬にスタートし、下北沢を中心に都内で行なわれている。

山崎賢人は「自分にとってとても挑戦的な作品でしたが、以前からご一緒したかった行定監督のもと、今しか出せない自分のものを全部出せているのではないかと感じています」とコメント。

松岡茉優は「同い年の山崎賢人君とは実は昔共演しているのですが、直接一緒にお芝居するのは初めてです。永田と沙希について、撮影中何度も2人で話し合いました。2人とも脚本に心底惚れており、意見が違ったことはありませんでした」と明かしている。

また行定監督は「山崎賢人と松岡茉優という稀代の若く鋭い感性と共に、自戒を込めてどうしようもない男と女の在り方を映画として映し出せたらと思います」、原作者の又吉は「信頼している行定勲監督、そして山崎賢人さん、松岡茉優さんをはじめ、魅力的な俳優陣によって映像になることを嬉しく思っています」とそれぞれコメントを寄せている。

山崎賢人のコメント

初めて本を読んだ時、人としてダメな部分ばかりですが、表現者としてとても共感できる弱さを見せる永田をすごく魅力的だと感じました。
自分にとってとても挑戦的な作品でしたが、以前からご一緒したかった行定監督のもと、今しか出せない自分のものを全部出せているのではないかと感じています。
撮影を通して、とても魅力的な原作にさらに映画としての魅力を盛り込んだ作品になるのではないかと思っています。

松岡茉優のコメント

沙希役の松岡茉優です。
同い年の山﨑賢人君とは実は昔共演しているのですが、直接一緒にお芝居するのは初めてです。
永田と沙希について、撮影中何度も2人で話し合いました。
2人とも脚本に心底惚れており、意見が違ったことはありませんでした。
とても繊細な本で、私たちの演じ方が変わってしまうと、話の到着すら変わってしまいそうで。
行定勲監督が若い私たちを導いてくれました。
全国の恋する、愛する、はたまた情で離れられなかったり、何かのきっかけを失っているパートナー達が救われる映画になると思います。
完成を楽しみにしていてください。

行定勲監督のコメント

小説『劇場』はあまりにも身に覚えがある場面ばかりで胸をかきむしるような想いで読んだ。
私は又吉さんが書いた主人公がまとう空気をどうしても撮りたくなった。
ザラザラとした、夜が明ける頃に感じる切なくて淋しい空気を。
下北沢、渋谷、井の頭公園、そこかしこで錆つきそうな青春が吹き溜まっている。
山崎賢人と松岡茉優という稀代の若く鋭い感性と共に、自戒を込めてどうしようもない男と女の在り方を映画とし
て映し出せたらと思います。

又吉直樹のコメント

『劇場』という小説は、恋愛というものの構造がほとんど理解できていない人間が書いた恋愛小説です。
恋愛小説と呼べるものになっているかすらもわかりません。ただ、若くて未熟な二人がともに過ごしたどうしようもない時間を必死で書いているうちに、作家のわずかな能力を超えて濃密な風景が幸運にも立ち上がったと感じています。
ちょっと表現まわりくどいですか?「こいつなに一丁前に作家ぶっとんねん」と思いました?
でも、本心なんです。それくらい自分にとって、大事な作品です。
信頼している行定勲監督、そして山﨑賢人さん、松岡茉優さんをはじめ、魅力的な俳優陣によって映像になることを嬉しく思っています。
普通、原作者はシンプルな言葉で感謝を綴るくらいが丁度いいと思うのですが、思わず長文になってしまい恥ずかしいです。そして、言い訳しているせいで、より長くなってしまいました。すみません。
絶対観に行きます!

又吉直樹『劇場』(新潮社)表紙
又吉直樹『劇場』(新潮社)表紙
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