在日インド人監督の映画『コントラ KONTRA』に伊藤沙莉、行定勲らコメント

映画『コントラ KONTORA』の著名人コメントとティザー予告編が到着した。

『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 2020』国内長編コンペティション部門優秀作品賞などを受賞し、3月20日から公開される同作は、「車の事故で家族を亡くしたある男性が、過去に戻ろうと後ろ向きに歩き出した」という記事から始まった作品。祖父の第二次世界大戦時の日記に遺された宝の探索を試み始めたソラが、突然無言で後ろ歩きをする男と遭遇したことから物語が展開される。高校生のソラ役に円井わん、ソラの父親役に山田太一、後ろ歩きをする男役に間瀬英正がキャスティング。インド出身で日本をベースに活動するアンシュル・チョウハンが監督と脚本を務めた。山田太一は、ロケ地の提供、制作費のサポートなど、チョウハン監督のクリエーションを公私にわたって支えている。

コメントを寄せたのは、伊藤沙莉、マイク・ニューウェル、行定勲、暉峻創三、アダム・トレル、杉本学子、近森基、吉泉聡、嶌村吉祥丸、Naomi、池貝峻。

モノクロームで構成されたティザー予告編はチョウハン監督が自ら手掛けたもの。後ろ歩きをする男の姿や、銃声のようなものが響くシーン、「時空を逆走する男。神の使徒か、遺恨の亡霊か。」というコピーなどが確認できる。

今回の発表とあわせて、渡辺純がデザインを担当したポスタービジュアル2種が公開。「叫び、もがき、時空を超えよ。」というコピーなどが添えられている。

伊藤沙莉のコメント

説明がつかない。言葉にならない。

マイク・ニューウェルのコメント

「幾重にも折り重なった素晴らしい物語構成」と「真の映画体験」と。

行定勲のコメント

息苦しさを緩和する幻惑する音楽に誘われる予測不能な物語。

暉峻創三のコメント

なんと壮大で挑戦的な作品だろう。

アダム・トレルのコメント

『コントラ』は今年日本映画のベスト10は間違いない!
パワフルで感動的で考えさせられる映画。

杉本学子のコメント

映画なのに、演劇のようで。その戯曲は、崇高なダンスのようで、古典と現代劇をうまく交差させていた。

近森基のコメント

どこにでもありそうな日本の田舎の情景が、別世界のように見えてくる。にもかかわらず、自分の中の何かとコネクトしている感覚がじわりと残る。

吉泉聡のコメント

変わらず日常にある日本的な鬱屈と重さ、そこに切り込む奇妙で唯一無二な世界観に魅了された。

嶌村吉祥丸のコメント

家族関係から戦争や日本の体制まで描かれた今作は狂気的でもあり、美しい物語だった。

Naomiのコメント

冷たくて暖かい、暗くて明るい、夜明けの晩のような世界。
止まない憂いは、少女を大人にする。

池貝峻のコメント

“美しい”田園風景とコントラストを描くように、過去や負の感情と上手く向き合えない我々の不器用さと残酷さが暴かれていく気がします。アンシュルの羨望でも投影でもない、日本への静かな目線を僕らは受け止めないといけないと思う。

作品情報

『コントラ KONTORA』

2021年3月20日(土)からK's cinemaほか全国で順次公開
監督・脚本:アンシュル・チョウハン 音楽:香田悠真 出演: 円井わん 間瀬英正 山田太一 清水拓蔵 配給:リアリーライクフィルムズ、Cinemaangel
  • HOME
  • Movie,Drama
  • 在日インド人監督の映画『コントラ KONTRA』に伊藤沙莉、行定勲らコメント

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて