西川美和監督『すばらしき世界』にポン・ジュノ、尾崎世界観らが賛辞

西川美和監督の映画『すばらしき世界』に寄せられた著名人コメントが到着した。

2月11日から公開される同作は、佐木隆三が実在の人物をモデルに執筆した小説『身分帳』を原案とする作品。13年の刑期を終えた元殺人犯の三上正夫のもとに、三上の姿を面白おかしく番組にしようするテレビマンの津乃田と吉澤が現れるが、いつしか三上が彼らの人生を変えていくというあらすじだ。真っ直ぐな性格と憎めない魅力で周囲の人々と繋がっていく三上役を役所広司、三上がテレビ局へ送った刑務所内の個人台帳「身分帳」を手にする津乃田役を仲野太賀、三上が更生していく様子をテレビ番組にしようと近づく吉澤役を長澤まさみが演じる。

コメントを寄せたのは、ポン・ジュノ、本木雅弘、小泉今日子、YOU、角田光代、操上和美、尾崎世界観(クリープハイプ)、倉本美津留、宇野維正、久米宏。発表とあわせてポン・ジュノのコメントが挿入されたショートバージョン予告編が公開された。

ポン・ジュノのコメント

私たちが生きるこの世界は、適応すべき価値がある場所なのか?と突きつけられた。とにかく実に深く、遥か先まで進んだ映画だ。

本木雅弘のコメント

幸福と鉛とを交互に飲み込む西川さんの作品には、他にはない滋味深さがある。
現実を転写したスクリーン上にみるみる零れる切なさと愛おしさ、、、
観るべき、知るべき、この“すばらしき世界”

小泉今日子のコメント

誰かが空を見上げ、美しいと感じる瞬間がある。
その瞬間の空には、わたしを含め個々の行動が反映されているのかもしれない。
素敵な映画でした。

YOUのコメント

右手に 柔らかく 包み込まれた秋桜が
優しい色で 尊くて
あぁ 人と交わした 証って
きっと こういうものかなぁ って
慎ましくて じゅうぶんにあたたかくて
嘘がなくて

角田光代のコメント

ただしいもまちがいもない、このようにしか生きられないひとりの人の姿が在る。
その静かな重みに圧倒される。

操上和美のコメント

生きることは自分の性との戦い。
夢、希望も絶望もすべて捨て
今を生きる役所広司が圧倒的に光る。

尾崎世界観(クリープハイプ)のコメント

ころころと変わる主人公三上の表情が、季節みたいだった。
それを観てる自分も、脱いだり着込んだり
傘をさしたり、忙しくて楽しかった。
終盤、走っている三上を見て、笑いながら泣いた。
こんな風に、祈るような気持ちで映画を観たのは初めてだった。

倉本美津留のコメント

人はいくつになってもやり直せるのか?
いくつになっても成長できるのか?
答えはYESである。
たとえこの映画の主人公のような人物でも。
自分の心との戦いから逃げなければ。

宇野維正のコメント

「役所広司×西川美和? そんなの傑作になるに決まってるじゃん」という期待を遥かに超えてきた。
清と濁。重さと軽さ。笑いと涙。
実話を超える映像と物語の力。すべてがあった。

久米宏のコメント

小学生の頃から映画館に入り浸っていました僕に言わせると
入れ墨の人物が出てくる映画は面白いです。
「すばらしき世界」とは映画の世界だと理解しています。

作品情報

『すばらしき世界』

2021年2月11日(木・祝)から全国公開
監督・脚本:西川美和 原案:佐木隆三『身分帳』(講談社文庫) 出演: 役所広司 仲野太賀 六角精児 北村有起哉 白竜 キムラ緑子 長澤まさみ 安田成美 梶芽衣子 橋爪功 配給:ワーナー・ブラザース映画
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